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世界一周その3 - いよいよ旅行も後半戦、ベルリンに寄り道して中東ドバイを目指す旅

早朝のマドリードを後にしてリベリア航空のIB3676便に乗り、ドイツの首都ベルリンを目指します。ベルリンで一泊し、BA995便にてロンドン・ヒースロー空港を経由し、BA109便で中東UAEのドバイを目指す、長丁場の空の旅のスタートです。

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One World 世界一周券を30分で作成、ネットで購入して世界一周、周遊旅行計画を始動
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世界一周その1-日本からはるか離れた世界都市ブエノスアイレスと世界最大の絶景の滝イグアスに行く
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1.ベルリンはインターネット時代に無視できない重要都市

ベルリンは、インターネット登場以後成熟期の昨今、ブロックチェーンの分野でもそうだし、GDPRの動きの中心的な街としても有名で、個人的にはポストGAFA時代の今後重要な都市になっていくと感じています。東ヨーロッパと西ヨーロッパが、東西ドイツ統一後数十年が立ち、東ドイツ側にあった都市のため、多様な資本や人材が集結した今融合した雰囲気が、どんな感じになっているのだろうという部分にも興味があり、無理やり経由して一泊することにしました。

また、デザインやカウンターカルチャーの分野でもともと歴史のある街であります。近年これがインターネット・スタートアップの欧州の重要都市としての動きと合わさって注目されているのです。少し前から気になっていました。

どういうわけか、日本から直行便が飛んでいない理由は、行ってみて理解しましたが、1.国際空港が21世紀品質の最新鋭のものがいまだ完成していないため、ヨーロッパ旅行の拠点としては使えない、2.ツーリスト向けにはあまり観光資源がないなどなどの理由からのようでした。(勝手に妄想)新しい国際空港が現在建設中ですが、延期に延期を重ねていて、一体いつになったら完成するのでしようかね。

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マドリードからベルリンに移動する途中、朝日に映える雪化粧のピレネー山脈の光景がとても綺麗でした。スノーリゾートっぽい街並みも見えました。いつの日かいってみたいなあと思います。

2.到着、ベルリンの都市の雰囲気

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ベルリンのテーゲル空港に着陸後、入国は直ぐにできましたが、郊外の何もない場所で交通の便は至極不便。バスでベルリン中央駅に移動するしかありません。体外のツーリストはここまでいったん移動してから市内各地に向かうようです。

外気温は3度。

一週間前に外気温27度の世界にいたのでむちゃくちゃ寒い。この時期ベルリンの日の出はとても遅く、16時すぎには日が沈んでいまします。日中ほとんど曇っていて暗い雰囲気のドイツというのが第一印象です。

テーゲル空港は空港の構造としてはいい意味でコンパクト、冷静に言うと1980年代ぐらいに出来たごちゃごちゃした感じです。到着フロアと出発フロアが同じ階にありとにかくゴミゴミしています。入出国管理がなんと搭乗ゲートそれぞれに個別にあるのです。これは早く新空港にしないと、とてもじゃないけど海外からこれ以上の乗客を受け入れることは難しいのではないかと思いました。

空港からのバスの移動については、地下鉄とバスの共通チケットを購入して乗車します。このチケットの購入の仕方にコツがあります。ドイツの公共交通機関は原則改札がない性善説で運営されていて、チケットを購入しなくても乗車できてしまうのに少し戸惑いました。(車内改札時に摘発されると高額の罰金がかかる仕組みになっている)

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東ドイツで使われていた信号機のマーク(アンペルマン)のデザインが好評でベルリン市内全体で使われていました。お土産屋さんが市内に何店舗かあるぐらい人気です。

ベルリンの街を歩きましたが、なんというか一言でいうと社会主義の国っぽいというか北京のような雰囲気です。計画的な道路、画一的な建物が並んでいる感じ。ごちゃごちゃした昔ながらの街並みに再開発された街並みが並ぶ感じとはだいぶ異なります。街というよりは、計画都市です。

ただ、北京と違うのは、アジア的な派手さはないけれど、ガラス張りのデザインセンスに凝った建物が随所にある部分でしょうか。自己主張が抑えられているけれどどこかハイセンスで機能的で平坦な街並みというところでしょうか。とはいえスペインのバルセロナやフランスのパリのような、街を探索する楽しさはあまり感じさせません。

また教会がほぼプロテスタントでそっち系の国ははじめて訪問したのですが、同時期に教会の敷地で開催されていたクリスマスマーケットは、他のヨーロッパ国のそれとは違った感じでなかなか趣深かったです。

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3.東西ドイツ・ベルリンに分断されていた名残とは

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ベルリンの中心にあるブランデンブルク門にも出かけてきました。街の中心地ですが、直ぐ側に広大な公園なのか森があります。街の中心が密集している感じではないのが(適度に分散化されている、もしかしてかつて街が東西に分裂していた名残か)この街の特徴なのですかね。

