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“世界観”の本当の意味が分かった日【違うから面白い!】

さあ始めよう!

何かが始まる、動き出すときの高揚感って、期待・不安・緊張…色んな感情が入り交じっていて形容しがたいですよね。その瞬間にしか感じられない、特別な感情。
そんな特別なはずの感情を、私はあの期間、面白いくらいに何度も感じました。
普段の部活とは違うメンバーが集まる全体練習は毎回新鮮で、大人の声を聴くことで子どもだけではできない難しい表現ができるようになったし、集まる度に演奏が変わっていくのです。本当に毎回楽しみで仕方がありませんでした。

先生が選んでくださった曲も、楽しくてやりがいのある理由の1つだと思います。

〇第74回全日本合唱コンクール 課題曲 G3
うたをうたうのはわすれても (「うたをうたうのはわすれても」より)
作詞:岸田  衿子 / 作曲:津田  元

〇三味線草・壱 (混声合唱組曲「三味線草」より)
作詞:竹久  夢二 / 作曲:森田  花央里

ひと夏を共に過ごす2曲。
初めて聴いた時の感想は「アカペラのすごくきれいで繊細なハーモニー」と「え、これ歌えるようになる…?でもめっちゃかっこいい!」でした…。

ちょっとだけ紹介します

課題曲は、詩人の岸田衿子氏が1年のほとんどを浅間山の麓で過ごしながら創作した詩で、北軽井沢の美しい自然が背景として描かれています。

自由曲として選曲した「三味線草・壱」は、大正時代に多くの美人画を残した、画家でもあり詩人でもある竹久夢二氏が、許されない恋心を抱いた遊女の狂気・憧憬・悲嘆・慟哭などを描いたものです。作曲者は森田花央里氏で、三味線や遊郭を思い起こさせる伴奏、艶やかだけれどどこか切なさを感じる旋律、またジャズワルツのリズムが特徴的な曲です。

色んな世界を感じるということ

転調や特徴的なリズム、ジェットコースターのような音の動きのあるパートなど…(笑)それぞれが苦戦しましたが、なんとかクリア。
曲の解釈に入ります。

分担してたくさん調べた写真を見たり、現代語訳した歌詞を何度も読んだりしていると、徐々に自分もその世界に入っていけるようでした。
練習を重ねるごとに自分の中のイメージが出来上がっていって、その世界の中を、自分の視点や自分を外から見た視点で想像しながら歌うのです。
北軽井沢の美しい自然であったり、遊女の狂気であったり…。
(私の持つイメージは上手に説明できなそう+長くなりそうなので省略。)

表現できるのは別ですが…、楽しいしもっと曲が好きになりました!

色んな人と関わるメリットはここにもあるのではないでしょうか。
人の数だけ世界観は出来上がるので、それを共有することで新たな視点が加わり、さらにイメージが広がります。
「あ〜確かに!それいいね!」からどんどん深まっていったのです。
特に大人の考えは私たちの目線とは違うこともあるので、とても興味深いです。
これは音楽に限った話ではなく、日常の場面にも変換できますね!

去年を思い返すと、パート内で音楽的な表現の共有はしましたが、「どんな景色を思い浮かべてる」みたいな話は個人的に一部の人としか話していない気がします。
もっとみんなのイメージを聞きたかった!!
今年は色んな人に聞いてみようと思います!(まずは自分がそこまで考えて歌えるようにならんと…。)

このように自分とは違う視点や世界観、表現をそれぞれの声で感じることが、毎回の練習の新鮮さ、特別な感情?高揚感?に繋がっていたのではないかなと思います。
これこそ色んな人と関わる面白さですね♪

なんか予定していた話とは違うしオチも微妙なきもするけれど…読んでくださってありがとうございました!!
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