うちこ

今日の出来事

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プレミアムな4月16日

日曜日。彼氏さんからの電話で目が覚める。二度寝を楽しんでいたら、寝過ぎた。今日は休日デート、いい天気! バタバタと文字通り走りながら準備する。帰省中の兄に、急ぐことはないと邪魔されつつ急いだ。急ぐけど、デートだしいつもの5分メイクじゃやだから頑張る。メイクをデート用にするためには、同じ工程だとしても「薄く重ねて丁寧に」が鉄則。分からないくらいに仕込む。そんな技術はないけれど、心持ちは満点。 映画を観るから、髪の毛はおろしたい。となると、巻きたい。熟練の職人のような気分で巻く。

    • Coffee break 4月13日

      今日も1日おつかれさまです! そして2週間がんばったね!という気持ちの金曜日。昨日お会いした方に、4月から異動しまして、まだ1週間目です!と元気よく誤った情報を伝えてしまった。ちょっとしゅんとしつつ、笑顔でのりきる。のりきれたのか? はじめましてが多いとトイレの個室は安全地帯。昨日から生理痛にやられている身としては、頻繁にナプキンを変えたいところ。ビリビリとナプキンを開ける音、わたしは正直気にしてないのだけれど、礼儀として音姫を押す。押したと思ったら、おしりに水が直撃して声

      • ぬいぐるみを抱きしめるように4月9日

        待つのはいいけど待たせるのは嫌だーー、焦った土曜日。あんなに時間あったのに!!って何度目だろうか人生。時間があるほど遅刻しやすい現象は何なのだろうか。 足を懸命に動かして、何とか1分前についた。友だちもほぼ同時刻。久しぶりに踊る、久しぶりに振りを考える。使っていなかった部分を動かすのはとても気持ちがいい。大袈裟でなく、帰り道はスキップでもしているかのような身体の軽さだった。足が喜んでいる、駆け出したいくらい。 友達とわかれ、1人新宿。お茶でもして行くかと思ったのだ。後から思え

        • うぃーーーんと4月2日

          通りすがりの男性が、歩きながら髭を剃っていた。朝に食べながらは見たことあるけど、剃りながらは面白い。こっそり手で隠しながらやっていたけれど、うぃーーんて機械音が鳴っている。おしい。最近は小さい髭剃りが発売されて注目されいるみたい。ただ歩いてるひとから、機械音がしたら……急に星新一さんの世界観になっていった。 ホームにつくと、窓からある男性が手を振っていた。いつも同じところに並んでいる人。仏頂面しか見たことなかったけど、にこにこしてる。誰かな、好きな人かな、子供かな。いってら

        プレミアムな4月16日

          2年目デビューの4月1日

          2時間くらい布団の中で眠りが来るのを待っていた夜。いつの間にか寝ていたので、いつのまにか起きた。あんまり快晴!って感じではなくて、今日が新〇〇の人の朝はどうだったろうなと思ったり。 顔を洗ってメイクをする。いつもの手順をひとつ飛ばしてしまったりして、ちょっとバタバタ。服を悩む。営業じゃないから服は自由になるけれど、普段の服ともちょっと変えたい。初日だし、自分が背筋をのばせるかっこよくてテンションあがる服。 朝の電車は遅れていた。ちょっとひやひやするけれど、乗り換えで巻けるとこ

          2年目デビューの4月1日

          最終日の3月29日

          1年間働きました。 すごいねぇ、えらいねぇ。そう自分を褒める。言葉だけじゃなくて、今日はお昼から韓国焼肉を食べた。大変、美味しい。 焼くって何て美味しいのだと感じたのは、この間のキャンプ。火に炙るだけでこんなに美味しくなるのは不思議だ。突き詰めるとちょっとグロテスクだからやめるけれど。 写真は「荒野のベーコン醤油ライス」を作ったもの。小説に登場するレシピを再現した。これまたとっても美味しくて、満足! 色んなものを捨てる。がんばって作った書類。メモ用紙、紙紙紙。途中、無くした

          最終日の3月29日

          ぷりぷりきゅあきゅあ3月27日

          『Spring』恩田陸さんの最新刊。 バレエの天才を描いた物語。恩田陸さんは、天才を書く天才だと本当に思う。『チョコレートコスモス』では演技の天才、『蜜蜂と遠雷』では音楽の天才を。『Spring』はまだ一度しか読んでいないが、きっと繰り返し読むに違いない。 わたしが初めて天才だなと思ったのは、中高時代の部活の同期だ。小学校までの同級生も、その後ピアニスト、ダンサー、陶芸家、医者などなど天才と呼ばれそうな人たちはいる。だけれど一緒に育ちすぎて、ただの個性にしか思えなかったのだ

          ぷりぷりきゅあきゅあ3月27日

          石ころもダンゴムシも見えない帰り道3月26日

          朝、少年がスキップで階段をあがっていた。なかなか難しい技だと思って二度見するけど、たしかにスキップをしている。いいことがあったのか、あるのか、何もないのか。考えるという行為を飛ばして、感情が行動に直結しているその幼さが少し羨ましい。いつからわたしは真っ直ぐに道を歩くようになったのだろう。かつては石ころを蹴り、霜柱をふみ、ダンゴムシを突いては丸めていた。自宅から学校までの道のりは、成長とともにショートカットされる。微かな睡眠の延長の代償に省いてしまったのが、幼さなのだろうか。