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ブランデンブルク門の側から、ドイツ連邦議会堂を望む通りです。ちょうどこの場所にベルリンの壁があった場所のようで、こうして立ってみました。ここが東西に分断されていたことは今では全く想像できませんがなんだか不思議な雰囲気です。1つの都市が異なる国家の仕組みで分断されるってどんな感じだったのでしょうかね。すぐ近くに、アメリカ・フランス・イタリア・イギリスの大使館があり、かつての西ドイツ・西ベルリンの中心地がこの地にあったことがよくわかります。

あとこれはたまたまだったのですが、ちょうどベルリン滞在中にブランデンブルク門のあたりでかなり大規模な地球環境のデモが開催されていました。その関係で道路が軒並み封鎖されていていました。とにかく外気温3度なので極力タクシーを市内で移動しようとしたとき、回り道を3回されるなどかなり面食らいました。あとから原因を知ったので、こういうときのために事前に外務省のデータベースに登録しておけばよかったと反省しました。

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ベルリン地下鉄です。この路線は、東ベルリンと西ベルリンをまたいで運行されていました。この駅は東ベルリン側。運行する路線が東側だと、西側の駅は停車しないで運行するなどされていたようです。すごく機能的な雰囲気のプラットフォーム構内です。

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電動スクーターのレンタルは特にドイツでのみ特筆する事象ではないですが、今回の旅程で、スリランカ以外の国にはほぼすべての国で整備されていました。日本では法律の規制の壁があるのでしょうか。こういうのも、ネット*マッチングサービスの経済効率が日本社会に導入できず、日本社会がたたただ貧しくなっていく状況を垣間見る形になってしまいただ悲しいです。(アルゼンチンでも整備されていたぐらい)

4.ベルリンまとめ

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行ってみてわかりましたが、ベルリンは観光都市というか文化を味わいに行くというよりは、実務的な都市ですね。ドイツとつながりのある仕事や、学問に関連することがない限り冬の時期にわざわざ行くこともないでしょう。

反面夏は多分過ごしやすい場所だと思うので、夏から秋にかけてドイツ周遊旅行が一度どこかで考えてみても良いかなと思いました。食事は、ホットドックのような食べ方を多くの人たちがしていたのが印象的でした。

食文化的なところで一点気がついたのですが、コンビニやスーパーで、ポークのソーセージやスペアリブの燻製を購入し、そのままロールパンに挟んで食べるのが、サンドウィッチやハンバーガーより一般的なようです。日本で言うおにぎりのような国民食のようです。スーパーのお惣菜コーナーで販売されていたポークのスペアリブの燻製に個人的にハマって(200円ぐらいだけど200gぐらいある)これを滞在中なんども食べてしまいました。(レストランにほぼ行かなかった)スペインだと生ハム、ドイツだと燻製焼きやソーセージが、日本でいう鯵の干物みたいな定番のタンパク源なのでしょう。

5.いざロンドン経由でドバイへ

ベルリンは中東からの移民が多いためか、中東行の直行便がたくさん飛んでいます。ただ、ワンワールドの世界周遊券でドバイに行くためには、いったんブリティッシュ・エアウェイズでロンドン経由にする必要がありました。

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ロンドンに着陸間際のロンドン・シティの夜景がかなりきれいに見えました。BAはヒースロー空港の第5ターミナルが専用ターミナルになっていてここに世界中のBAの航空機が集結します。

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途中ラウンジによりましたが、さすがはロンドンということで「コンコルド・ルーム」という名のファーストクラスの上の最上級ラウンジがありました。これは他社ワンワールド便ファーストクラスでも入れないらしい。(BAの最上級会員、ファーストクラス乗客のみ)一般的なファーストクラスの上のラウンジがあるのは多分世界中でもここぐらいなのではと思いました。

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ロンドンからドバイへはBAの深夜便だけでも2便飛んでいます。ドバイ(UAE)のかつての宗主国はイギリスということで今でも行き来が盛んなようです。寒いヨーロッパを避けてバカンスに出かける人、ロンドンへ移民してきたアラブ人家族など多数の人たちで搭乗口はごった返していました。

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747のビジネスクラスは、お見合い型。私は反対向きの座席になりました。BAなどヨーロッパの航空会社はビジネスクラスでも事前座席指定が有料なのです。。。トホホ。機内食は、今回の世界一周旅行の中では、メインデッシュ、ワインともにオーソドックスで平均点より少し高めぐらいな感じでした。

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ロンドンからドバイまでは6時間30分ほどの旅ということで、ちょうど日本からバンコクに行くぐらいの距離感。深夜便の旅ですがそこまで長丁場ではありません。途中晴れていたのでイラク上空で真夜中の油田の炎がいくつも見えてなかなか幻想的でした。11月末だったので紛争懸念があるイラン上空を避けつつも、まだこの時点ではイラク上空バクダットあたりも普通に飛行していきます。(2020年になり現在はイラク上空も避けるようになり、ウジアラビア経由で運行されているようです)

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ドバイ着陸寸前に、一面砂漠の中、飛行機の高度を下げていきました。はじめて経験する場所なので、中東に来たんだと実感しました。電気ガス水道はどうやって通しているのだろうとかいろいろ疑問が湧いてきました。

6.次の旅は

ドバイには数日滞在し、ロンドンやシリコンバレーとは異なり世界中のマネーが集まる街で何が起こっているのかを体感したいと思っています。

追伸:追加しました。



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