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鮎漁師のつぶやき…. ギランバレーに恋をして..

朝目覚めれて
川に居る
毎日毎日 
飽きもせず
スパルタリハビリ...

先日は 軒下縄文人会
宴をした

鉄砲猟師 且つ 船漁師 
色々な話をした

宴の後 漁場に出かけた

良い鮎が いっぱい獲れた。 

“売ったら良いのに”
鮎ばかり 食べている姿を観て
坊は 良く呟いていた

“川で鮎 観たら お金に見えるやろ”

御縁をいただいただ 鮎好きな人に
贈っている

朝 目覚めれて
漁場に向かう
大きなクーラーボックスに たっぷりの氷と飲み物を 入れて....

昨夕 獲れた場所に 網を入れるも
一匹も かからない

暫く 漁場を 眺めて観る
今日は テトラだ...
毎日
毎時
鮎の居場所は 変わる変わる

100m 遡る
獲り方も 変わる

3mの深み

ライフジャケットにシュノーケル🤿マスク
網を 泳ぎながら張って行く
鮎を 追い込みながら...

良い鮎が いっぱい掛かる

水の中で シュノーケル🤿で息をしながら 鮎を外していく
ぷかぷかと 浮かびながら....

複雑に絡んだ綱
手先の感覚だけで 鮎を痛めない様に
網を 破らないように 外す
ひたすら ずっと
黙々と やっている

些細な些細な積み重ねの日々...
指先のスパルタリハビリである

指全く 動かなかったんだから...


シュノーケル越しに 
自分の呼吸が聴こえて来る
まるで 聴診器を当てているかのように

ふと こんな景色を思い出す
ギランバレーに恋をして
仙人界(急性期病棟)....

呼吸筋の動きが日に日に弱くなり
呼吸補助筋で 深呼吸を繰り返していた

思い出したかのように
水面で深呼吸を始める
閉じない口 マウスピースを噛み締めながら....

相変わらず呼吸補助筋で呼吸をしている
水の中 鮎に絡む 網を解きながら...

曳舟の中にも氷をいれて 鮮度を保つ

曳舟がいっぱいになると
ひたすら 手早く腹を抜く
直ぐに 氷の中へ

気がつくと また 遅い昼餉の時間まで
水の中に居た ずっと...

水から上がると 身体にかかる重力を
感じる

荷物を 纏めて 全て持つ
足裏にかかる 荷重は110キロを超えている
斜面を登る

“大したもんだ”と 

我ながら褒めてやる
歩けなかったんだから...

スパルタリハビリは
ほどほどに....

“鮎 獲れたか?”

お陰様で....

家出から 戻った猫師匠
最近 壁を歩く猫が流行りらしい

ギランバレーに恋をして
スパルタリハビリ
水の中のつぶやき

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