見出し画像

初夢な旅のエンドロール  浮世雲

クリスマスの賑わいが
さっと引いた師走の末
着物蔵から 一枚の襦袢を持ち出す

部屋の着物掛けに 飾る

煤払いに 大祓 正月の準備
慌ただしくも 愉しい日々

目が覚めれて いつも 眺めて

新年旅に出た
始まりは 朝の景色から

気がつくと 朱に魅せられ

海に居た

招かれた宿は 竜宮城

日の出を眺め
不思議なご縁だと 言われ
浮き富士に魅せられ

お伊勢に呼ばれ
荒御魂に 震える

旅から戻り

いつもと 変わらぬ景色の中
襦袢を眺めている

着物だけど 着ていない

寿の 意味を 辞書で調べる

言葉で祝うこと….


目の前の景色を切り取り
写真を眺めては 
noteに 言葉を重ねている

今はこれしか出来ないから

裏勝りの寿
どうやら 目の前に現れた
正月だったなって…

平安な暮らしをする縄文人
浦島太郎な浮世雲

ギランバレーに恋をして
回復期リハビリテーション
初夢な旅 

体力気力はやっと
小学校に入学したくらい
ワクワクな毎日が始まる…

“さあ 墨を摺ろう”


この記事が参加している募集

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?