ブランディングは誰のため?
2010年、2年後の2012年に長野県で開催される技術者の祭典「長野技能五輪・アビリンピック2012大会」(第50回技能五輪全国大会・第33回全国障害者技能競技大会)の公式サポートソングとしての起用が決まりました。
全国大会ともなると2年前から仕込みをしていくのですね。
そして、起用してくださった方から言われた、
「君のブランディングが、僕やこの大会の権威に関わることになる。これからは決して安売りしてはいけない。」
という趣旨の言葉が胸に響きました。
さらに数年前の、ある感覚もフラッシュバックしました。
2007〜2008年に複数回出演させて頂いた「歌スタ!!」というテレビのオーディション番組。
最終プレゼンを突破すると即デビューという番組の、まさに最終プレゼンの際に、後にも先にも無いほど大きなプレッシャーを感じていました。
当時、一緒に曲を作ってくださったパッパラー河合氏に打ち明けると「それはそうだよ。背負うものが桁違いなんだから。プロってそういうものだよ。」とおっしゃっていました。
結局、最終プレゼンは突破できなかったのですが、その感覚が、大会サポートソング起用の際にフラッシュバックしたのでした。
「自分の存在意義を示すのは当然。役割を理解し、携わる人に恥をかかせてはいけないし、喜んで次も仕事をしたいと思ってもらえるのがプロ。」
そんなことを、その時少し理解できたような気がします。
自分は誰のためにどういう活動をしていくべきだろう。
どういう存在であるべきだろう。
どこにも所属しないでそれができるのだろうか。
並み居るプロ達と、どうしたら勝負できるのだろうか。
必要とされる役割を与えていただけたことで、このことを深く考えるようになりました。
ブランディングは、自分の関係者の仕事にも影響を及ぼす可能性があるという意識が大切なのだと思います。
マーケティングと通じる部分もあるので、こちらをご参考にどうぞ。
僕もアパレルや営業歴が長いのもあって、常々基本に立ち返る時に役立っています。
「AIDMA」、「AIDA」、「AISAS」、「AIDCA」の法則 ビジネスフレームワーク | iso.labo http://iso-labo.com/labo/AIDMA_AIDA_AISAS_AIDCA.html
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宇田川ガリバー哲男
身体のハンディキャップを乗り越えてメジャーデビューを経験したアーティスト。日本アーティスト協会の代表理事として、アーティストの職業化を推進中。Umami+(ウマミタス)名義でクリエイティブワークも手がける。
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