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【卒論コピペ】心理的効用から見るラップの真正性とリアル
高校の時から自分なりに向き合い続けたHIPHOPについての論文で、心理学的観点からHIPHOPの存在意義を考えています。
読んでくれる人は目次をご活用ください。
本編は1章2節からで、革新性があるのは2章からです。
3章ではCreepy NutsやEminem等の実際のラッパーについて書いているので、3章から読むのもとっつきやすいかもしれません。
「はじめに」は自分の立場を明らかにする意味がある
【心理学的考察】R-指定にとっての「HIP-HOP」とは
Creepy Nutsの武道館公演。私は初日に参加したのだが、Rの放った「ある一言」が耳から離れない。
「HIP-HOPとはなにか」
その答えが、ある種の完成に到達しようとしている。
心理療法には、ナラティブセラピーという領域がある。自分の実体験(物語)を肯定的に語り直すことで、心的外傷などを軽減するという精神治療の一つだ。
しかしこの「語り直し」行為は、ただ無理矢理自分の実体験を肯
【奴隷文学からのHIPHOP考察】ヒップホップの社会的効用について 〜共同体的自伝的記憶の再解釈による民族アイデンティティの回復を目的とした“ネオ・ナラティブ・セラピー”としてのネオ・スレイヴ・ナラティブ比較〜
HIPHOPが社会に与える影響を見るべく、奴隷制に生まれた文学作品から思索を広げたレポートです。かなり骨太なので読める人はいないと思うけど、提出時に文字を削らなきゃいけないので、ここに全文を供養します。
本稿では、奴隷制を直接体験したことがないアフリカ系アメリカ人作家による奴隷制体験記である “ネオ・スレイヴ・ナラティブ”である4作品、『地下鉄道』『ハリエット』『ナット・ターナー』『地図にな