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世界一簡単なオリジナル曲の「作り方」③〜そもそも、なぜ曲が作れないのか?〜

「オリジナル曲が作れない…」という人へ

こんにちは!秋田で兼業シンガーソングライターをやってる近藤馬之介です。

このシリーズでは、誰でも簡単にオリジナル曲が作れるメソッドを公開します。

▼これまでの記事はこちら! 

前回の記事では

①なぜオリジナル曲が欲しいのか
②それを通して自分が実現したいこと、見たい景色は何か
③それは他人の曲では得られないことなのか

について読者の皆さんには考えていただきました。

前回の記事を読んで「カバー曲でも目的が果たせそう!」という方、おめでとうございます!

オリジナル曲作りは簡単ではありますが消してラクではないので、やらないに越したことはありません。

ぜひこれからも楽しく音楽を続けていただければと思います。

逆に前回の記事を読んで志を新たにされた方。

今回さっそくハウ・ツー的な話題になるかなと思っていた方もいると思いますが、すみません。

もう少し回りくどい話をさせてください。

では、本編スタートです。


○「なぜ曲を作れないのか?」考えたことはありますか?


あなたはこれまで「なぜ曲を作れないのか」考えたことはありますか?

「だって作れないし…」という現状はひとまず置いておいて、その理由をいくつか考えてみましょう。

・楽器が弾けないから

・音楽理論がわからないから

・機材を持っていないから

・作ってもらうお金が無いから

・才能がないから



…まだまだあると思いますが、いまはこの程度に留めておきましょう。



この理由を見てみなさんどう思いましたか?


これらは全て、


本気でオリジナル曲を作りたかったら解決できる問題だと思いませんか?


例えば次のような手段が考えられます。

・楽器が弾けないから
→楽器を弾かなくてもDTMとかで作曲
→弾けるようになるまで練習
→楽器が弾ける人に作曲してもらう

・音楽理論がわからないから
→音楽理論を学ぶ
→とにかく楽器を練習して感覚的に作曲
→音楽理論がわかる人に作曲してもらう

・機材を持っていないから
→機材がいらない曲を作る
→機材を買うカネを貯めて買う
→機材を借りる、持ってる人に作ってもらう

・作ってもらうお金が無いから
→作曲費用を稼ぐ、貯める
→曲をタダで作ってくれる人を探す
→カネがないから自分で作る 

・才能がないから
→才能がなくても作れる曲を考える
→才能があるやつに作ってもらう

ただの正論だろ!!と思う方もいらっしゃるかもしれません。

ですが、無いものを補うことを考えると、人を頼る、タダのものを探す、努力するなど、手段はいくらでもありますよね。

つまり、これらは「曲を作れない理由」ではありません。

「曲を作らなくていい理由」なのです。


前回の記事で考えてもらった「オリジナル曲を通して得たいもの」と「オリジナル曲を作るために万策を尽くす手間」を天秤に掛けたとき、面倒くささのほうが勝ってしまう。

そんな状態だからこそ、曲を作らなくてもいい理由を探してしまいますよね。

かくいう僕が一番そんなことばかりしていました。
少しだけ自分の体験を紹介させてください。

○見え透いた言い訳=「ピンボーカルしか勝たん」

僕はまさに学生時代の四年間、面倒くさがって曲を作らない理由ばかり並べていました。

「自分のアタマの中にある発想を、曲として世に出して、人を喜ばせたい!」という想いと「楽器を練習するのがめんどくさいわ〜」という思いがあり、いつも勝つのは面倒臭さ。

出てくる言い訳は
・ハンドマイクで歌う姿が一番かっこいいから楽器は弾かない
・曲はバンドメンバーが作るから俺は歌に専念する
・メロディーと歌詞は俺が作ってるから俺の曲
…などなど。

我ながら「楽器弾きたくねえだけだろオメーーーー!!!」と今なら一喝してしまうような状態で、いっちょ前に理屈を並べていました。

しかし文化祭前後にバンドのドラムと喧嘩になり、僕は何も出来ない状態のままバンドを抜けます。

その時は「いつか自分の曲を作ってくれるバンドが組めたら良いな〜」とぼんやり思っていました。

が、そのいつかはついぞやって来ず、それと反比例して、自分の中で日増しに自分の歌が歌いたい欲が高まって来ました。

しばらくは好みの曲のカバーを単発のバンドでして気を紛らわしていたのですが、ある日突然、

「自分の思っていることを言ってる曲がない!!!もう俺は歌える他人の曲がない!!!!」

という思いに駆られ、どうしても自分の曲が必要になりました。

始め、誰かに曲を書いてもらおうとバンドメンバーを集めましたが、うまく行かず、仕方無しにアコースティックギターを書い、ひたすら辛い練習を繰り返してなんとか曲を書き始めました。

その結果、今では100曲くらい自分の曲を書くことができ、音楽で人を喜ばせることも少しは出来るようになっています。

やるかやらないか、という話のようにも見えますが、このエピソードを通して僕が伝えたいのは、

「自分にとって絶対必要であれば、初心者でも(手段を選ばないことで)オリジナル曲を作ることができる」

ということです。

逆を言えば「なぜオリジナル曲が作れないのか?」という理由は究極的には

「自分にとって必要性がないから」

ということになるのです。

○必要性の創出〜「いつか」「もし」とはさよなら〜

自分がこれまでなぜオリジナル曲が作れなかったのか?
理由をもう一度思い出してみましょう。

頼む人がいなかった?楽器が弾けなかった?
お金も時間もないし…

”本気で取り組めば“解決できる課題、とはいえ、意識高く頑張るのも疲れますよね。

「出来てたら今悩んでないっつーの!!!」という気持ちもすごく分かります。

ではどう課題を解決するか。

皆さんが抱えている課題への解決策はもうとっくにご自分でお分かりかと思います。
もし分からないとしても、誰に聞こうかの見当は既についてらっしゃいますよね。
皆さんは何もわからないわけではなく、何をしたら良いかわかっているけど、そこに踏み出す手間、リスクに悩んでいるんだと思います。

そこに飛び込むにはオリジナル曲を作る必要性を創出するのが一番効果的です。

つまり

「オリジナル曲が絶対必要な状況」を自分自身で作ってください。



そして、それをきっかけに言い訳を捨て、手段を選ばず曲を作る方法を考えてください。

例えば

・半年後にオリジナル曲だけの5曲入りアルバムをCD,サブスクでリリースする

・一年後にオリジナル曲だけで一時間のワンマンライブをライブハウスでする

・三ヶ月後に一曲オリジナル曲の弾き語りをツイキャス配信で披露する


こういうように具体的な宣言をしてください。
そして宣伝しまくってください。

自分で始めたチャレンジです。
後には引けなくなりますよね?

ポイントは
①具体的な日数
②曲数or持ち時間
③どこで披露するか/なにでリリースするか

を必ず入れることです。

例で言うなら
①半年後に
②オリジナル曲5曲入りの
③アルバムをCD、サブスクでリリースする

というようなイメージです。

必ず具体的な言葉を使ってください。
①いつか曲ができたら
②できた分だけ
③なんかの形で発表する

こういう曖昧な言葉で表現するのはやめてください。

こうして自分を追い込んで、初めて行動が生まれます。
あまり自分に負荷をかけすぎるような挑戦にならないように慎重に考えつつ、勇気を持って目標を公言しましょう。

次回はオリジナル曲の具体的な作り方についてようやく触れていきます!
それでは!

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