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自分の気持ちを分解してみた

私はジャンクフードにはあまりご縁のない方だと思うが、時々無性に食べたくなることがある。

特にカナダにいると、さして美味しい外食もないし、何を頼んでも高いので、お昼にハンバーガーというのは簡単かつ手頃な選択肢である。

今朝は朝から会議が立て続けにあり、気づいたらハンバーガー食べたいなと思っていた。

その時まだ11時前、デリバリーも頼めるのだけれど、そうするとデリバリー料に加え、ドライバーにチップも払わなければならない。自分で買いに行ってもいいけれど、どうしようかなと思って、ふと立ち止まって少し考えてみた。

そこでの気づきその一は、ハンバーガーを食べたいと思ったのは、半年ぶり以上だということ。前回食べたのがいつか思い出せない。多分今年に入ってから食べたと思うけれど、とにかくずっと前のことだ。

その次に何のハンバーガーを食べたいかなと考えた。私がいつも行くのはカナダブランドのハンバーガーチェーンで、100%牧草を食べて育ったカナディアンビーフを使っているというのが売りのところだ。そこで、私が買うバーガーはいつも決まっている。ただ、年に一度だけ季節もので、コッドバーガーという、天然の鱈のフライとコールスローを挟んだバーガーを売り出す。この期間は必ずこのバーガーを頼む。ここで、今年はこの季節を逃してしまったことに気づいた。

それで、私はいつものビーフパテ入りのバーガーを食べたいのかなと考えた。私の脳みそはイエスといった。特に何を食べたいのかなと聞いたら、なぜかビーフパテにかかっているケチャップ、マスタードとピクルスの味を思い出した。

次の瞬間、コッドバーガーのことも思い出してしまった。コッドバーガーのフライのさくっとした食感とマヨネーズであえた紫キャベツ混じりのコールスローに急に脳が支配されてしまった。でも今はコッドバーガーの季節ではない。

それで脳に聞き直した。別のお魚のフライとマヨネーズ味のタルタルソースでもいいかと。冷蔵庫に鮭が入っているのを思い出した。

私の脳はそれでもOKといった。それで、結局お昼を自分で作ることになった。

卵をゆでる間に、鮭に塩こしょうをして、ジャガイモを八等分に切り、キャベツを刻み、ピクルスを刻んだ。

ジャガイモを素揚げする間に、別の卵を溶き、鮭に小麦粉、卵、パン粉をまぶした。それでポテトフライができたら鮭をフライにした。

ゆで卵が出来上がってから、ピクルスとマヨネーズと混ぜて簡単タルタルソースを作って熱々の鮭フライにかけて食べた。

オチもないのだが、自分の食欲から自分が何を欲しているのかを分解してみたという話。

お蔭で満足のいくランチとなった。

我ながら、この手法は食欲だけではなく、自分の他の気持ちにも応用できるかなとも思った。

仕事の合間の30分くらいの出来事からの気づきと実践。

Work from homeはこれだからやめられない。




愛の循環に大切に使わせて頂きます💞いつもどうもありがとうございます!