介護⑨中高年男3人で過ごす〜他人だから聞き流せる〜特養から一泊だけ外泊許可(最終編)
高校野球の中継があって良かった!😅
介護施設から一泊の外泊許可が出て、自宅に戻って来た父と母の代わりに一晩介助をしようと試みる中高年の息子2人。
男性ならば同感していただけると思いますが、男の親子、特に話すことはありません。いや、父は若いときから饒舌。自分の関心のあること、人の噂話を切れ目なく喋り続けます。
いやあ、これはたまらん。弟は究極のマイペース人間で、親と同居しているこの自宅へ到着早々、自分の部屋へ逃げ込みました。ズルい。
父は、施設に長いこと入っていて、周りには認知症の入居者も多く、話相手がいないのです。ここぞとばかりに何度も聞いている昔の苦労話を涙ながらに話だし、また低俗な人の噂話や悪口を捲し立てます。(会社員時代は、そういう話を毛嫌いしていたのに)
うひゃーあ!!こりゃたまらん。まともに聞いていたら、こちらが参ってしまいます。
ちょうど夏の高校野球中継があって良かった!
野球中継のアナウンサーと解説者、球音の方に全神経を集中させながら
さも聞いているふりをします。苦笑😅
翌朝は、翌朝で朝6時前に目覚めた父は、早々に私を起こし、早速また話始めます。
つくづく思ったのですが、肉親であっても、このような状態の中、毎日全力で受け止めるのは、極めてしんどいと実感。
程よい感じで介護施設のスタッフの方が、また良い意味で毎日、話を否定することなく、上手に聞き流しているのでしょう。仕事とは言え、本当に頭が下がります。感謝しても感謝しきれません。大変なお仕事です。
ちょうど施設に戻る時間になり、父に帰宅を促すと、意外や素直に従い、弟の車にまた苦労をしながら乗り込んだのでした。
「お前には、お父さんとお母さんのはざまに入り悪い事をしたな」と呟きながら。
やれやれ😅
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