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ものを書くこと(ライター&創作)

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ライターであり、創作活動(アマ)をしているわたしの「ものを書くこと」関連のnote。
運営しているクリエイター

2020年4月の記事一覧

「読んで」って、いつも言えなくなってしまう私だけれど

「読んで」って、いつも言えなくなってしまう私だけれど

昔むかし、わたしにとっての読み手は妹でした。その頃に書いていたのはルーズリーフ。読み手は妹ただひとり。どこに出すわけでもなく、中学生頃までのわたしはただただ書いていました。

中三の秋、文化祭に行った高校で手に取った文芸部誌。そこに書かれていた小説や短歌の数々にすっかり魅了されたわたしは、当時の偏差値では無理めも無理めだったにも関わらず、その高校を第一志望に。

結果、志望校に入学。はじめて妹以外

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話しながら探る、自分の生き方。

話しながら探る、自分の生き方。

好きな場所が、いくつかある。そのうちのひとつが、昨年2度訪れた長野県根羽村だ。

1番下の写真は、ちょうど一年前頃のもの。たけのこの大きさに面食らった思い出。

根羽村には、宿泊できる古民家「まつや邸」があって、訪れるときはそちらを利用している。

そんな「まつや邸」を運営しているご夫婦が、「オンライン移住相談」を始めている。「活動内容をnoteにまとめたい」とのことで、ささやかながら協力させてい

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「特別」がはらむ残酷さと、熱くなく冷たくもない「当たり前」と

「特別」がはらむ残酷さと、熱くなく冷たくもない「当たり前」と

途中で放ったらかしにしている無料ブログがふたつある。ひとつは高校時代から23歳で結婚する前あたりまで書いていたもので、もうひとつは結婚してから働き始める数年前まで書いていたものだ。

そういえば、あの頃って何を考えていたんだろうなあ。そもそも、書いていたのだろうか。ふとそう思って、9年前の3月4月頃のブログを漁ってみた。

数本だったけれど、書き残されていた記事を読む。「パンやインスタントラーメン

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名のある日記帳から、名のないnoteへ

名のある日記帳から、名のないnoteへ

「こんなことを考えています」と書きはじめたのは、小学校一年生のこと。

本来は日記である「あのね帳」に、途中から「しぜんはたいせつ、しぜんをまもろう」と連載スタイルで毎日書き綴ったのが最初だ。

読書感想文も、感想というよりも小論文のようで、子どもらしさはあまりなかったかもしれない。幸いだったのは、「意見します」といった可愛げのないスタンスの文章も、先生方がおもしろがって受け入れてくれていたことだ

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我思い書く、ゆえに我あり

我思い書く、ゆえに我あり

夫の仕事が当面休みのため、言ってしまえばこれまでより時間・体力的には楽なはずの外出自粛期間。(ふだんは90%以上ワンオペ)にもかかわらず、妙に疲れるし夜は眠いし、これは単にホルモンの時期によるものなのか、本当に疲れているのか、自分でもよくわからない。

ただ、書くときの集中力は何となく減だ。いや、確かに減だ。能率が悪くなっているなあと思う。割とインドアで出不精なわたしですらそうなのだから、もともと

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わたしの「聞いて・書く」、何かお役に立てませんか

わたしの「聞いて・書く」、何かお役に立てませんか

非常事態が起こると、いろいろな人が自分にできることを探しては、時に「自分には何もできない……」と無力感に打ちのめされる。そんな姿を、これまでも何度も目にしてきました。

2011年の震災のあとには、個人的に好きで読んでいたブログを書かれている人たちの多くが、上記のような状態に陥っていました。節電する必要性が叫ばれていたし、「楽しいことは自粛すべき」といった雰囲気もあったから、いくつものブログが「更

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そこで、ただ光っていて

そこで、ただ光っていて

震災とか、台風とか、何か社会を大きく揺るがすような出来事が起きると、一気に「何かいいことを言わなきゃ」「励ましになるようなことをやらなきゃ・発信しなきゃ」といった類の言葉が増える、気がする。

それは今の情勢でも同じことだ。猫も杓子も表現する側になれる時代だからこそ、顕著なのだろうとも思う。

「何か自分にできることを」となるのは何らおかしなことではない。わたしも模索している。自分のやるべきことを

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自宅仕事の三種の神器、わたしの場合。

自宅仕事の三種の神器、わたしの場合。

在宅でのリモートワークをすることになった人に向け、「できれば机を用意したほうがいい」「椅子への課金を勧める」「モニターがある方が負担が軽い」といったアドバイスを多くTwitterやnoteで見かけるようになった。

わたしはフリーランスのライターだから、仕事場は自宅かカフェ(orファミレス)だ。たま~にコワーキングスペースを利用することもあるけれど、本当にまれ。そして、今は外出を控えているので、も

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