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2024年8月20日 筋肉痛と人生の目的

深く眠れなかったので
妙に苛立つ気分の目覚めでした。
どうして深く眠れなかったのか、と目覚めてから
ぼんやり考えます。
さほど遅くまで起きていたわけではないしと
思いながら、コップにお茶を注ぎ、
妙に重たいということに
気づきます。
麦茶ポッドが重いというのもあるでしょうが…
これは、筋肉痛です。
動かしてみると鈍い痛みがあります。
うん、とても、痛い。

身体が痛いと睡眠が浅くなるのは、
腰痛で体験済みですが、
それにしても痛いというか重いのです。
あと、何だか、熱いような、
熱を持っているように感じします。
寝苦しいような気がしていたのは、これが原因だったようです。
痛さを回避しようと布団の上でぐるぐる回転していたのか、
夏用のタオルケットが離れたところに、
ずり落ちていました。
面白いことに、脳は「筋肉痛」とは認識せず
何かひどく不快なことが起こっているとだけ
捉えていたようで
見ていた夢の中では筋肉痛は起きていませんでした。
ただいいところまでくると絶妙に不快で
せねばならぬことがたくさんある夢でした。

痛みで思考がまとまらないので、
ロキソニンテープを貼り、保冷剤で冷やすとかなりマシになりました。

痛みは熱さを伴い、重たさを持ち寄り
そして、思考をかく乱するのです。
それがもとは健康のために行った運動の結果だとしても。

何でもほどほどにするというのは難しいものです。
取り組む前にはあんなに嫌だったのに、
ジムにたどり着いて、マシンに座ってしまうと、
「せっかく来たら元を取らなくては」と思ってしまう、
貧乏性な考えが情けないです。
貧乏性というか、染まりやすいというか。
人間はかけた時間や手間を考えると
「ほどほどにする」という選択肢をとるのをためらうようです。
こうして考えてみると筋トレも
健康のためだけでなく、ギャンブルと同じように
「はまる」という要素があるのかもしれません。

健康のためだったはずが、こうして「無理にでもやる」になり、
怪我や病気につながるのだろうと思ったりしました。

やはり毎日ジムに通うなら、メニューは軽くするとか
部位ごとに分けるとかが必要なようです。
もしくは、日をあけるかですね。

運動ひとつとっても、このように、ちょうどいい状態を探すのに
試行錯誤しなくてはならないわけです。
人生ってなかなか手間がかかるものだ、と思います。

この人生が「ゲーム」だとすると、
やることとパラメータが多く、
個体値に差があり、
理不尽で、保存も出来ない、非常に難しいゲームというわけです。
健康のパラメータをあげようと思って
ジムに数時間入れて置いたら、パラメータが上がるかと思いきや
筋肉痛と体温上昇で睡眠と体力のパラメータが下がるわけですから。
何といっても、このゲームには保存ができず
ゲーム実況動画やゲーム攻略サイトのような、攻略のためのツールが少ない点が難易度をあげています。
攻略のためのツールは、歴史や本、他人との交流から得られることはあるのですが、
ゲームの難易度やキャラクターの個体にかなり差があるので
丸ごと真似をするわけにはいかないのです。
有名な人の助言が、そのまま、自分にとってぴったりであるわけではないですから。
その上、このゲームは途中までは時間経過でレベルやパラメータが上がりやすくなりますが
ある一定の時間経過後は、何もしなくても、いや、むしろ、何もしないと
レベルやパラメータが下がっていくこともあります。
老化です。
以前に、バイオハザードシリーズのプレイ動画を見ながら、
「ゲームの主人公はトイレに行かなくてもいいし、眠くならないのいいな」と思ったことがあるのですが、
老化もなさそうに見えます。
老化という他の能力に大きく影響を与えるパラメータがいきなり出現するゲームってあるのでしょうか。
老化って消えず、増えていく毒ダメージのようなものだなぁとこうして書いてみて思います。
人生が一番難しいゲームです。

その上、人生の目的やゴールはゲームほど明快ではありません。
パラメータやレベルをあげれば勝ち
魔王を倒したら勝ち、
敵の組織をせん滅したら勝ち、
お金を儲けたら勝ち、
卒業出来たら勝ち、
結婚出来たら勝ち、
子どもが出来たら勝ち、というものでもありません。
目的自体、人それぞれ違う可能性もあります。
そういえば、占星術ではそういう考え方をします。
出生図(ネイタルチャート)の太陽がその人の目指すものだと。
筋肉痛にうんうん唸りながら、
自分の人生の目的は何だろうと
考えてみましたが、
結局は
痛みにまけて、どうでも良くなってしまいました。
筋肉痛がもう少し良くなったら考え直そうと思います。
やっぱり、思考は身体に勝てないようです。




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