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昼御飯 “蛸足一本” 伊太利亜人だから GIROに想う

呆れられる前に 坊に呟く
“伊太利亜人 だから 良いねん

そう 昼御飯は 

“蛸足一本”

北の大地
余市の魚屋からやってきた
細身の大根くらいある


蛸足 美味そうーって 眺めていた
ひと月前


鮎の甘露煮を贈ったら
蛸足が贈られた

よほど 美味そうだと
眺めていたのだろう


幼少期 お茶屋 楠喜園の隣は魚屋

毎夜 魚屋のおっちゃんが
仕事帰り
長屋に持って来る

“坊 喰えって”
ハモに
アンコウに
フグに
魚達....
タイのアラ炊き

茶葉ばかり食べていたお茶屋の坊の
淡白源だった


でも 何故か 蛸足は やって来ない

市場の入り口のたこ焼き屋に
流れていたのは 知っていた。

大人に なったら 蛸足
腹一杯食べてみたい…

気がついたら大人になっていた
そんな事も忘れていた



旅から戻り 寝込んでいた
いつものように
ただ 今回はちと 重篤…
ケンタッキーレベルでは 無い

昨夜は 鴨猟師から もらった
青首の鴨を ネギたっぷりで
蕎麦を添えて 食べた。

唾液腺と涙腺が違って繋がり
涙ダラダラ鼻水ダラダラに なっていた 
唾液がやっと 出てくるようになった。

喉の渇きも潤い 寝れるようになった


朝目覚めれて
大雨あがり 庭の木々の剪定を少し
花を生けて…

noteに呟いたら….
もう お昼

“蛸足 食べよう 腹一杯”

また 訳わかんねー 事描いてる

っていつもの 旦那の呟きが聞こえて来る。

お陰様で…

noteから 祝いが届く

いつも いつも ありがとうございます。

いつもの旦那の隣に居る 若過ぎる女将は 全部読んでいてくれるらしい

ありがたい

昼御飯に 職場から戻って来た坊に呟く

“昼飯に 余市 新岡鮮魚店の
蛸足一本 食べれる幸せよ”

呆れる坊に 呟く

“君ぐらいな時 昼休みは これの

煮えたぎる エンジンオイル80L
30分で 交換してたは….

だから 
今は 伊太利亜人やってんねん”

…… だから何?…

.......



丁度 今 現生では GIRO DE ITARIA
が やっている。
21日間 通算3489.2km 山岳たっぷり
自転車で走るレースだ。


ギランバレーに恋をする
数年前 
激坂をフラフラ登り
悪魔オヤジと 遊んでいた

GIRO100回目 スタートは 
それは それは 大賑やか….

でも お昼になると 何処も
店は 開いて居ない

同室の友人が呟く
流石 伊太利亜 
JIRO100回目で 目の前に こんなに
客いっぱい 居るのに シャッター開けないんだから….



“ここは 伊太利亜”

きっと 店の奥で ゆっくり ゆったり
蛸足を 齧りながら
美味しい ワインを 愉しんでいるのだろう
勿論 昼寝付きで…


猫師匠と戯れた 坊は 職場に戻り

伊太利亜人は 
胃袋 蛸足いっぱいと 
幼少期からの 夢が かなって
御満悦

さあ また寝込もう....

そんな 日常も また宜しいかと


平安な暮らしをする縄文人
浦島太郎な浮世雲

自分の取説の1ページ
“蛸足一本な昼飯”




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