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“浮き富士” を眺める 旅の朝 200キロ離れた三重 鳥羽相差より

宿を出て あまりにも いい青空
もしかして 東の海を眺める

“富士山だ”

200キロ以上離れた この地
冬の日の朝 全ての条件が 重なると
現れる

海上に浮かぶ富士山

見えるようで 
見えなくて
その姿を表しては
ふっと消える

けど
そこには 富士山がある

坊が呟く
“双眼鏡で観たら 山頂の雪まで
はっきり見えるよ”

御意

今は 肉眼で観たいんだ

この景色の中で
自らの足で立ち
空と雲と川と花を眺めて来たこの目で
観ていたい

一富士
二鷹

“やっぱり 持ってるねー”
坊が呟く

旅は続く

ギランバレーに恋をして
回復期リハビリテーション
浮き富士

年末年始 
富士を眺める

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