自己肯定感の低いアスペルガーが生き続けるためにできること(後編)
こんにちは!
杉間馬男です。
さて今回は、【自己肯定感の低いアスペルガーが生き続けるためにできること】の後編ということで、前編での約束通り
・自己肯定感が低いとどうなってしまうのか?
・自己肯定感を取り戻すために杉間馬男がやっていることとは何か?
についてお話していこうと思います。
特に私がやっている手法は誰でも簡単にできるので、気に入っていただければぜひあなたも実践してみてください。
自己肯定感が低いと怒りっぽい原因にもなる!
私は怒りっぽい性格です。
そして、それは自己肯定感が低いゆえだと分かりました。
具体的に私がどんな場面で怒りやすいのか、その理由もたくさんありますが特に決まってコレだというものを2つ紹介しましょう。
■自己肯定感がないゆえにちょっとの失敗を過大に捉えるから
いまさらですが、自己肯定感とは常日頃から自分で自分を認めることです。
”常日頃”ですから、『○○できたなぁ。』と一時的に認めるだけではありません。
私を含めて自己肯定感で悩んでいる人は、自分が何か成功したとき以外は自分自身を認めることができていません。
それゆえに、例え小さな失敗でも『あ~やっぱりこうなるよな…どうしたって自分はダメなんだ…』と致命的な方向に考えがちです。
私の例でいくと、幼少期にそれが起こりました。
5歳前後の頃でしょうか。今でも鮮明に覚えています。
幼児向けの雑誌を毎月買ってもらっていて、それには付録がついててペーパークラフトを組み立てて遊ぶ系のものでした。
当時は自分で組み立てることなんてできず毎回父親に作ってもらっていたんですが、ある月の付録が紙の棒の先に磁石を貼り付け、迷路が描かれた厚紙の表に磁石の相手側を乗せて棒で動かして遊ぶものでした。
作ってもらってからしばらく遊んでいましたが、磁石が思った動きをしてくれずにだんだんイライラしてきて、それがとうとう限界になった時、泣きながらカンシャクを起こして付録をビリビリに破いて捨てたのでした。
幼児期は脳が未発達で、うまく感情をコントロールすることができないという理由もあったと思いますが、実は今でもその名残りがあります。
☑成績で負けて不機嫌になったり
☑道端でつまずいて笑われたら、『どうせ俺はどんくさい』とひがんだり
自分なりの対処法もあってそれをやれば応急処置にはなりますが、でもやはり人間的な本質は変わりません。
失敗=カッコ悪い
⇒自分はダメな人間だ。
⇒だけど僅かに残っているプライドを守るために怒る。
私が怒る時ってたいがい、こういう流れなんです。
📌自分を傷つけられた時の防衛反応としての怒り。
まして私には自己肯定感というバリアがないので、ちょっとの”攻撃”をもモロに喰らってしまう。
だから、他人よりもその防衛反応が過敏になってしまうんです。
そして、怒った後冷静になったとき、必ず自己嫌悪に陥ります。
雑誌の付録の時だってそうです。
☑自分のために作ってくれた父親が不憫
☑無抵抗な物に八つ当たりした不甲斐なさ
その時、幼少期ながら色んな思いが交錯し、破り捨てた付録をまた拾い上げて眺め、『なんでこんなことしてしまったんだろう…』と反省やら後悔やら後味の悪さを感じていました。
そして、
『今後はこんなことで怒らないようにしよう!』
その時はそう誓うも、絶対に叶いません。
我々にとって、小さな失敗は大きく増幅して自分に返ってきますから、そのとき自分を深く傷つけます。
まして、自己肯定感というバリアがないので余計に。
ゆえに、いくら過去を反省しても怒りはまた繰り返されてしまうのです。
■自己肯定感が低く自分自身が満たされないから
自分が失敗したこと、うまくいかなかったこと以外に、運命的なことに対しても自分が傷ついたりしんどくなったりすることもあります。
例えば、たった1日だけ予定がある日の天気が悪かったとします。
そのとき、『どうせこれからもずっとそうなんだ』と今後の人生全てを悲観視して不機嫌になるパターンです。
天気って自然現象だからコントロールできませんよね。
そういうものに対して何かを求めることなんて無意味なのは分かっているんです。
一見、自己肯定感とは無関係に思われますが、私が思うに大いに関係していると考えます。
自己肯定感が正常レベルの人なら、予定がある日に雨が降ったぐらいでは『こんな日もあるだろう』と流せます。
私の妻は平日の決まった曜日に同年齢の子供が集まるコミュニティに参加していますが、その曜日に限って高確率で天気が悪いのです。
しかし妻は、口では一旦グチをこぼすもののすぐにケロッと気持ちを切り替えていて、私は毎度毎度その様子を見て気付かされます。
『普段、自己肯定感に満たされているんだろうなぁ』
と。
その人自身が普段満たされているから、そういう小さな不幸なんかはね飛ばせるのです。
私のように、自己肯定感がないだけで身の回りに起こった小さな悪いこと・不幸なことばかりが記憶に強く残り、ことあるごとにイライラしてしまいがちなんです。
自己肯定感というバリアがないから、小さな不幸が何十倍にも大きく感じる。
いずれにしても、イライラしていると客観的に見ても印象は良くないし、何より自分がしんどいですよね。
イライラするだけでもエネルギーを使います。
しかもそのエネルギーは何も良いものを生み出しません。
挙句の果てに、いずれメンタルダウンしてダメになります。
何とかしないと!ですね。
そこで次の章では、私が応急処置的にやっている手法を紹介します。
決して口には出せないですが、確実かつ簡単にラクになれる応急処置ですのでぜひ実践してみてください。
自己肯定感がなくなってメンタルダウンしないために私はこうしている!
