UBUSUNA9

とりあえず実体験9割くらいのエッセイ?が中心。 Twitterとかに載せてる映画の感想…

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とりあえず実体験9割くらいのエッセイ?が中心。 Twitterとかに載せてる映画の感想とかもコッチに転載しようかとも考え中。

最近の記事

オリジナルのアクリルキーホルダーを作りました。

ubusuna9 https://ubusuna9.booth.pm/ #booth_pm BOOTHでオリジナルのアクリルキーホルダーを公開しました。順次商品は増える予定。 ちっちゃいこういうのをジャラジャラとぶら下げたいなぁという自分が欲しいだけの商品です。 骨格、虫、勾玉、アリの巣、魔法使いの杖、何かの儀式道具、細かく複雑な模様。 そんな好きなデザインを詰め込んだイラストのアクリルキーホルダーです。 学生時代に授業をつまらなく感じるほどノートの端で無尽蔵に増殖して

    • 色々やろう

      • 映画感想:NOPE/ノープ

        別名【恐怖の肉食怪円盤生物Gジャン】こと【NOPE】の感想です。 ネタバレを恐れる方はブラウザバック推奨。 ジワジワと日常に異物が侵入してくるホラー……私の大好きな【SIGN/サイン】みたいなのを想起しながら見たら、空から速くて強くておぞましい生物が襲ってくるモンスターパニックでした。 控え目に言って最高ですね。 最後まで渋ることもなく、早々に正体現してガンガン襲ってくるUFOみたいな謎の超生物が、シンプルな形状なのにメチャクチャ怖くて素晴らしい。 吸い込み攻撃しなが

        • ガメラ3 トツカノツルギ

          これは映画“ガメラ3邪神覚醒”に出てくる。 役立たずの剣“トツカノツルギ”について、そう呼ばれていることに対して逆張りと妄想で考えた文章です。 主に映画から得た情報で思いついた事を膨らました文章なので関連書籍に載っている情報は、ほぼ把握していません。 これが正しいとか思っている訳じゃなくて、思い付きの妄想です。 ある日、私のTwitterのTLに“ガメラ3邪神覚醒”という映画の実況感想が大量に流れてきた。 何処かのチャンネルで放送しているらしい。平成ガメラ三部作は好きな

        オリジナルのアクリルキーホルダーを作りました。

          絶賛

          学生バイト時代の事である。 店が昼休憩に入る時間で上がりだった。客足が途絶えたのでラストオーダーで上がれるな、と思っていた時にその男は現れた。 「これ最高じゃないか!」 何やらランチメニューをやたらと絶賛してくる。そんな男の第一印象はかなり悪い。ラストオーダーで上がれるとこだったのにそれを止めるタイミングで来たせいだが、それを差し引いても面倒な奴だった。 働いている身でなんだが、スタッフとしてみていると最低ではないが誉める気が全く起きない有り様を色々見ているので、絶賛さ

          コーヒーカップとティーカップ

          「ちょっと!このカップ薄い!珈琲用じゃないでしょ!熱くて持てないでしょ!それでもプロなの!」 なんてクレームをつけている、全く親しくないし名前も知らないが、顔見知りの人間が飲食店で珈琲の厚さと熱さで店員にクレームを入れている風景を見てしまった。 うわぁ、と思わず身を引いてしまった。 話は変わるがコーヒーカップとティーカップの違いとは何だろうか? ネットを少し検索すると出てくる説明には。 珈琲の方は冷めるのが遅くなるように口径が小さく厚い。小さい分、量が少なくなるので背

          コーヒーカップとティーカップ

          そのベビーカーは何?

          それは奇妙な風景だった。 紺色のベビーカーを押す一人の男が歩いている。 時間は昼過ぎ。 私は用事を済ませたので帰宅しようとしていた時だった。 ここまでは普通だ。普通じゃないのはそのベビーカーが遠目から確認してもわかるくらい汚いことだ。 「10年くらいベランダに放置してました!」と言った薄汚れて白濁した樹脂テクスチャーがベビーカーを覆い、触らなくてもザラザラしているのが手に取るようにわかる。 形状もなんとなくだが古臭く見えた。 そんなベビーカーには赤子も幼子も乗っていな

          そのベビーカーは何?

          ゾンビ物

          何か物音がした。 耳を頼り目を向けると、そこはガラス張りの店の正面。 自動ドアの前で誰かが倒れていた。 これは大変だ! この時の私は働く店の入り口前で倒れる老人を見て、その人の心配よりも物置小屋のようにゴチャゴチャしている店の前で足を引っ掻けたんじゃないかという自己保身が強かったが、倒れた人の介抱のために駆けつけたことは間違いないので罪悪感は抱かない。 「大丈夫ですかぁ」 駆け寄り、俯せに倒れた老人を仰向けにすると、口元からは泡を吹き、全身が痙攣していた。 予想外に重

