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介護⑦〜中高年男3人で過ごす〜特養から1日だけ外泊許可(前編)

こんにちは。久しぶりの投稿となりました。

遂に根負けしました。
以前、せっかく入居できた特養なのに「早く出たい」と会うたびに力説していた父の事を書きました。

その後も、月1回の面会のたびに猛烈にアピールが続きました。
現実問題として。
要介護認定3の状況。そして老母も腰が悪く、その他の持病もあり、父の特養退去、自宅復帰は、夫婦共倒れになる可能性が極めて高いのです。
それにも関わらず、父は相変わらず自分の気持ちだけを周囲に喧伝。

遂には、特養のスタッフさんに、1泊の外泊許可を画策し、特養側も断る理由が無いと容認。お盆のある日を指定し、送迎を仲の良い父の兄に事前に依頼。
完全に外堀を埋められました。ここは45年近く上場企業で揉まれた経験があり、完全な策士です。

先日の面会の時に、日帰りならば母の負担も少なく、日帰りでの外出をこちら側は提案したのですが、面談後、スタッフの方にぶつぶつ言っているとの事。

それならばと。母がいない前提を想定し、私たち子供2人兄弟で一泊の世話をする事にしました。(このことは、当日まで内緒にしました)

家事が苦手なおじさん、おじいさん達3人で成り立つのか⁈

当日。私と弟は、いずれも夏季休暇。前日に母を私のマンションに送り届け、一泊待機。

父の兄も相当の高齢で体調が芳しく無く、弟のSUVで迎えに行く事になりました。

施設に着き、スタッフさんが見送ってくれ、車椅子から弟の車に乗り換えようとしたら、これが大変。車高の高い車なので、足の不自由な父は、やっとこさっとこの状況。

無事に乗り換えられて、男3人で実家に向かいます。何が食べたいのかと問うと、父は自宅での食事を楽しみにしていたようで「お茶漬けを食べたい」と声を出しました。

お米を炊いていないことを伝えると、「おにぎりでも良い」と答え、急遽コンビニに立ち寄り、実家へ向かいました。
(この後、実家に着いてからの様子は次回に続く)

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