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心理カウンセラーのまなざし|良くなるために、もっとも、欠かせないこと。[前編]


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1.はじめに

こんにちは。はじめまして。
心理カウンセラーのUです。

普段は、心理職として、相談者の心理カウンセリングを行っています。また、個人的な活動として、つらい心身の症状を抱える方の支えになれば良いと、stand.fmの『こころ、コーヒー、ときどき、ウタ。』というch名で、心理学に関するあれこれを配信しています。この記事では、心と体のつらい症状から、心と体を楽にするためのセルフケア技法をご紹介します。初回は、

「良くなるために、もっとも、欠かせないこと」

についてのおはなしです。
長年、カウンセリングの仕事をしていますが、この基本的なことを知らない方が多いと感じています。何かの治療やセラピーを受けている方でも例外ではありません。むしろ、専門的なケアを受けているにも関わらず、この大切なことを知らないという方が、年々増えているようにも感じています。また、心理カウンセラーと名乗る方の中にも、この大切なことをご存知ない方が一定数いる、と感じています。

なぜ、そのようなことになるのでしょうか。

私たちの周りには、便利なものがたくさんあります。スマートフォンを使えば、だれもが簡単に情報やコンテンツを発信することができます。それも、世界中にです。実際、心理カウンセラーと名乗る方の中には、無資格であるにも関わらず営利活動を目的に発信されている方や、有資格者であっても相談経験がまったくない、もしくは、ほとんどないまま、大学や大学院で学んだ知識をそのまま発信している方なども、少なくありません。もちろん、資格がすべてではありませんし、資格があるからと言って、人の心を癒やせるわけではありません。有資格者のなかにも、おもわず首を捻ってしまう行為に及び、相談者を傷つけてしまう方がいることは、否定できません。

ですが、心理の有資格者の多くが、相談者の支えとなるために、日々、学びながら、仲間とともに研鑽しています。少なくとも、わたしのまわりの心理カウンセラーは、そうです。わたし自身も、心理カウンセラーのスタートラインに立った日から、そうありたいと願い続け、今に、至ります。今回の記事では、このように、相談者の支えとなりたいと願う心理カウンセラーの立場とこれまでの相談経験から、表題「良くなるために、もっとも欠かせないこと」について、お話しさせていただきたいとおもいます。

では、話を戻します。

うつ、不安障害、パニック発作、過呼吸、HSP、感覚過敏、繊細さ、頭痛、吐き気、痛み、痒み、自律神経失調症など、心身の症状をお持ちの方は、どうにか改善しようと、これまでに様々なケアを試しているかとおもいます。なかには、自分に合った方法が見つかり、症状が楽になられる方もいるでしょう。

その一方で、何を試しても改善せず、ずっと辛い状態が続いている方も、少なくないかとおもいます。そういう方の中には、ひょっとしたら、これからお話しする、


「良くなるために、もっとも、欠かせないこと」


が欠けている可能性があります。
もし、当てはまるかもと思った方は、試してみる価値があります。繰り返しますが、いま現在、心身のつらい症状を抱えている方が、ここでお話することを知り、すこしでも楽になってくださることが、心理カウンセラーとしてのわたしの願いです。

ご紹介しているセルフケアは、副反応はありません。ですから、気になったら、どなたでも、安心して試していただくことができます。そして、人によっては、


⚫︎すでに受けている治療やセラピーの効果が増す

⚫︎これまで、効果を感じられなかった治療やセルフケアの方法に、効果を感じられるようになる。


といった波及効果が見込まれます。

⚠︎⚠︎⚠︎このnoteに記載されている筆者の文章の一部、または全部を、コピーやスクリーンショット等の行為により、無断で転載・転用することを固く禁止します。不適切な形で引用することで、読者や相談者、また、利害関係の立場にある方や弱い立場にある方の不利益を防ぐためですので、ご理解願います。⚠︎⚠︎⚠︎

©️  U|心理カウンセラー

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