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急性期リハビリテーションって⁉️

朝起きたら 体が大木のように動かない
その例えが わからないって
もし あなたが 目が覚めたら  
“ポケットの無い ドラえもんになっていたら”

手が開かなくて 箸持てない 頭洗えない
困ったのが シャツを脱げない
(シャツを脱ぐのがどれだけ苦労するか)
ドラえもん 歩くの大変

真面目に ポケットの無いドラえもん
困った。
入院数日後から 点滴をしながら 
向かうのは リハビリテーション室

担当トレーナーは これまた 超絶マニアックな話で盛り上がる 女史。
“先生 その話 他の人にすると 思いっきり
引かれますよ….って(笑)”

毎日毎日 ドラえもんの開かない手を
解しては 少しずつ 動かしていく。
ドラえもんの手が 猫の手くらいになって
くる。
我が手ながら 愛おしくなってくる。
不思議なもので そう思うと 少しずつ
動きだす。
ほんの少し。
“神経って 一日 一ミリっていうでしょ
あれ本当って。”

課題は保育園入園前の子供達がやるような
事が 出来ないのである。
ストレッチの後
机拭き
御手玉の移動….
ひと月居て(急性期に普通はそこまで居ない)
この課題。

一つ一つ 刺して行く 左右の手で
半分ずつ
そして 出来たら
ペットボトルの小さい口に 入れる


出来ないから 毎日毎日 繰り返す
ドラえもんの保育園入園修行みたいだなって

ひと月 繰り返すと
気がつくと指は 一つずつ 動くように
なっていた。

やっとエンジンのかかった保育園児に

緊急入院後 一ヶ月後の朝の景色

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