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道徳の発問研究

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「発問」とは、子どもを深い学びへの導く最重要アイテムです。
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発問研究のポイント NO4

発問研究のポイント NO4

本シリーズでは、子どもがイキイキと授業に参加してもらうために欠かせない、道徳の発問作りについて述べて参ります。本号では、前回号に引き続き「思考を『揺さぶる』補助発問(問い返し)」についてです。

思考を「揺さぶる」補助発問(問い返し)1 前回号のおさらい

 発問研究のポイントNO3で、思考を揺さぶる問い返しには大きく分けて2つのパターンがあることをお伝えしました。
その二つとは・・・
①子どもの

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発問研究のポイント NO2

発問研究のポイント NO2

本シリーズでは、子どもをイキイキと授業に参加させるために欠かせない、道徳科の発問作りについて述べて参ります。本号は、その第2弾「多様な気づきを促す発問」についてです。

1 多様な気づきを促す発問①発問で全く違う思考になる

教師は、ちょっとした発問の違いで全く違う思考が働いてしまうということを自覚しなければなりません。
例えば・・・
○主人公は、親切をした時、どんな気持ちだったでしょう。
○主人

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発問研究のポイント NO1

発問研究のポイント NO1

本シリーズでは、子どもを生き生きと授業に参加させるために欠かせない、道徳科の発問作について述べてまいります。本号では、その第一弾「分かったつもりを自覚させる発問」についてです。

1 分かったつもりを自覚させる発問①子どもの道徳的価値は「分かったつもり」

子どもでも、これまでの経験を通して自分なりの「善」と「悪」という判断はできます。
しかし、「道徳的価値を理解しているか」と問われると、それはま

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発問研究のポイント

発問研究のポイント

【POINT】
1 わかったつもりを「自覚」させる発問
2 多様な「気づき」を促す発問
3 思考を「揺さぶる」補助発問(問い返し)2種類の授業

道徳の授業には、大きく分けて2種類の授業があると考えています。

○子どもイキイキして主体的に学んでいる授業
○多くの子どもがつまらなそうにしている授業

この2種類の授業を多くの先生方が目にしたことがあると思います。
「私は後者だ(汗)」と思っている方

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