ちょっと思い出したので・・・。 まだこうめちゃんが、保育園の頃の話です。 こうめちゃんが泊まりにくるといつも洗濯をするのですが、乾いた洗濯物を畳んでいる時のこと。こうめちゃんは、自分の洗濯物を畳む前に嬉しそうに全部キューっと抱きしめて、 「うめちゃんと同じ匂いがする」 と言いました。 あぁ、可愛い。なんて可愛いんだろう。 ちっちゃな事で、そんなに嬉しそうにするなんて。大人になるとそんな感覚を少しずつ忘れていくのか、日々の生活に小さなことに喜びを見つけにくくな
こうめちゃん、小学校3年生の夏休みのことです。 こうめちゃんは、夏休みの宿題で読書感想文を書くことにしました。そして、選んだ本が、例の、北欧の、妖精が登場するものでした。 小さい頃から本をよく読むこうめちゃんでしたが、どうやらその本が欲しいとねだったようでした。 でも、その本て、大人でも良くわからなくないか? それで、小学生が感想文て、何書くんだろう? こうめちゃんは、どんな事を書くのか、しばらく教えてくれませんでした。 おばさんとしては、本を一緒に読んで、どんな
「こうめちゃんね、がんが怖いの」 それはこうめちゃんが一年生の時。私の膝の上でポツリとつぶやいた言葉です。小学校一年生がこういう事を言うのには少し早いと思うのですが、これには理由があります。 実は、私、Umeはがんサバイバーです。手術を2回受けています。こうめちゃんは大人の話が聞こえたのか、こうめちゃんのお母さんも手術の付き添いに来てくれたからか、きっと私ががんだと知っていたのです。もしかしたら、こうめちゃんのお母さんが、誤魔化さずにちゃんと伝えたのかも知れません。
少し昔のことです。こうめちゃんに、最近あったことについて話しておりました。 内容はなんだったのかすっかり忘れましたが、ある程度話したところで、こうめちゃんがこう聞いたのです。 「それっていつの話?」 いや、最近だけども? と思いつつ、「3年くらい前かな」と答えたところ、 「こうめちゃん、まだ4歳だったんだけど」 と言われました。 なんと、私の『最近』はこうめちゃんの『最近』じゃない!!! 私の最近はここ10年くらいのことで、 こうめちゃんの最近は、せいぜい1
こうめちゃんは、一人っ子です。 私には子どもがいないので、大人が大勢の中の一人っ子・・・。 それが理由なのかは分かりませんが、こうめちゃんはお世話が大好き。赤ちゃんも好きだし、小さい子も大好き。 ここしばらく、我が家でのお世話の対象はうさぎでした。 ブラッシングしたり、餌をあげたり、小屋を掃除したり、ドッグランならぬうさぎランにお散歩に連れて行ったり。可愛いねと言いながら一生懸命。 うさぎランに移動する時には、結構な重さのあるうさぎの入ったキャリアを一人で運んでおりました
一昨日、雪の影響で新幹線が遅れて出張先からなかなか帰って来られなかったのですが、それを連絡したら家から 「帰ってきたらお楽しみが待ってるよ」 と返事がありました。 瞬時に、こうめちゃんが寝てる姿が思い浮かびましたが、 水曜日だった・・・。なんか金曜日の気分だったのよねー。 ちっ。 学校があるから来ないじゃんね。 うにうにしたかった。 でも、こうめちゃんが寝て待っている姿を想像するだけで相当癒されました。 存在だけでこんなにパワーがあるなんて、こうめちゃんは、本当
こうめちゃんは、どうやら時々悪夢を見るようです。 元首相の襲撃事件の時には、強盗が家に入る夢を見たらしく、我が家に来てもめちゃくちゃ戸締りをしておりました。悪夢を見たら嫌だから、怖くて寝るのも嫌だった模様。 こうめちゃんのお母さんは、ついテレビを見ちゃったから・・・と言っておりました。子どもって、敏感なのですね。 ちなみに、こうめちゃんのお母さんは、子どもにもちゃんと分かりやすいように色々なことを教えてあげる、しっかり者のお母さんです。こうめちゃんを子ども扱いしすぎない素
こうめちゃんが、嬉しそうに個包装のチョコレートを三つ持ってきた。 「三人で食べよう!」 どうやら、おばあちゃん、Ume、こうめで食べたい模様。 なので、こう言ってみた。 「じゃあ、今日のUmeちゃんに一つ、明日のUmeちゃんに一つ、明後日のUmeちゃんに一つだね!」 こうめさん。漫画にあるくらいキョトーンとした顔で私をみてから、 「違うよー!!!!」 と、笑いながら否定しておりました。 ぷぷぷ。 ちいさい頃、こうめさんったら、全然お菓子を分けてくれなかったので