          石ころもダンゴムシも見えない帰り道3月26日

          おまけの3月23日

          髪の毛をほどく瞬間の心地よさと、ブラジャーを脱ぐ解放感、裸足で土をふむ興奮は、変え難い好きな瞬間だ。 久しぶりに抹茶を飲みにきて、水の音を聴いていたら外だけど無性に髪の毛をほどきたくなった。髪ゴムをぐいと引っ張って、解放する。頭皮が喜ぶ。ため息が溢れるような。 初めてポニーテールをして泣いた幼稚園生の頃とは違って、わたしの髪の毛はくくられているのが定番だ。毛量が多いから。それでもできることなら、放り出したい。そんな気持ちもどこかにある。髪をほどくのも、ほどいてもらうのも、何

          おまけの3月23日

          春に蕾む3月23日

          卒業おめでとう! 1年前といえばすぐそこなのに、卒業式と思うととても遠い。卒業おめでとうと言い合った、友だちには中々会えない距離に引っ越してしまった人もいる。 卒業おめでとう、今日はこの言葉を彼氏さんと自分に向けて。 大学を卒業した彼氏さんに会いに大学へ。ネクタイにスーツ、かっこいい。友だちの前でリラックスしているけどいつも違う姿を見るのはくすぐったくて、にやけてしまう。 写真を撮ってもらった。 かわいい〜ってちびっ子の撮影会くらい言われながら写真を撮ってもらう。面白くて、

          春に蕾む3月23日

          どれも同じくわたしで3月11日

          金曜の夜、新宿。 乾杯をした26人は、まだお酒なんて飲めるはずもない幼稚園児だった。3週間前に唐突に招集された懐かしの幼稚園組。40人中26人出席という出席率の高さが面白い。あの頃の面影を残しつつも縦に伸びた人たちが、続々と集合していくのは何だか不思議な心持ち。知ってるのに知らない、久しぶりだけど仲良し。男女の区分けもまだないような“あの頃”を共有し、ぐんぐんと育ってきた、2000年生まれの40人。あまりに内輪ネタすぎる夜は、逆に語りにくい。素でしか生きていない時代からの友だ

          どれも同じくわたしで3月11日

          勢いにのって香港

          韓国の翌週は香港、その次は書店研修と非日常が続いているうちに3月に突入していた。 そう、まず書き残しておきたいことといえば香港に行ってきたのだ。 卒業旅行中の彼氏さんに合流するべくひとりで新幹線やら飛行機に飛び乗る。2週間連続で海外に行くなんて初めてのこと。おもしろい。 朝が早かったことと、カプセルホテルで音出しのアラームが禁止ゆえに振動で目覚めねば!!とスマホを握りしめ緊張していたから浅い眠りを繰り返した。諦めてだいぶ早く起きて優雅に朝風呂につかる。道中、飛行機ではほとん

          勢いにのって香港

          水面が広がる2月19日

          プールの下の方を潜水しながら漂うのが好きだった。少しひび割れた底に反射する、波の光と影。ぼんやりとした音と、ゆらめく景色が面白くて飽きずに眺めていた。 そんな小学生の記憶がぎゅっと呼び起こされたのは、韓国の雑貨屋さんでスマホケースを見つけたから。かつての記憶を絵にしたような、そのイラストに思わず手が伸びた。自分が使っている機種のサイズがあることに喜び迷わず購入する。ずっと眺めていられる風景を手に入れられたのが結構嬉しい。画面じゃなくてカバーの方を眺める時間が増える。眺めては

          水面が広がる2月19日

          韓国にだ2月16-18

          夕焼けの中にいるような、幸福な輝きに満ちた光だった。 髪の毛がその暖かな光にあたって柔らかくみえて触りたくなる。何かに、なにってきっと大っきい何かに許されているような感覚がする。そんな日差しの中を通り抜けて飛行機が降りたったのが、韓国! 友だちとの韓国旅行。 スイスイと案内してくれる友に甘えて、後ろをふわふわと歩く。看板、文字、匂い。たった飛行機で2時間で隔てられた場所が、まだ地域性を持っている奇跡を思う。そろそろこの近さなら、世界は同じになってしまいそう。 同じ部分も結構

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          蹴ったり踏んだり三連休

          みんな大好き三連休! という訳でもないということを、『ウエディングプランナー』という本で主人公は語るわけだが、わたしは好き。 金曜日の夜、上司に誘われて同期と飲み会。 仕事と野球の話をするサラリーマン。文章というか単語だけで伝わりそう。 金曜日の夜 大手町 上司飲み ビール 焼き鳥 新卒 仕事 野球 昔は良かった 失われた30年 バブル 給料 未来を考えろ 若手はがむしゃらにやれ 日本どうなる 時代が違う 金 女 酒 酒 酒 土曜日、友だちと向かうはチョコレート売り場。人

          蹴ったり踏んだり三連休

          雪は水をふくんで重かった2月5日

          窓の外、雨粒が重力に逆らって不思議な動きをみせた。気のせいかと瞬いている間にも、雨粒は急に自由になっていく。はらはらとその数を増していって、あぁ初めて雪になる瞬間を見たと思った。 寒空の帰り道。 いつもは自転車だけれど、今日はバスに乗る。 1番前の高い席。停車するたびに前の扉が開くからちょっと寒い。 いつもと違う、外をみつめる。 ーー雪景色。そんな言葉が浮かぶ。 雨模様に雪景色。なんで違う言葉があとにつくのだろう。ぼんやりと考えているとヒントは目の前にあった。 雨は水たまり

          雪は水をふくんで重かった2月5日