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旬を食べたがる身体について

私、畑はじめてまだ2年目ですが、去年以来、自分の中で不思議な変化を体験しました。冬になると夏野菜に興味がなくなり、夏になるとまた自然に食べたいと感じるようになるという…

それに気づいたのは、確か去年、茄子の収穫が完全に終わった頃。スーパーなどで茄子やきゅうりを見ても、全然そそられず毎回素通りするようになっていました。

夏に散々食べたからなのかと思ったのですが、去年きゅうりはほとんど育たず収穫が3本くらいで終わったことを考えると、食べ過ぎて飽きた訳じゃないなと。

で、今年のゴールデンウィークあたりから、またきゅうりが食べたくなり、茄子もたまに買うようになりました。

そして今、ズッキーニは毎日のように収穫できていて、やっと茄子ときゅうりが実りはじめると、毎日食べても飽きません。たまに家庭菜園で一気に同じものばかりが実るとそればっかりで飽きるという話も聞きますが、飽きませんね。毎日美味しい。

これは昨日収穫した巨大ズッキーニの一部を使ったカオス炒め。ズッキーニ以外には、今日、脇芽かきしたトウガラシの葉、モロヘイヤのほか、キムチトウガラシ、プチトマト、雨で割れた中玉トマト、そしてレンズ豆のスプラウトをオリーブ オイルと塩だけで炒めたもの。レンズ豆は買ってきたものを発芽させただけですが、他はすべてうちの畑から来た野菜です。

見た目はイケてないけど、美味しい。あの巨大ズッキーニ、大味かと思いきや、他の株から採れる実よりも味がしっかりしていてめっちゃ美味しい。あとは、今この瞬間に採れたものを、テキトーにアレンジして食べるというのが楽しいです。

これは山科ナスと真黒ナスのぬか漬け。畑の茄子は絶不調なので、朝にプランターから収穫したものです。

今年は種を取りたいので、すべて固定種の野菜を育てていますが、この山科ナスはそこそこレアなんじゃないかな。京都でも、今はほとんど栽培されなくなった伝統野菜ですが(京山科ナスという品種改良されたものが出回っているらしい)、それを浜松で育てています。

で、話は戻りますが旬に身体が連動していく感じというのは、なんか面白いです。実際のところは何がその要因なのかわかりませんが。でも、身体を冷やす野菜と温める野菜があると考えると、旬に馴染んでいくことは自然の理にかなっていて悪くないでしょうね。動物なんだし、人類も。

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