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【能登半島地震を乗り越えた女性防災士が語る】一人に1台!パンクしない自転車は防災の必需品になるか?津波対策に有効

災害時の迅速な避難は生存に直結します。特に、津波警報が発令された際には、一秒一刻を争う逃走が求められます。従来、徒歩での避難が基本とされてきましたが、東日本大震災を教訓に、高台へより速く遠くへ逃げる手段として自転車の利用が推奨されるようになりました。

自転車が避難に適している理由
速度: 自転車は徒歩に比べて速く、より遠くへの避難を可能にします。
体力の節約: 特に高齢者や小さな子どもがいる家庭では、体力の消耗を減らし、より安全に避難を完了させることができます。

パンクしない自転車のメリット
災害用に特別に設計されたパンクしない自転車は、以下のような特徴があります。
パンクの心配なし: 通常のタイヤと異なり、鋭利な瓦礫が散乱している道でも、パンクする心配がありません。
空気入れ不要: 空気圧の管理が不要で、いつでも使用可能です。
安定した走行性: 不整地や濡れた路面でも高い安定性を保ちます。

これらの特性は、津波発生時のような緊急事態で、迅速かつ確実に避難するために非常に重要です。ただし、すべての状況において自転車が最適とは限りません。避難の際には以下の点を考慮する必要があります。

地形: 高台への避難は坂道が多く、特に電動アシストがない場合は体力を要します。
・携帯性: 自転車は場所を取り、混雑した避難所への持ち込みが困難な場合があります。防災用の自転車として折り畳み式も登場しています。

パンクしない自転車は、多くの防災の利点を持ち合わせていますが、避難時の自身の状況や避難経路をよく考え、適切な自転車を選ぶことが重要です。電動アシスト付きの自転車が理想的かもしれませんが、値段が高いのがデメリットで、今ご自宅にある自転車を活用する方法も検討すべきです。

災害時には、さまざまな状況が考えられるため、可能な限り多角的に準備を進め、万全を期しておくべきです。パンクしない自転車の存在を発見して、購入を検討しているところです。

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