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心がほんのり涙するとき (oto-no-mae 音の前)

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スタートラインに立てるまで、ちょっぴり涙した出来事を綴りたい。 ちゃんと傷つきたい、今に向き合っておきたい。 振り返ったときにそれらが糧になるように。自分の音になるように。
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自分を生きるってなんなのだろう

やっと前に進み始めたのに、「不安」ばかり目について歩みが止まってしまう。
ここのところ、そんな感じで眠りも浅くて悪夢が続いているし、体調も崩しがちだった。

周りからはこんなことを言われている。
「もう、誰かのために生きないで、自分のために生きなよ。」「これからは前を向くだけだね。」「幸せになってほしいよ。」
私は十分幸せで、自分のために、生きてきたつもりでいたのだけれど、私のやってきたことを説明

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家族とは

いったい、何者なのか。

家族というワードが独り歩きしているように思えてしまうのは私が歪んでいるからなのか。
家族の団欒だとか、家族だから支え合うとか、家族は大事だとか、とても遠くにある気がするのは何故なのか。

小さい頃は家族が居場所だったけれど、大きくなるにつれ、そして、大人になり新しく家族をつくっていくにつれ、最初の居場所だったところがとても歪でそこに浸りたいとは思わなくなった。

自分とは

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嬉しくて

幸せで

涙を流す回数の
なんて多いこと

今日はこころが揺れやすいのかな

止まらないよ

たからもの

たからもの

お気に入りの音楽をかけて街を歩く。

あたりはもうすっかり暗くて冷たい空気が手にしみる。

もう師走だからかな
ひとりでいると一年を思い出す。

一年だけではない。
一緒になって過去のことが次から次へと走馬灯のように蘇る。

後悔という感情は無いものの
悲しみや虚無感などのネガティブな感情と
ぬくもりや生きる歓びというポジティブな感情が
ぽつり、またぽつりと浮かび上がってくる。

まるで冬の夜空を

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運命というものがあるのなら

運命というものがあるのなら

冷たい雨がぽつりぽつりと波紋を描き
彩り豊かな紅葉が白い空のキャンバスに世界を描いていた

3度で上から降りてくるそのピアノの音たちはまるで紅葉が舞うかのようで

キラキラとした高音のトリルや連符は
落ちた紅葉が丘や道に川をつくるようで

芯のあるゆったりとしたベースやユニゾンは
歴史を感じさせる大木の息吹のようで

切ないようなでも懐かしい曲調は
秋の景色にひっそりと佇む古い洋館のようで

まる

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想い が何なのか少しだけわかった気がした

過去を遡れば遡るほどに気付く
自分の不甲斐なさ

やっぱり努力の方向性が違ってたんだって
何度も

この道を後悔なんてしてないけれど
根本的な部分が欠けていて
それが根源だったんだなって

そうできなかった自分
それに気づかせてくれた人

いろんな感情が渦巻く
#不協和音

奥底にあるもの

あなたのおかげで好きなものの大事さがわかりました。

あなたのおかげで譲れない想いがあることがわかりました。

あなたのおかげで幸せが何であるかわかりました。

あなたのおかげで愛するということがどんなことなのかわかりました。

あなたのおかげでこの世でいちばん大切なものがうまれました。

あなたのおかげで生きる意味を知ることができました。

あなたのおかげで わたし が誰なのか知ることができまし

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子どもの背中を見て たくましい と
今まで何度思っただろう

今日も凛とした佇まいに
時の重なりを感じた

ここまで生きてこられたこと
今こうしていられること

ありがとうで溢れる

季節はまた巡り
新しい冬の入口

今日から一歩
わたしも 前へ
#心がほんのり涙するとき

凍る心

事実や境遇に対して
心を切り離し
淡々と言葉を紡いでいく。

そこにあるのは 無 になろうとする意思。
もしくは第三者の目線。

言葉に引っ張られないように鎧を纏って
向けられた牙に傷つかないように
守っている。

持ち合わせている冷静で冷酷な自分を呼び起こして
放たれた矢をその場で凍りつかせるくらいに
流していく。
頑張らなくとも感じないようにできる。

*

心に届く言葉はあまりにも心地が良か

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いろいろと考えていて思った

覚悟 をしなければならないなって

時間 をかけるということに対して

命 を守ることに対して

いつか を迎え入れたい気持ちは溢れるけど

もしかしたら

手放す ことも選択のひとつなのかなって

だからこそ の 今

大事に生きる
#海の声

訪れた先で出逢ったピアノ
道ゆく人が気ままに鳴らす

私も一曲だけ…♫*・゜゚♪♫・*

膝上に息子を抱き
足元には虹色がきらり

思いがけないHalloweenのギフト🍬
#心がほんのり涙するとき #軌跡と奇跡

優しい気持ちで目覚めた朝は

優しい気持ちで目覚めた朝は

いつもの道。
変わりのない道。

車の通り沿いは小鳥のさえずりを響かせていて

無数の光粒が川面で音楽を奏でていた

チリン♪
天から舞い降りてきた紅色の落ち葉が自転車のベルを鳴らした

「気分が良くてよかったね」
どこまでも続く空に架ける想いのお返事だったみたいで

いつもの道。
変わりのない道。

生まれ変わったような透き通った道。
#心がほんのり涙するとき