「空腹になるのは胃が空っぽになったから感じるのではなく、たんなる習慣」に驚きました

「トロント最高の医師が教える世界最強のファスティング」(ジェイソン・ファン他)を読んでいておどろきました。

それは何かというと、「空腹になるのは胃が空っぽになったから感じるのではなく、たんなる習慣」であるということです。

ダイエットを成功させるための要素のひとつである、

1)満腹になる(食べ出してから:After)
2)空腹をなんとかする(食べる前:Before)

についてこう書いてあります。

1)について
空腹でなくなるのはどんなときだろう?

→満腹ホルモンが分泌されたとき
・「たんぱく質」に反応する→「ペプチドYY」
・「脂質」に反応する→「コレシストキニン」

空腹を感じるのは、空腹ではないという信号が送られないからだ。

すなわち、炭水化物だけを食べると、上のペプチドYY、コレシストキニンが出ないので、空腹ではないという信号が送られないので、空腹がえんえん続く。

2)について

その他に、空腹に関するホルモンとして、・グレリン(食欲増進ホルモン)がある。

長期的に減量をしたいならば、「空腹のホルモン=グレリン」の分泌量を抑えなくてはならない。

・「空腹は、たんにしばらく何もたべないでいたから感じるわけではない」
・空腹はたんに胃が空っぽになったから感じるのではなく、ホルモンが原因で感じる。
・食べれは必ず空腹を抑えられるというわけではない、ということだ。
・空腹とは、学習によって獲得された反応
・私たちは1日に3回食事をすることが習慣になっていて、たんに”食べる時間”が来たからお腹が空きはじめるのだ。

・こうした時間に食事をしなければ、グレリンが何度も増えることはない。
・空腹の波が来ても、それは引いていく。何も食べないでいても、それを無視していれば、2時間後には空腹感は消えていく。
・さらに、24時間ファスティングをして、長時間何も食べずにいると、だんだん空腹を感じなくなっていく。
・ファスティングの時間をさらに長くすると、グレリンと空腹感は徐々に減っていく。空腹感がはるかに少なくなる。

そのほかにも、

男性に比べ女性のほうが、より空腹を感じづらくなる。
要するに、女性のほうがファスティングの恩恵を受けやすい。

と書かれてある。
(この本は、そもそもファスティングがダイエットの解決策であるという主旨なので)


・食事を炭水化物だけにしない、ということと、
・今来ているこの空腹感は、たんにホルモンが時間になったから発しているだけだ

と思い出すようにすると、空腹に関するストレスがずいぶん減るような気がします。はい。


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