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【50代の「ジジィベンチャー」奮闘記!】◆「部下がミスした時の上長の対処法!」

今日は、concan代表が思う「部下やスタッフが、仕事でミスを冒した」時の上長の"対応力"について書きます。
~副題:上長は、部下の失敗を、部下の"最高の成長の場"に変えるべく動く事が、自らの成長になる!~

私の社会人生活で身に染みて感じてきた事ですが…
中小企業の上長の皆さん!
この話は、凄く大切で、チームを纏め上げる為には、絶対に「遣らなければならない」、「身に付けなければならない」上長としての「スキル」です。

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先ず、大前提として…
「上長」が、先ず遣るべきことは…
「腹を括る!」ことです。
*腹を括るとは? 覚悟を決めること。如何なる事態が起ろうとも、怯まぬ「心」を固めることです。
この気持ちが無いと、チームを纏めることは、中々 出来ません。

しかし、自分も含め完璧な人などいませんので、特に "新米上長"さんは、「自分の弱さ」をさらけ出して「フォロー」してくれるスタッフ(肝っ玉母さん みたいな人) を側に置くことも重要な手法だと思います。
*私は、大阪時代(27歳ぐらいの時)に、このような方に、側に居て頂き相当助けられました。
*背伸びし過ぎた自分を、常にフォローして頂きました。
*甘え上手も、実力の内だと思いますが、実力ないのに「カッコ付け」ている程、みっともない事はありません。
カッコ付けても、人(スタッフ)は 動いてくれません。
*肝っ玉 母さんみたいな方には、「だらしないね!」っと思われるぐらいで調度よく、「ほっとけない」オーラを出す事も、上長の実力ですし、「生きる力」だと痛感してきました。

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では、本題に入ります。

【部下がミスした時の"上長"の所作!】

◆所作1:「上長は、責任は"俺"が取る宣言を出す!」
*先ず、部下に安心感を持たせること。
◆所作2:「失敗を自分(部下)で解決させる!」
*自ら考えることで、この失敗を最高の経験の場にして挙げること。
*本人は相当辛いが、この辛さが、最高の経験になる。
所謂 良い肥やしになる。
*対処法は、必ずお客さまに「ベクトル」を向けること。
*上長が処置しては、絶対に駄目。上長は「待つ力」、「させる力」を、身に付けること。所謂 フォローが仕事。
◆所作3:「上長は、寄り添うのみ!」
*上長は、要所要所は教えるが、対処は自らでさせること。
◆所作4:「再発防止が、一番大事!」
*如何に、同じミスが 二度と起こらないようにするか、熟考すること。
◆所作5:「起こったことをドキュメント化する!」
*スタッフ間で、共有できる場所に保管すること。
所謂 共有ホルダーなどに保管。
*この時のホルダーのタイトルが重要。直ぐに思い出す"キャッチ"にして於くこと。
◆所作6:「部下を何かしら誉める!」
*対処し終えた部下に、労いの言葉を掛ける。ご苦労さん。良くやったなど。知の管理に対する情の管理。
*全て終了後、リカバリーの"労いの飲み会"も大事なこと。
*部下がミスを冒した時、ただ怒ったり、叱ったりするだけでは、萎縮してしまい、逆効果になる事が多いと思います。

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●次に、具体的な部下の育成の仕方を書きます。

【部下の育成手順/以下を把握】

◆1.「状況説明させる!」(顛末)
*部下に、何故 起こったか、正確に、時系列で説明させる。
◆2.「原因を探る!」
*トラブルの根幹の問題を見抜く。
◆3.「リカバリー策を考える!」
*今 起こった事象に、どう対処するのか考える。
*人間が走るのか? メールで対応するのか? また違う人間を謝りにやるのか? 違う商品を送るのか?など。
◆4.「二度と起こらない対策を考える!」
*二度と起こらない対策を本人 及び、部署内で考える。
◆5.「関係各部署に共有する!」
*同じミスをしない為に、会社内に対策も含め顛末を共有する。
◆6.「対応マニュアルを創る!」(チェックリストでも可)
*最終的にドキュメント化する為に、マニュアルやチェックリストを創ることが重要。

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◎と言うことで…
上長が遣るべきことは、「責任」と「育成」です。
それぞれの中小企業が、このような「社風」が生まれ、仕組み化することで、会社は必ず成長します。

次に 私が、若いころ 失敗したり、落ち込んだ時に上司や先輩から言われて救われた「心に残っている言葉」を幾つか紹介します。

〇1.「二人でやれば、楽勝やろ?手伝うぞ!」
〇2.「こういう時こそ、俺を使え!ウジウジするな!」
〇3.「お前なら、やれる!諦めるな!」
〇4.「失敗して当たり前やろ? 新しいことに挑戦したんやろ?」
〇5.「お前の実力って、こんなもんか? 全部出せや!」
〇6.「お前って、聞いてないようで、聞いてるもんな!」
〇7.「よくやった! 今日は好きなだけ飲め!」

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こうやって 昔を振り返ると…
人の成長は、出会う"上司"との相性=「運」も大きいと思いますが、何より大切なのは、自分自身と向き合い、自分の実力を把握し、周りの人たちの実力を冷静に見ながら、自分がどう成りたいのかを決める事だと思います。

その上で、自分自身を 常に「厳しい環境」に身を置きながら、刺激をくれる上司や仲間と"切磋琢磨"する事だと思います。

私は、最初から出来る人など、見たことはありません。日々の積み重ねと、刺激的な環境が築けた時に、「実力」も自然と身に付いています。
結局のところ、自分自身の「心」=気持ち次第だという事です。

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◎最後に…
私が目指す「上長像」の言葉を書いて終わります。

旧帝国海軍 連合艦隊司令長官 山本五十六大将の言葉。

「やってみせ、言って聞かせて、させてみて、褒めてやらねば、人は動かじ。」

長くなりましたが、以上です。

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