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毎月痛みに襲われない皆さんへ5月9日

不思議だ。
なんで親子で髪質だって違うし、ワクチンの副反応も違うのは当たり前なのに、生理は個別だと思わないんだろうか。

熱がいくらでても、わたしは大丈夫としか言わないと心配する母。なぜか生理に関しては、わたしが痛いと訴えても、「薬を飲んだから大丈夫でしょう」「そんなに酷くない方なんだから」とむしろ嗜められる。なぜ。自分が軽いから?
生理の度に寝込んでしまうという母の友人の娘さんを引き合いに、私はそんなに酷くない方だと言ってくる。なんで比較する必要があるのか。

痛いんだ、生理って。毎月毎月懲りることなく。またかと思われるだろうし、わたしもまたかと思うけれど。でも、生理じゃないときは、その痛みを忘れてどう痛いんだっけとか思ったりする。毎回くるたびに思い知らされる。『進撃の巨人』冒頭のシーンが繰り返される。

生理2日目、薬も飲んで耐えていた飲み会でお酒を飲まないことを上司に軽くいじられたのか嗜められたのか?あれは何なのかわからないけど、「なに飲んでんの?」とオレンジジュースにしか見えないコップを見て言われる。何で私は謝ってるんだろうと思いながら、ヘラついた顔ですみませんと口にする。顔が引き攣る。
苛立ちと、上手く立ち回れなかった落ち込みと、落ち込まなければならない謎の圧力に苛立つ。
たったこれだけといえば、これだけのことで夜ちょっと泣ける。情緒……!って感じだけど、お腹は痛いくて頭は鈍くて眠気もあってという乱されまくりの生理期間、日中普通に社会にいるだけで精一杯だ。

Twitterでは、無痛分娩や帝王切開への理解のなさが嘆かれている。普通の出産だと楽だと思ってる人に怒りしかわかない。麻酔は切れるし、麻酔しててもお腹を切ったり股を縫ったりすれば痛いのは当たり前だろう。麻酔なしの手術と麻酔ありの手術を比較して、楽だねって言うのだろうか。謎すぎる。
出産とか生理とか、女性の身体に古来から起こるもの、それに対する理解が乏しすぎるのは一体なぜ。

こっちは血を流しているのですが。

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