見出し画像

BEAT〜社会起業家の事業推進と資金調達〜 登壇レポート(前編)

『BEAT』は株式会社talikiが主催する、起業家のためのイベントシリーズです。
3月21日(土)の『BEYOND2020』まで行われ、毎回豪華ゲストをお迎えしトークセッションを行なったり、起業のヒントになる情報をお届けしています。

追記:コロナウイルスの影響で『BEYOND2020』の開催は延期となりました。最新情報はこちらから https://www.facebook.com/events/510763719563277/

画像1


本イベントでは一般社団UMF 代表理事の高村治輝が登壇し、社会課題の発見〜分析〜解決・事業の進め方・ 社会動向についてお話をさせていただきました。

〜 本文中の表記 〜
中村多伽さん(株式会社taliki CEO):多伽
原田岳さん(株式会社DADA CCO 、株式会社taliki CCO):岳
高村治輝(一般社団法人UMF 代表理事):高村


一般社団法人UMFの手掛ける選挙投票率向上プロジェクト『#vote_forプロジェクト』についてはこちらをご覧ください。



はじめに

岳)こんにちは、原田岳です。今回のテーマは「社会起業家の事業推進と資金調達」というテーマで話ができたらなと思いますので、よろしくお願いします!ではまずゲストであるはるくん(高村治輝)から自己紹介を!

高村)どうも、DJです!(笑)あと、生まれ育った大阪・西九条でシェアハウスもしています!

西九条撮影-14

今回は社会起業に関してということで、僕は2013年から学生団体として全国で地域性を活かした音楽フェスを行ってきています。それがどんどん発展して2018年に株式会社としてイベント制作事業を行ってます。そこで様々なイベントに関わることで見えてきた世界があったんですよね。

商業的なイベントを行うと大量のゴミが出て、大量のエネルギーが使われるんです。それでお金はもらえるけど、それがなんで”良い事"なんだろう?と僕の中ではずっと疑問でした。

じゃあ、これからこのエンタメ業界で何ができるか?自分たちのコンテンツである音楽フェスと掛け合わせて何かできるのではないか?と考えて生まれたものが #政を祭に 変える #vote_forプロジェクト ですね!

スライド13



なぜ、「選挙×フェス」だったのか?

岳)シンプルな疑問なんだけど、なんで一発目が「選挙×フェス」なの?

高村)「〇〇×フェス」っていっぱいあるんですよね、例えば被災地復興とかジェンダーレスとか。そういう完成品がある分野はまず候補から外しました。あとは自分の関心があるものの中で選んだんですけど、タイミング的に選挙啓発を今やるべきだと感じました。

というのも、学生団体時代に選挙があるたびに①UMFは若者がたくさん関わっているから②エンタメ領域を扱っているから という理由で、行政や団体・企業などから投票率向上プロジェクトにぜひ参画してほしいとお誘いを受けて、僕らも関わってきたんですよね。でも、結局そんなプロジェクトに学生が動ける自由度はなく、ボランティアスタッフ止まりでした。

で、プロジェクトを現場で見ててもめちゃくちゃおもしろくなくて、「こんなんで無関心の若者が投票しに行くわけないだろ!」と強く感じてて。

そんな中で2019年に迎える統一地方選挙、そして参院選。2020年には東京都知事選挙・大阪都構想住民投票(+衆院選?)も控えていました。今回の啓発活動に使われるお金も消費されていくだけ。4年間の憤りを爆発させるなら今だ!と思って、統一地方選挙でプロジェクトを立ち上げましたね。



岳)なるほど〜。ちなみに選挙の次に狙っているフィールドはあるの?

高村)SDGsかなと!朝日新聞の調査によると「SDGsという言葉をあなたは知っていますか?」という質問に対して「はい」と答えた人は27%しかいませんでした。SDGsって一部の人間だけではなくて皆が考え方や行動を変えないと達成できないのにみんな全然知らない。社会課題の解決には大衆の巻き込みは必須なのでこの数字には強い危機感を感じましたね。詳細は伏せますがSDGsの啓発がエンタメと相性よさそうだなと考えてますね。

スライド8



身近に感じられた「社会課題」

岳)学生団体を立ち上げて、そのあとは個人事業主としてやってみて、愛知・北海道と団体が各地に広がったタイミングで株式会社化。そして、今回の『10億円会議』で獲得した日本財団の助成金のタイミングで一般社団法人もつくってるけど、どうしてなの?

高村)これからNPOもつくろかなって考えています(笑)NPOと社団と会社とではできることや強みが全部違ってて、例えば一般社団では非営利活動を通じて全国的な公益を追求できるんですよね。わかりやすく言えば「全日本〇〇協会」みたいな感じで。


岳)じゃあ、そもそもだけど、なんで全国に広げたの?

高村)最初は大阪だけでやろうと思ってて、広げる予定なんてまったくなかったね。その当時、大阪で活動をしていてよく福岡や広島みたいな別地域から大阪に出てきている学生と出会ったんです。僕は「なんで大阪に来るんやろ?」と不思議でしたが彼らが言うには、地元では自分のやりたいことができる環境がないらしい。

確かに大阪・東京は人口も桁違いだし、企業や人材や情報も集まる、社会的な実績も多い。それと比較すると地元でのチャレンジはハードルが高いんですよね。

そこで直感的に1,000人規模の音楽フェスならどこの地域でもやりたい人がいて、実施も可能だからこそサポートしてあげられると考えたんですよね。そうしてその地域にノウハウと実績を還元してあげたら、わざわざ大阪・東京に出てくる必要もなくなるし幸せになる人も生まれる、と。


岳)それを8年も継続できてるのすごいよね。NEW AGE(BEYOND2019のピッチコンテスト)に出てた時も「継続することが一番大事」って言ってたし。

高村)元々、継続することが目的だったからね。


岳)それは、なんで?

高村)自分が死んだ後も続いていくって価値があるな、どんな小さなことでもいいから続けるってすっごい価値あるなと思っていて。継続してるカッコよさ。短期的なものでは伝説って作れないなと。

音楽で言うとレゲエみたいな売れる曲より、聞かれ続ける曲を。在り続けることに意味があるんだって考えてますね。万里の長城みたいに

画像5


─────────────────────

今回はここまで!

なんと本題に入る前に前編が終わってしましました(笑)

後編では社会起業の考え方や取り組み・情勢など、リアルな側面について話しているのでぜひ合わせてご覧ください!

中編はこちらから


シェア・いいね・コメントも大歓迎ですのでよろしくお願いします!🙌

この記事が参加している募集

自己紹介

イベントレポ

「つい、やってみたくなる」をつくる。#vote_forプロジェクト で #政を祭に 。abemaTV『10億円会議』https://youtu.be/MdQtYgSohoU いただいたお金はプロジェクトに使わせていただきます!