          ゾンビ物

          おじいちゃんそれはDSだよ

          とある夏の日。 今よりはマシだが、既に毎年猛暑猛暑と叫ばれ、倒れる人間が続出していた頃。私は電車に乗り込んだ。 体質のせいか当時の気温ではそれほど辛いとは思わなかったが汗はダラダラと流れる。電車の中は弱冷房車なためエアコンの効きは悪かったが直射日光を避けれる分涼しく過ごしやすかった。 そう思えたのは次の駅で色んな意味でストレスの塊のようなそれが乗り込んでくるまでだった。 「あのなぁ!内蔵がなぁ!痛いねん!電車でな!誰かが携帯さわってるとな感じるのよ、わかるのよ。電波な

          おじいちゃんそれはDSだよ

          都会から来たおのぼりさん

          不機嫌そうな老人が店に入ってきた。 キョロキョロと不審そうに周囲を見回したその老人は「いらっしゃいませ!空いている席へどうぞ!」と、客を丁寧に案内するほどでもない小さな店ではよくあるだろう店員の対応に何らかの化学反応を起こして爆発した。 「はぁぁぁぁぁぁぁぁ!いぃぃぃなぁぁぁかぁぁぁやぁなぁぁぁぁぁ!」 凄い老人だ。人目を憚らず全力の大声で田舎だと周囲を蔑むストロングスタイルに正直引いた。何がそうさせるのかその場にいた店員や客が全員キョトンとしている間にも堪え性の無い品

          都会から来たおのぼりさん

          怖くない話

          ホラーな実体験を少ないが持っている。 夜道で突然、耳元で野太い男の笑い声を聞いたのがその一つだ。 これは人に伝えても怖くない。 野太い男の笑い声が聞こえたのが言葉にするとなんか面白い。体験した私としてはメチャクチャびびって、自転車に乗っていたのだが咄嗟に全力でブレーキをかけてしまったので転倒しかけたほど驚いたし怖かった。 笑い声が聞こえたシチュエーションも恐ろしく。夜道なのだが、それに遭遇した場所は海と空き地に挟まれた護岸道で周囲は電灯一つ無く本当に真っ暗だった。自転車の

          怖くない話

          中毒

          煙草は正直に言って嫌いである。 でも無くなれとは言わない。 臭いし、眼に痛いし、臭いので、子供の頃からヘビースモーカーの親が居たこともあって大嫌いだが分類が嗜好品のため、やたらと税や規制がきつくなっていくのはサブカルチャーを嗜む者として不安がある。 しかし、残念な事にマナーの悪い喫煙者は本当にどうしょうもない。 燃えていて普通に危ない。有毒で臭い。眼に染みる煙が大量に出る。中毒性がある。臭い。そんな性質を差し引いても嗜む人の中にいるマナーが悪い人が本当にどうしょうもない。

          そのインターセプトは必要だったのか?

          第一印象は「体調が悪そう」だった。 「ねぇぇまだなのぉー」と猫なで声でクネクネと体を動かしながら文句を垂れる少々変わった客を相手しているその女性は右目に医療用の眼帯をしており、心なしか顔色が良くない。 体調が悪いせいなのか、単純に不馴れなのか、見た通り客が面倒臭い奴なのか、その全てか。 何か接客で問題があったらしく、その様子を険しい目付きでファーストフード店のレジの奥から見ている正社員らしき制服を着た男性がいた。 変わった客が商品を受け取り私の番が来た。目の前には体調の

          そのインターセプトは必要だったのか?

          ファーストフード店に響く笛の音の幻聴

          バイトに励む実家住みの高校生。 金関係のトラブルが無い家庭の子供が送るその時代は、恐ろしく自由で小金持ちだ。 毎月、趣味の読書の為にファンタジー小説や雑学に多種多様な内容の図鑑。更に幼い時代にTVで視聴したホラーやアクション映画の映像ソフトの中古品や廉価品を買い漁り。新品、新作の映画映像ソフトを買って更に貯金もできる。 勿論、それらを即日読み視聴する時間の余裕も元気も有り余っていた。 そんな時代に私は頻繁にとあるファーストフード店を利用していた。 そんなに金があるのにファ

          ファーストフード店に響く笛の音の幻聴

          雑学を燃料に怒る男

          不機嫌そうな男がやって来た。 俺は今から怒り出すぞ!と憤怒がクラウチングスタートの体勢になっているような男だった。案の定その男は飲食店の店員にキレ始めた。そうなった引き金は店員の「コチラはビールのオマケです」という言葉だった。 全く怒る理由がわからなかったが「おまけ……?おまけだと……?ビールのツマミやろ!!」とソイツは店員に吐き捨てるように言った。言われた相手もなんでその言葉がそこまで溜めを必要とする怒りの引き金になったのかわからない様子だった。 端から見ていると怒る

          雑学を燃料に怒る男

          寝不足のハシビロコウはクレーマーと間違われる

          その日は眠たかった。 眠たかったが朝早くにコンビニに行く必要があり、目的の物を手にレジに向かいお金を払った。お釣りを手の上で受け取りそのまま眠たかったので微動だにせずにレシートをくれるのを待ったが。 ここで時が止まった。 五秒くらいだっただろうか? 何故か店員がレシートを渡してくれない。そんな疑問を浮かべたが眠たかったのでそのまま全く動かず石像のように、もしくは眠たかったので目付きが悪かっただろう、ハシビロコウのような目付きでお釣りを受け取った手でレシートを待ち、完全に

          寝不足のハシビロコウはクレーマーと間違われる