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異なることについてのはなし

【異なる】ということばを聞いて皆さんはどんな感情が湧きますか?私は異なると聞いた時、人生でのこれまでなかったもの・こととの出会いというイメージがして、ワクワクしてしまいます。

どうも、しもおかです。最初からようわからんこと言いました。

いやいや、今回のnoteでいちばん重要なキーワードなんです。異なること。


この世界には、異なることがたくさんあります。ことば、好きなこと、価値観…。それに出会ったときどう接するか、人によっては違いますが、私のスタンスは冒頭にも書いたように、ワクワクします。


今回その異なるなかでも、私の主に使っているコミュニケーションの方法である、言語ですが、今回はオンラインのイベントを通して、手話に出会ってみました。


前回はことばに関してのはなしをした後に、最後に最近参加したオンラインイベントについてちらつかせました。(前回のnoteはこちらから)


前回の宣言通り、今回私がレポートしていくイベントは

『視覚言語がつくる 演劇のことば』ラボ2

という、KAAT神奈川芸術劇場さんが主催されているものでした。

参加をするきっかけになったのは、Twitterでフォローさせていただいている清水淳子さん(グラフィックファシリテートの本も出版されているかたでもあり、いつもに勉強させていただいています)も登壇されるということから興味を持ちました。またこれまで、様々な言語(英語、韓国語、ドイツ)に関心を持ってきて、このイベントでも大きなコンセプトである、『手話』もその1つ『言いたいことを伝えるツール』として認識していて、もともと興味があったからです。

しかし、これまでまったく手話の勉強をしてこなかった(ありがとう、と拍手くらいしか覚えてない…)ひとなので、参加してもいいのかわかりませんでした…が、参加してみると、とても楽しく、有意義な時間を過ごすことができました。


さて、これからイベントの様子を私目線から書いていきたいと思います。つらつらとイベントの流れを説明しても、長くなるだけなので、私が強く共感、興味を持った箇所を抜粋して、グラフィックを交えレポートしていきたいと思います。


このイベントには主にろう者である、菊永ふみさんと、聴者である、清水淳子さんがこれまでのお互いの活動について紹介し、そこから、サブタイトルである『関係性をファシリテートする』という題目で、お二人の対談が行われました!

自分なりにお二方のこれまでの活動から感じたことなどをぐらレポ!

ぐらレコ2

菊永ふみさんは異言語ラボを立ち上げられた方で、手話や音声を織り交ぜた謎を解く「異言語脱出ゲーム」を開発されました。

異言語脱出ゲームとは、聴者とろう者が閉ざされた部屋から出るために協力し、ミッションをクリアするゲームです。聴者は手話はできませんが、身振り手振りでろう者とコミュニケーションをとり、なんとかみんなで脱出します。その様子を動画で拝見したのですが、もう手話というより、『ボディランゲージ』という感じでしたが、コミュニケーションがとても積極的で興味深い動画でした!また、体での気持ちの表現はとても大切なんだと再確認できました。

(菊永さんのもっと詳しい情報はこちらから ↑ )


ぐらレコ1

清水淳子さんは、グラフィックリサーチャー、グラフィックレコーダーをされていて、絵の効果や議論の可視化に取り組んでおられる方で、かの有名な「Graphic Recorderー議論を可視化するグラフィックレコーディングの教科書ー」を書かれた方です!!!

(清水さんの本です ↑ )

グラフィックレコーダーとして、議論のなかにグラフィックがあるだけで、どんな効果がでるのか、また、レコーダーとして記録するのは『声』だけではなく、雰囲気などの体で感じることも汲み取ったレコーディングがよりよい議論を生み出すポイントになることがわかりました。また、異を認め合える空間を作り出すためにもグラフィックは大きな役割を果たすのではないかと思います!


お二人の活動の紹介を聞いた後は、何やら怪しげな実験?!?タイム…

無言で20分~30分間(時間はそのくらいだったかと思います)、菊永さんと清水さんが、大きな画用紙の上に絵やことばを用いながら、お互いの考えや今日の感想などをシェアしていきました。

これ、とても面白くて、見ている参加者も、次はどんなことを二人が紙面はなすのかワクワクしました。

その後はQ&Aや、振り返りのセッションがあり、あっという間の時間でした。


自分なりにこのイベントをまとめると

・文化・言語はみんな異なっている

・それを分断するのではなく楽しむこと大切

・その1つとしてグラフィックは大きな意味があるかもしれない

・異を楽しむことが何よりも楽しい!

です!そこから、自分が学んだことは

・手話は言語の1つであることが再確認できた(英語がある程度話せるようになったら、手話もしたいな…)

・もっと異なっていることを自然に認められて、楽しめる世の中になれば、みんなもっと暮らしやすくなっていくのではないかな…そのためには、異を楽しむものとして、その楽しさをもっと伝えていきたい!!

ということです!


コロナになって、移動は制限されていますが、オンラインイベントが増えたことで、いろんな異なる世界に距離や言語が関係なく参加できる環境は、私にとってせめてもの救いでした。

もし、みなさんのお薦めのオンラインイベントなどもありましたら、こっそり教えてください。異世界にまた飛び込んでいきたいと思います。


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