【イベントレポート】青森ゆかりのみオンラインvol.1<三八地域>後編
前編に引き続き、先日のオンラインイベント青森ゆかりのみオンラインvol.1<三八地域>のトークの一部をご紹介していきます。
今話題の小話
みなさんも年末年始の大雪には悩まされたかと思います。やはり新聞などで取り上げられ、大きな話題となった除雪の話も登場しました。地方によって天候差が激しい青森県。最初にお話したように今年は八戸市でも大雪となり、道路状況が悪く除雪についての苦情が市には多く寄せられたそうです。青森市などでは除雪がとてもきめ細やかに行われ、いくら雪が降っても街中の道路状況が悪くなることはあまりないそうです。同じ三八地域でもお隣の階上町では普段から八戸より雪が多く、やはり除雪の体制も整っているそう。大雪に慣れていない八戸市。除雪も大変かとは思いますが、やっぱりできれば走りやすく安全な道路であって欲しいと思ってしまいますよね。
地域活性化に尽力する人々
栃木ゆかりのみを開催している永井さんから、青森で地域のために今頑張っているまちづくり団体・力のある民間団体にはどんなものがあるかという質問をいただきました。八戸在住でご自身も地域のために尽力されている方からお話を伺うと、やはり津軽と南部での文化の違いが大きく青森県全体を対象に活動している団体は少ない印象があるそうです。まちづくり団体はそれぞれ点在してあるものの、横の繋がりは少ないという意見も。三八地域では現在、行政が積極的に各市町村だけでなく三八地域全体での地域づくりを進めています。東京で移住相談を行っている方からは、IT業界に携わる人々がI・Uターンをした人同士で集まって活動しているといった情報が。また飲食店を営む方からは30~40代の中心街飲食店経営者たちがとても仲が良く、Good Time Foodsというグループを作り中心街に新たな客層を生むための活動としてマチニワで飲食店主催のイベントを開催しているとの情報もいただきました。来月からは八戸ブイヤベース2021も始まるそうで、八戸の飲食店の盛り上がりにも注目です。そのほかにも三八地域だけではなく、他の地域で活動されている方々のお話をしてくださったり、みなさんたくさんの情報交換をしてくださいました。
地域の悩みや疑問を共有し、解決策をみんなで考える
これまでいくつかのテーマをあげて話し合い、様々な情報をお互いに共有することができました。しかし、地域の課題を見つけることもよりよいまちづくりのためには重要なことです。ゆかりのみも残り数十分。今回は参加者の一人にあげてもらった「地元にいても地元の情報を得ることができない」という悩みについてみなさんで話し合い、解決策などを考えました。三八地域に住む人々からあがったのは、地元の情報がなかなか自分にも入ってこないという共感の声。イベントなどの情報提供がそもそも遅いのではないかということや、開催したという事後報告ばかり目に入るということ。参加者の中に行政に関わっている方がいらしたため、その方からも現状をお聞きすることができました。SNSが普及した現在でも未だに三八地域の情報提供は紙媒体の方が強い状況にあるそうです。SNS導入も進んではいるようですが、それが浸透せず生かしきれていない現状があります。また住民のインターネット普及率やスマホ所持率も全国に比べて低く、情報が知れ渡らず、発信する側もどこまで情報が伝わっているのか把握することが難しいそうです。
すぐに私たちができる解決策としてあがったことは、行政に関わっている方のFacebookなどSNSをフォローすると情報を得やすいということや、新聞社のラインニュースを見てみることなどがあげられました。また自由に発信できる立場である私たち海猫ふれんずがイベント情報などを積極的に発信してみては?という嬉しい意見も。
メディアをどう生かしていくか。情報を発信する側と受信する側、どちらにとっても課題となっていきそうです。
青森ゆかりのみを終えて
今回初開催となった青森ゆかりのみですが、みなさまいかがでしたか。
機材トラブルもあり、音声が途切れてしまったり、雑音が入ってしまったりもあったかと思います。まことに申し訳ございませんでした。拙い進行となってしまいましたが、参加者のみなさまのおかげでとても有意義な青森トークができました。本当にありがとうございました。
また今回、私たち海猫ふれんずは進行に必死でチャット画面の対応ができず……。しかしみなさまチャットでも互いの意見交換や、なかにはURLを提供し情報を共有してくださる方もいて、チャットの方も大変大盛り上がりで貴重なお話がたくさん詰まったログが完成しました。
初開催ということで、今回はとても地域活性化・まちづくりに関心があり熱量が高い方々が参加してくださいました。特に県外や津軽・青森市から見た三八地域について聞くことができる機会は今まであまりなかったので、とても貴重な意見を知ることができとても嬉しく思います。海猫ふれんずも今回のトークで得られた情報を生かし、これからも八戸圏域を中心に、また八戸圏域だけではなく青森全体の情報発信をしていければと思っております。
最後に
今後、機会がありましたら第二回・第三回とゆかりのみを行っていく予定です。その際にはまた今回のように熱いまちづくりトークをしたり、地元に関する悩みを参加者全員で解決に向けて考えてみたり。今回のトークで県内の繋がりが弱いことが発覚した青森県、ゆかりのみという場を利用してお互いの地域について情報共有していけたら嬉しいです。青森県出身・在住の方、青森県に興味がある方、青森県が好きな方、移住してみたいと迷っている方などたくさんの方々の参加を私たちはお待ちしております。
なつめ