広告コピーの本を読んだ『心に残る名作コピー』
今日の出来事
広告コピーの本を読んだ『心に残る名作コピー』
補足(それは自分にとってどんな意味がある?)
1970年〜80年代から2010年あたりまでの、広告コピーをまとめた本を図書館で見つけて読んでみた。
2012年に発売された本。
金ピカの表紙も魅力的。
そうか!(気づいたことは何?)
70〜80年代:
百貨店、購買のパワー、攻めのコピーが目立った。
バブル期真っ只中、とにかく景気が良かったことが容易に伝わってくる。
90年代:
商品力、販売欲のアクセルが緩まった印象。「エコ」という視点が登場。個人や家庭、ごく一般的な女性がフォーカスされる。性やタブー表現に触れるコピーも見られるようになる。
ゆっくりと、大きく世の中の価値観が変わっていく様子がうかがえる。
2000年代:
自虐ネタが目立ちはじめる。健康を題材にした商品、コピーが増える。商品ではなく、モラルに訴えかける道徳的な広告も登場。あるあるネタを複数パターン用意したものも生まれる。
内にこもって、うつむいてしまった多くの人の顔を上げさせるために懸命に呼びかけている雰囲気が伝わってくる。他人との距離が生まれ、他人のマナーの悪さを気にする社会になってきだしたのもこのあたりのはず。またツイッターの影響か、短い言葉で軽い共感を狙ったものも見られる。
時代が「コトバ」を生み出し、
「コトバ」を見るとその時代のにおいが、甦る。
やってみよう!(自分ならどうする?)
時代を捉えたコトバ、コピーってかっこいい。
その場所、その瞬間に相応しいコトバって確かに存在している。
そういうコトバを生み出せるように、
自分が生きる時代の、自分が暮らす場所のにおいを感じる意識を持とう。
AIに負けないように、
時代を感じてコトバを生み出す人間の感性は、大事。
参考:『1行書くだけ日記 』伊藤羊一
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