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介護⑥〜人は一人では生きていけない
昨年末に、特養に入居する父が施設から出たいと懇願しているのを、老母と説得に向かいました。結果は、渋々ながら父はまだまだ施設のお世話になる事に理解を示したようです。
大晦日に慰労の意味も含め、実家にいる母を訪ね、私の弟や私の家族も含め、焼肉パーティーを催しました。
その折、母より「施設の担当の方から、電話があったよ」「ご長男さんが施設に継続してお世話になるように強く言ってもらえたおかげで、あれ
介護について⑤〜父を説得に行く
前回の記事では、特養に入居中の父が、施設から出してくれと懇願し、施設のスタッフの方を困惑させているという事を書きました。
今日は、その様子を見に母と施設へ訪問。父と面会し、長男として、今戻ることは難しい旨をハッキリ宣告して来ました。非常に気が重かったのですが。
透明のアクリルボードが載った面会机で待つこと数分。スタッフの方の押す車いすに乗って表れた父。半年ぶりに見るその姿は前回にも増して一
介護について④早く家に帰りたい
父が特別養護老人ホームに入居して早くも8ヶ月が経過しました。コロナ禍のピークが過ぎ、5類に移行されたとはいえ施設の側も面会には慎重なため、面会のタイミングも限られています。
そう、なかなか父の様子は、分かりづらい。
一方の母は、父の入居当初は落ち込んでいたものの、次第に旧友たちとの交流が復活するにつれ、元気を取り戻し、今では亭主元気で留守が良いとばかりに笑、ずっと父に拘束されていたこれまでと違
介護について 特養入居の日
ついにこの日を迎えました。父が入院先を出て、特別養護老人ホームへ入居する日が。
入居日当日。約3か月振りに会う父は十二指腸潰瘍の治療のため、絶食療法をしたようで一回りも二回りも小さくなっていました。
退院した病院の受付で入居する介護施設の方が大型のバンでお迎えに来てくれました。
父は数ヶ月振りに私の顔を見ると微笑み、私の名前を発する事はありませんでした。(私の名前を忘れたのかな?)
そして病
介護について その2 特別養護老人ホーム
80代を迎えてから急激に老化が進んだ父。現役時は大手化学メーカーの研究職らしき仕事をしていて、理路整然とした性格でした。2年くらい前、次第に時折支離滅裂な話を突然しだしたりして、
今思えば予兆はあったのでしょう。
先日、持病の手術をした際、麻酔が効き過ぎたのか夜中に覚醒。
ベッドから転落。骨折し整形外科のお世話に。急激な展開に父自身の頭も混乱したのでしょう。入院中に認知が進み、要介護認定とな