2024年3月15日 3月も折り返し
3月も半分過ぎました。
3月は、2月より、すぎていくのが早いと感じます。
もう半分過ぎてしまいました。
とはいえ、同じように、素早く過ぎていた1月までのスピードとは全く違います。
1月までは何が何だかわからないまま、進んでいく感じ、
3月は軽く確認作業をした上で進む感じです。
3月は確固として過ぎ去っていくのです。
例えるならば、1月は、手ブレがひどく、ちゃんとした形が写っていない、ペットの写真のようです。
あれが犬なのか猫なのか、本当は模様があるのかどうかもよくわかりません。
とにかく何かがいて、激しく動いていることだけはわかります。
その写真をフラッシュカードのようにどんどん進めていかないといけません。
何が起こっているのかはわからないけど、
とりあえず、止まらないことだけを意識していました。
3月の今は、1コマずつ進みます。
目の前のベルトコンベアーが動いていて、
そこには包み紙の上に置かれた箱があります。
規則的な動きで、
その箱を包んで、次に流さねばならないのです。
がしゃこん、という音とともに、
包み紙の上に箱が置かれたものが流れてきて、
3秒以内に包まないといけないような…。
畳んで、包んで、ひっくり返して、流す。
がしゃこん。
畳んで、包んで、ひっくり返して、流す。
がしゃこん。
畳んで、包んで、ひっくり返して、流す。
それが何かを考える必要はありません。
畳んで、包んで、ひっくり返して、流す。
頭の中のベルトコンベアーは流れ続けています。
やるべきことを淡々とこなしていって
年度内の仕事を終わらせることに集中する時期ということでしょうか。
仕事が多いということだけが理由ではありません。
気を緩めると、思いもかけない気持ちが溢れ出そうだからかもしれません。
インフルエンザや新型コロナ感染症に加えて麻疹(はしか)もはやっているようです。
今、感染症にかかるとこのリズムが壊れてしまいそうで恐ろしいです。
「健康に気をつけて仕事と家事をやってく」
それだけで、結構、忙しいもので、
大人として生きていくというのは結構大変だなぁと思います。
3月にやろうと掲げたことはまだ半分もできていません。
目の前を流れるベルトコンベアーを、追っていくので精一杯なのかもしれません。
さて、
今日の夕暮れはあまりにも明るい、春の空でした。
「春だ」と声に出してしまったほどの、空でした。
どこまでも薄青の空が広がる中、
降り注ぐ淡い黄色の光が少しずつ、
オレンジ色になっていきます。
空気が澄んでいて
ほぼ風はなく、気温は快適な温度です。
このままずっとどこまでも歩いていけそうな風景です。
どこか遠い異国、そう北欧の空も
こんな感じなのかもしれないと、しばらく空を見つめました。
何度も見ている空なのに、と思います。
ここ数年の春を思い出そうとして、
結局、大したことは、何も思い出せず、自分が過去の自分とは既に違う生き物になり変わっていることを自覚しました。
それと同時に、
自分が変わらず自分であることも。
明るいまま、暮れていく春の夕暮れ、
そのあんまりの美しさに
妙に感傷的になりました。
春は良くも悪くも、感情を揺さぶるのです。
その延長線で、
これから来る変化が結局起こらないのではないかとか、
しばらくしたら撤回されるのではないかなどという
甘い考えが頭を掠めました。
いやいや、
「これから起きる変化がそんなに甘いわけがない」と、かぶりをふります。
全てを新しくする、それくらいの気持ちでいた方が良いのです、多分。
残しておけるなんて思わない方がよいのです。
実は、3月に入って、
長年あった体の不調が、
ほぼ改善されました。
仕事や生活をするのに差し障りがある不調ではありませんでしたが、
長く服薬もしていました。
ずっと以前のまま変化なしか…と思っていたのですが今月に入って、心身ともに楽になりました。
ささいな不調でも、なくなると生活は変わります。
これまで結構、無理していたのだなぁとも再確認できました。
ですから、
せっかく良くなった体調を崩さないようにすること、
それが2024年度、1番の目標です。
そのためにも、あと半月は、やるべきことを続けます。
がしゃこん。
畳んで、包んで、ひっくり返して、流す。
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