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『年収は「住むところ」で決まる』感想

図書館で借りてきた本。
地方で暮らす人間にとって、気になるタイトル。

2014年、アメリカ題材。
少し昔で、事例も日本でないのだが、何故か不思議と説得力があった。
ざっくりまとめ。

* 住む地域によって違ってくるもの、「教育」「環境」。結果的にこれが「年収」の差を生む。

* 良い「教育」が受けられる地域にには良い「教育」を求める人間が集まってくる。「環境」も同じ。そして、人材と生活環境が良好な地域は生産性が高くなり、評判も良くなる。正のスパイラル。

* 日々、誰と一緒に生活するのか? で、その人のライフ・スタイルが変わっていく。メールやテレビ電話は「情報」の伝達には長けているが、アイデアやイノベーションを生み出し生産性を上げるツールにまではなっていない。

読みながら、この話が、
 日本だとどうだろう?
 ウチの会社だとどうだろう?
と置き換えて考えてみようとしたのだが、その通りだなと思った。

「なんだアメリカも日本も自分の会社も一緒か」と思ったから、
説得力を感じたのかもしれない。


特にコロナになり、リモート・ワークが市民権を得て、
「どこで仕事をしても同じ」
という価値観が出来上がりつつあるが、
「どこで仕事をしても同じ」というのは一部の超優秀な人間であったり、
個人の作業に徹する工程での話
なのかなと。

作業に至る前段階としての、アイデアのひねり出しや共有、
チームとして何を目指すべきかのすり合わせというのは、
毎日顔を合わせて、お互いの熱量、温度感を感じていないと成し得ないこと。
だから、「毎日顔を合わせ」るのが、
 どんな教育を受け?
 どんな価値観を持っており?
 自分にどんな影響を与えてくれる人間なのか?
によって、その人の生産性、そして成長具合、つまりは年収に影響してくる。
そして「住むところ」によって、どんな人間と出会えるか?
という可能性
が違ってくる。


そう考えると、やはり地方は俄然、不利。
そこに「どこで仕事をしても同じ」という流行りのマジックを活かすとなると、

 時間に余裕を持った生活をして、
 余計なストレスを受けないポジショニングをして、

 副業しかないのかな…

と思えてしまった。

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