★27 誰も教えてくれない煽り運転の真実
みなさんこんにちわ。大学院生の宇海です。今回は厳罰化した煽り運転の話をまたしていきたいと思います。
ただ今回は法律うんぬんではなく、被害者が明らかに煽り運転の原因になってしまっているパターンを紹介します。
当たり前なのに皆守らない、ニュースや記事に一度も取り上げられない煽り運転の原因があるのを皆さんはご存知でしょうか?
煽り運転の法律が生まれ煽り運転の危険性が表面化したのは東名高速道路の煽り運転による夫婦死亡事故と言われています。この事件はPAで被害者(故)が加害者に駐車違反を注意をしたことが原因になりました。
正義感が生んでしまった悲劇とも言えますよね。ある記事や報道では「被害者が注意しなければ事故は起きなかった」と語るコメンテーターもいました。ただ私は正義感のある被害者さんが正しいように思えます。間違いは間違いですから。
こんな感じに煽り運転にもいじめ問題と同様、「被害者側に原因がある」と焦点が向けられることが多いです。この場合はさらに加害者が駐車違反していたから原因の原因も存在していたことになります。
そんな中、常識なのにニュースや記事に一度も取り上げられない煽り運転の原因があるのを皆さんはご存知でしょうか?
まず運転される方に質問です。最近運転していなくても自動車教習所で習ったことを思い出して貰っても構いません。
免許を持っていない人は知り合いの車に乗せて貰ったときのことを思い出して一度考えてみてほしいのです。
「片側2車線の道路を走る時どちらを走っていますか?」
正解不正解を聞く前に、私の個人的な答えを言うと「右側の追い越し車線を走る」と言うでしょう。
理由は簡単、
①車が前にいないから走りやすい。
②左側の走行車線はバイクが走っている。
③走行車線は脇の建物から車が出てくる。
④走行車線は左折する車がいると、スピードを下げる又は停止しないといけない
⑤走行車線は歩道が近く怖い
大抵はこんな感じだと思います。ただこの理由は自動車教習所で学んだことに反しているのです。だから私もこれを知ったときに考えを改めようと思いました。
基本的には走行車線(左)と追い越し車線(右)があった場合は走行車線を常時走行しなければならない。前の車に追い付いて抜きたい場合のみ追い越し車線を使う。
これがルールです。それを教習所で習ったにも関わらずなぜ追い抜き車線ばかり人は走ってしまうのでしょう。追い抜くほどのスピードで走っていないのにも関わらず何故追い越し車線ばかり悠々と走っているのでしょうか?右折したいから早めに追い越し車線を走っていたいと思っているのでしょうか。
ただそれが右折する必要のない高速道路で当たり前に起こっているのです。何故か走行車線の車と同じスピードで走る、それこそが煽り運転の原因なのでは無いかと思うのです。
例えば片側2車線の高速道路の速度規制を時速80キロとします。トラックが80キロで走行車線(左)を走っているとして、追い越し車線に同じく80キロで走る軽自動車がいたとします。
この2台は並列して走っているため抜くスペースがありません。この時、追い越し車線の後ろから時速100キロのスポーツカーが走ってきました。
このスポーツカーは抜きたいのに抜けれません。そして軽自動車もトラックも規定速度以上は出したくないのかそのまま並走を続けます。
さてスポーツカーの人はどうなるでしょうか?
お分かりですよね。イライラが溜まってきて煽り運転が始まるのです。
軽自動車がトラックを抜く、またはスピードを落としてトラックの前後に(走行車線に)移動するのが、この場合の最善手となります。なのに何故かそれをしない。
遅い車は追い越し車線を走らないでほしいと思うのに、いざ自分が運転すると追い越し車線を遅く走ってしまうんです。
と、いうように最近の人たちは「追い越す目的が無い」上に「スピード(速度)が遅い」という追い越し車線のタブーを無意識でしてしまっています。
これは当たり前なのに出来ていないし誰も気付こうとしないためニュースにも取り上げられません。もし心当たりがあれば意識して走行車線を使うようにしてみてください。
ちなみに私は追い抜いたら走行車線に頻繁に戻るようにしています。ウインカーを何度も電灯させなくてはいけないので面倒かもしれませんがこれも道路のルールなんです。一度に多くの車を抜きたい場合は追い越し車線をずっと走るかもしれませんが急ぐ必要の無いときは基本的に走行車線を走るよう心がけています。
あまり無いですが3車線の場合は左と真ん中は走行車線、1番右側だけ追い越し車線と覚えておいてください。
最後にもし、片側1車線の場合どうするのか?について私なりの答えを言います。
もし自分の前に車がいない場合
→自分のスピードが遅いと認め、路肩側にスピードを落とし抜いて貰う。それか自分が速度を出し後ろに迷惑をかけないようにする。
もし前の車、前の前の車が遅い場合
→これは諦める。自分がイライラしてはいけません。もし道路のセンターラインが破線ならば遅い車を抜けば良い。自分の後ろの車がさらに速い車なら抜かせてあげましょう。
黄色の線なら追い越しは禁止です。これはもう前の運転者さん次第です。イライラせずに我慢する。それしかありません。
ということで交通ルールはしっかり守るようにしてくださいね。
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