我が家は、忘れる事に関してかなり寛大です。 誰が何を忘れても、大して気にしない。 それは、全員が漏れなく忘れっぽいからです。 笑い話はたくさんありすぎますが、一つは私が高校の時。 2年生の1学期の始業式と翌日の2日間、私は高校を休みました。 なぜなら海外に旅行に行っていたから・・・。 お留守番の父に、「この日に高校に電話して風邪で休みますって言ってね」と言ったのですが、父はすっかり忘れ、何と新担任から電話が入ってしまったのです。 帰ってきた私は、大爆笑。しかし、職員室で有
私はよく、こうめちゃんのほっぺをうねうねしながら、 「かわいい、かわいい。この子はなんでこんなにかわいいのかしら?」 と言います。 お正月に泊まりにきたこうめちゃん。こうめちゃんは9歳ですが、未だに「寝るまで一緒にいて!」と言います。(寝る部屋は一人!) 最近のこうめちゃんは、どうやら青い髪の女の子に意地悪をされる夢を良く見るらしく(大人にはちょっと面白い話でした笑)、それがどうも気になるらしい。まぁ、とにかくここ一年くらい、寝る前には世の中にたくさんある面白い話を拾って
なんの話だったか、年始にお泊まりに来ていたこうめちゃんに「Umeちゃんは貧乏だから、こうめちゃんに贅沢はさせてあげられない・・・」と泣くふりをしました。(体調を壊していたので、実際そんなにバリバリ働いてはいないので、稼ぎもそこそこ・・・) こうめちゃんは、不思議そうに私の顔を見て「え、Umeちゃんは貧乏じゃないでしょ!?」と言いました。 「Umeちゃんは、貧乏だから、オーケストラのコンサートに一回しか連れて行ってあげられないんだよ」というと、また不思議そうな顔。
こうめちゃんのお誕生日ではなく、私の誕生日。 私は年末の忙しい時に生まれました。毎年、こうめちゃんはお手紙をくれます。こうめちゃんのお母さんは、私の大好物のチョコレートをくれます。 今年の誕生日のお手紙には、27歳おめでとうと書いてありました。 これ、実はこうめちゃんが小さい頃、まだ年齢の感覚がない頃に私がついていた嘘に由来します。 4年前。こうめちゃんにお誕生日のお手紙をもらった私は、何歳になるのか聞かれました。私は繊細なお年頃だったので、23歳と答えました。それ
私、Umeは横浜に住んでおります。 横浜は、案外、田舎。 小さい頃は良く雪が降っていたので、雪が降ると飼っていた犬とソリを持って裏山に登り、木に激突する危険の高いソリ遊びを楽しんだものです。 かまくらも作ったし、雪だるまなんて数え切れないほど作った。 でも、こうめちゃんが生まれてから、そんなに雪が降ったことがありません。 去年の1月、ちょうどこうめちゃんがお泊まりをしている時に雪が降りました。 どんどん積もっていく様子を、家の中から眺めたり、ベランダに出て雪を触って嬉
こうめちゃんは、保育園の年長さんの頃から一人でお泊まりに来ています。 今は(ウチでは)一人で寝ているのですが、理由は「好きな人が横で寝てるとドキドキして眠れない」と断られたから。どうやら遊びたい心との葛藤が難しかった模様でありました。 今では、朝までほぼ爆睡のこうめちゃんですが、昔はなかなか眠れなかったようで、夜中に起きてしまって、よくシクシク泣いていました。 その頃は一緒に寝ていたので、トントンと何か遠慮がちに触れた気がして起きたり、シクシク泣く声で起きたりしたのですが
実は私は、海外で暮らしていた期間がありました。こうめちゃんが二歳ちょっとの時から四歳ちょっとまで、2年間、日本にいなかったのです。 夏休みとか冬休みには帰るようにしていましたが、こうめちゃんに会えたのはその期間だけ。 あとはLINEのビデオ通話をしていましたが、二歳ちょっとのこうめちゃんには難しかったのであります。 さて、時は流れて、私が日本に帰ってきてから一年ちょっと経ちました。こうめちゃんが五歳の時の話です。 私は珍しく長期出張があったので、久しぶりに大きなスーツ
こうめちゃんがまだ、二歳にならない頃の話です。 こうめちゃんが風邪気味で、お父さんとお母さんがお仕事に行くのでこうめちゃんのお家で留守番をしていました。 その頃のこうめちゃんの楽しみは、お財布の中身を全部出すことで、小銭を一つずつ「どーじょ」と言って渡してくれました。 クレジットカードは理解していないので、興味はないらしく、一番好きなのは小銭。持ちやすいし、音が出るから、そりゃそうよね。 が、しかし、小銭では将来生きていけない! このままではいけない!と思ったUmeは