“海を見ていた午後”. 浮世雲な旅の徒然
目覚めの景色 海のよう
海へ行こう
南へ
孵化した鮎達と同じように いつもの川を 降って….
山脈に当たった西風は
雪を降らせ
クラウドストリートをつくる
導かれるように南へ
気がつくと
海に居る
晴れていたら 此処から
200km離れた
海に 浮かぶ富士山が見えるらしい
陽の光も 天使の梯子に
海女の街
朱に染まる神社へ
ここは 女の人の願いを
一つ叶えてくれる神様が居る
オリンピック女子選手の奉納が並ぶ
厳つい顔の鮎漁師は
小さくなって居る
周りは 願掛けの女の人ばかりである
今宵の宿に荷物を下ろし
すぐ前の海へ
鮎漁師がしたい事
海を眺めながら 釣り糸を垂れたい
川ばかり眺めているから
海を 眺める非日常
それだけで ウキウキしてくる
釣れたら もっとウキウキ
たとえそれが
草フグであっても…
浮世雲も 海も
陽に染まる頃
すっかり 身体は凍えている
ただ
とても 心地よい
霜の海を 眺めていた朝
気が付いたら 海に居た午後
それでいい
さて 暖かい 竜宮城へ
いざ 参ろう
平安な暮らしをする縄文人
浦島太郎な浮世雲
ギランバレーに恋をして
回復期リハビリテーション
海を見ていた午後
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