肩書き難民
仕事をする上で、肩書きを尋ねられて困ることが増えました。
歌手、プランナー、ラジオMC、イベントプロデューサー、NPO法人代表、音響制作、ちょっとしたデザイナーやITチックなこともやれる人・・・うーん。
このスタンスで6年くらいやってきて、「このスタンス自体」が仕事になっている事実をどう一言で言えば理解してもらえるのか、一度しっかり考えてみようと思ったタイミングがありました。
何か損をしないような言い方はないものかと頭を悩ませた結果、気づきました。
ない。
・・・と言っては元も子もないですが、誤解も過不足もないような説明をしようとすると、一言では難しいことは事実です。
かろうじて、「プランナー」「コンサルタント」と言うことで理解を得られることもありますが、なんか違うんですよね。
そこで、まず
①ニーズ
②自分が保有するサービス・事実
③提供できるメリット(ニーズと意外性のあるもの)
④経歴・根拠
⑤思い
を切り分けて考えることからはじめました。
経歴は、根拠や信頼となる資料的な物ではあるけれど、経歴がスゴいから相手にとってメリットになるとは限りませんよね。
たとえば、
①障害者施設でのライブ
②歌うこと
③集客UP、イベントのブランド向上
④メジャーデビュー、タイアップ実績
⑤関係者の心を癒したい、自分を知ってもらいたい
といったように考えます。
肩書きにすべきなのは役割なので、
「②自分が保有するサービス・事実」
だけでいいと思いがちですが、実はそれだと相手にとって身近でない場合にチャンスロスになってしまうので、
「③提供できるメリット」
も合わせて説明できると良いことに気づきます。
すると、結局は造語を作る方が伝わりやすそうです。
あいにく、時代もどんどん新しい職業が生まれている最中なので、どさくさに紛れて言ってしまえば「へぇ、そういうのあるんだね」なんて思ってもらえそうな気がします。(←淡い期待)
たとえば「歌手」ではなく「プロPRアーティスト」というのはどうでしょうか?
・・・あまりセンスを感じられませんが「これどういうこと?」という会話のきっかけになるかもしれませんよね。
既存の肩書でも「相手に提供できるメリットが一番大きい仕事」を1つ、「相手にとって意外性の高い仕事」を2つくらいまでなら良いのかなと思います。
最後にこちらもご参考にどうぞ。
コミュニティ難民のススメ ─表現と仕事のハザマにあること─|木楽舎
http://www.sotokoto.net/community-nanmin/
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宇田川ガリバー哲男
身体のハンディキャップを乗り越えてメジャーデビューを経験したアーティスト。日本アーティスト協会の代表理事として、アーティストの職業化を推進中。Umami+(ウマミタス)名義でクリエイティブワークも手がける。
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