人間は自己肯定感がないと生きられません。
極論ですが、生きている人は皆大なり小なり”ナルシスト”なんです。
もちろん私もそうです。
逆に、ナルシスト要素が全くない人はどうなるのか?
自らこの世を去ってしまおうとする
なんです。
怖いですよね。。
☑自分は生きてて何の役にも立っていない
☑自分と接する人は皆、必ず自分から離れていく
☑自分の存在価値は、いじめっ子たちのサンドバッグだけだ
こう思った時、生きる意味が失われます。
すると当然自分を好きになれない、つまりナルシストになれないわけです。
だから、時々私は過去の栄光を思いだしては悦に浸っています。
それが自分にとって心のオアシスとなり、自己肯定感という生きるためのガソリンを補給できる時間なのです。
よく『過去の栄光にすがるな!』と言われますが、私にしてみればそうも言ってられません。
普段から自己肯定感に満たされている人であれば必要のないことかも知れませんが、私にとっては必要なんです。
具体的にどんなことを思い出しているかというと、
☑いやいや習わされた剣道の大会で優勝した
☑小2の頃、父親の知り合いが読めなかった難読地名漢字の読み方の間違いを指摘した
☑県内の有名塾に通っていたトップクラスの同級生を成績で一度負かしたことがある
☑高1の時に”成績優良賞”受賞
☑運動は苦手なはずだがスポーツテストの懸垂で目立った成果を残し、重量挙げ部から勧誘を受けてそのまま入部
☑重量挙げ地区大会で2度準優勝
☑難しい専門の国家資格を18歳の時に取得し校内で表彰
☑工業高校を首席で卒業
☑中学から高専への入試で失敗したが、4年に編入してその後トップ2で卒業
☑大型二輪・普通免許を教習所へ通わず取得
☑海外出張中突然の便欠航に見舞われ、苦手なはずの英語で振替便の交渉に成功
こうやって書いているうちに、『けっこうヤッてるなぁ~』と思えてきて自信が出てきました。
これと同じことをあなたにもやって欲しいのです!
『○○賞を獲った』というのは一番分かりやすいですが、そういうことでなくとも小さなことで全然構いません。
上に書いた例でいくと、父親の知り合いの間違いを指摘したことですね。
それと似たようなことなら少なからずあるでしょう。
例えばこんなこと↓↓
☑誰にも教わらずに○○ができた
☑注射されて一度も泣いたことがない
☑小テストで○回連続満点を取ったことがある
☑運動音痴だけど、たった一度サッカーでゴールを決めたことがある
☑イジメられているけど学校には毎日通えている
☑自分より身体の大きいアイツにスポーツテストの1種目で勝てた
こんなことでも全然OKです。
そういうのだって十分カッコイイですから!
そして、そういう小さな栄光をかき集め、先に書いたようにリストアップして時々眺めてみると自信が沸いてくるのです。
私はめげそうになったらいつもこうしてガソリンを補給しています。
そうすることで一時的でも自己肯定感を取り戻せています。
もし、どうしてもそういうエピソードが見つからなければお気軽にご相談ください。
絶対に何かあるはずですから、一緒に見つけてみましょう!
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