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オーストラリアにイクメンはいない??

お疲れ様です!!

オーストラリア在住保育士のぴぃと申します!!

今回は5年前、シドニーで保育実習中に新鮮に感じたことをふと思い出し、シェアすることに致しました。

タイトルにもある通りテーマは『イクメン』です。

え、オーストラリアってイクメンいないの?とお思いになるかと思いますが・・・どうでしょう?

オーストラリアに住み始めたばかり、保育実習中の私が驚いたのは、お父さんのお迎え率の高さです。そしてそのお父さんたちへの子どもたちのなつきっぷり。5~10年前、平成日本でも当然お父さんがお迎えにいらっしゃる事は稀にありましたが、建物内女だらけの中所在なさげ、そして本当に可哀想だったのが、お母さんがよかったーと大泣きし出す子供達も少なくなかったことです。忙しいお仕事から急いで帰ってきて子どもに泣かれる・・・考えただけでも身につまされたものです・・・

それに比べてオーストラリア、お迎えはなんならお父さんが多いくらい。子どもたちも喜んで走っていきますし、保育士は同じくほぼ女性ですがいつもの事なので所在ないのことも無いですし、名前までしっかり覚えていてくれて世間話なんかもする仲です。そんな中でお子さまのおしりにホンワカ何かがあるのに気づき、サクッとオムツ替えをして帰られる方もいます。

イクメンいるじゃん!だらけじゃん!!

そうなんです。当然人にも家庭にもよりますが、育児はもちろん、家事のほとんどを男性も行うのがこちらでは割と一般的。どちらかと言うと当たり前。の類の事なのです。だから、

『イクメン』という概念がないのです。育児中の女性をイクウーマンとは呼ばないのと同じこと。

我が家には子どもはまだいませんが、オーストラリア人パートナー、料理もしてくれますし、掃除は私より得意です笑

あぁなんて素敵なの!!!それに比べてうちの旦那は家事も育児もさっぱり・・・

と思ったそこのあなた!

これ、私は旦那様個人の問題ではないと思うのです。

こちらの保育園、日本より営業時間が短いです。遅くても6時半頃には閉まるところが多いです。

お迎えのピークは4時から4時半くらい。

つまりは前述のお父様方、それまでにお仕事終わってるんです。

日本ではその時間に終わるお仕事はそう多くないように思います。働き方改革は進んでいるものの、お子様が寝る頃に帰宅されるお父さんもまだまだ多いのではないでしょうか?

こどものお迎えをしたいから、育児も家事も自分の仕事として行いたいから週の半分は仕事を早めに切り上げて定時で帰宅します。

社員がこの一言を自分のポジションを気にせずに言える会社、そしてその一言にYESを言える会社がどのくらいあるのでしょうか?

それが出来れば逆に、週の何日かは遅くまで働きたいお母さんだっているかもしれません。

コロナ渦でお父さんが家にいるけどなにもしない!!と言うお声もチラホラ聴きますが、普段やり慣れないことを急にすると言うのも中々難しいもの。

これを機に社会全体がワークライフバランスや、働き方の多様性についてもっと継続的に考えていくことができれば日本でも5年や10年後、

『イクメン』と言う言葉がかつての『キャリアウーマン』のように古い言葉となっていくのではないでしょうか?






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