見出し画像

世界一周その2-2 世界遺産の宝庫、イベリア半島の美食の国スペインを食べ歩く アンダルシア地方へ日帰り弾丸旅行編

イベリア半島を渡り歩く旅その2ということで、バルセロナからマドリードに移動してそのままアンダルシア地方の州都、セビリアに日帰り旅行するところから再開です。

One World 世界一周券を30分で作成、ネットで購入して世界一周、周遊旅行計画を始動
https://note.com/txtxtx711/n/n9bc3fa39da8b
世界一周その1-日本からはるか離れた世界都市ブエノスアイレスと世界最大の絶景の滝イグアスに行く
https://note.com/txtxtx711/n/nde1cf0e7b189

1.アンダルシア地方といえば

アンダルシア地方といえば、数年前に織田裕二主演の映画が記憶に新しいところです。直前にamazon prime videoアプリにDLして再度見てから行くことにしました。(prime会員は無料で見られた)

実際は、セビリアはマドリードからは、だいたい東京から大阪ぐらいの距離 離れています。マドリードからの日帰り旅だと、コルドバぐらいまでが一般的なのですが、欲をかいてアンダルシア地方の州都であり、かつての大航海時代の中心地だったセビリアまで出かけることしました。

ほかにもセビリアを舞台にした映画はいろいろあります。記憶にあるところではトム・クルーズ主演の2作品などあります。

2.移動はスペイン新幹線renfe

出かけるといっても新幹線で気軽に行けます。日本で例えると「ヨーロッパから東京に2泊3日で旅行に来た人が真ん中の日に日帰りで大阪旅行をしにいった」ぐらいに考えればイメージしやいかと思います。前々回にアルゼンチンのブエノスアイレス滞在中に日帰りでイグアスの旅に出たけたクレイジーに旅とほぼ同じ構成です。

画像1

早朝のマドリードの新幹線ターミナル駅、アトーチャ駅からrenfe(スペイン新幹線のブランド名)に乗り込み移動します。アトーチャ駅は新幹線用に整備されたターミナル駅で、パリのリヨン駅みたいなものと考えればわかりやすいです。地下鉄1号線だと地下からそのまま乗り換えることが出来ます。

直前に、スペイン国鉄のウェブサイトで新幹線のチケットを購入し、iphoneのwalletにRQコードを入れておき、チケットレスでそのまま乗車です。このあたりのシステムはフランス国鉄とほぼ同じ。(日本の新幹線もこのようなツーリストに優しい仕組みになる日がくるといいなあと思いました)

ちなみにスペイン国鉄のチケット購入はインターネッとから、日本のクレジットカードで普通に購入することが可能です。とはいえ買い方に多少コツがいるため、下記のサイトなどが参考になると思います。

AM8時に新幹線が発車してまもなく夜明けを迎えます。となりの車両がビッフェ車だったので、ビールを一杯飲みに行きました。日本ではできなくなってしまった光景ですね。

画像2

3.印象的な車窓が続くアンダルシアへの旅

画像3

途中、山脈を超えて、古都コルドバに途中停車し、セビリアに向かいます。マドリードからコルドバまでは、永遠とオリーブ畑が続きます。オリーブといえばイタリアが有名なのではと思うのですが、世界のオリーブ出荷数ではスペインが1位のようです。とにかく広大に続くオリーブ畑の光景は圧巻です。

そして面白いのが、その後コルドバをすぎると、一転してオリーブ畑がオレンジ畑に変わっていくところです。アンダルシア地方の隣は確かにバレンシア地方で、スペイン南部はかの有名なバレンシアオレンジのふるさと、ということでオレンジの栽培も盛んなようです。永遠とオレンジ畑が続く光景は、日本のみかん畑が続く光景とはだいぶ違いました。(日本のみかん畑は丘陵地帯に密集していることが多いですが、スペインのオレンジ畑は、平原にオレンジの木が均等に植えられていて公園のようよな光景が永遠と続きます)

画像4

二時間半ほど新幹線に乗ると、セビリアの中心サンタ・フスタ駅に到着します。スペイン新幹線は今ではスペイン全土に路線が張り巡らされていますが、最初はセビリア万博のときに、マドリードからゼビリアのこの駅までつなげたのが最初だったようです。ほかにもスペイン新幹線にはTGVにはない特色がいくつかあり、スペイン周遊旅行には欠かせない交通手段ですし、いろいろ調べてみると面白いかもです。個人的には九州新幹線でJRが断念したという異なる線路幅(標準軌と広軌)をまたがって走ることが出来る車両があるという部分でした。

4.美しすぎるセビリアの旧市街地

ゼビリアは中心地はそこまで大きくありません。もともと旧市街地(ユダヤ人街)を中心に街が構成されていて、新幹線の駅は少し郊外にあります。郊外といっても徒歩20分ぐらいの場所。そして旧市街の光景がただただ美しいのです。

画像5

画像6

こんな感じで細い路地が続きます。道はレンガで、アンダルシア地方に多いオレンジの木が街路樹になっていて、建物もオレンジ色と白のコントラストがとてもキレイ。バルセロナやマドリードとは全然街並みが違い美しすぎます。実際は薄雲だったのですが、写真加工で青空にすると写真がとても映えます。カフェやレストランが所狭しと並び散策はとても楽しそうです。この街路の先にセビリア闘牛場があります。まさにザ・スペイン的な光景ですね。このシーンがまさに。

訪れたのが11月の下旬でしたが、気温は20度以上ありました。調べてみると、どうも夏は40度以上になることもままあるようで、建物もそうした気候の影響を色濃く受けているようでした。

画像7

旧市街地の中心地に世界遺産「セビリア大聖堂」があります。ここはかつてイスラム帝国時代には巨大なモスクがあったらしくレコンキスタ後、カトリックのカテドラル(大聖堂)に作り変えていったらしい。内装はどこかアラビアンな雰囲気が残る不思議な大聖堂です。とにかく巨大で美しい。ツーリスト向けに整備されており、開放されていました。

画像8

画像9

意味合いがよくわからないのですが、これがコロンブスの墓らしいです。コロンブスはセビリアを拠点に大航海時代活躍しこの地に眠っているようです。大航海時代にいかにスペインの中でのこの地であるセビリアが繁栄を極めたかが、この大聖堂の豪華な内装を見て感じ取ることが出来ます。

画像10

こちらはマリア像ですかね。どこかオリエンタルな感じがします。

画像11

画像12


画像13

セビリア大聖堂のとなりが、世界遺産のアルカサス邸となっていたのですが、入場券がネット決済で日本のクレジットカードがすべて弾かれてしまい、入れずじまいでした。そのまま歩いて行くとトラムも走ってました。

5.澄み渡る空とただただ美しい名画の舞台、スペイン広場

アルカサス邸から徒歩で10分ほど歩くと、一番楽しみにしていた「スペイン広場」に到着しました。遠くから塔の建物が見えてきてからテンションがどんどん上がり、実際にこの広場は公園の一角にあるのですが現地につくとただただ感動しました。

画像14

画像15

画像16

画像17

美しすぎる。

今回のスペイン旅行で一番胸が高揚した場所でした。写真を取りながら何度もニヤニヤしてしまいます。

すべてのアングルから計算しつくされたような美しさです。この広場は大航海時代に作られたものと思いきやそんなことはなくて20世紀の前半にセビリア万博(2度あり1度目のほう)のときに建設されたそうです。そのためか世界遺産ではありません。

たくさん写真を取りました。ディズニーシーの広場いるような錯覚を覚えます。スターウォーズの惑星ナブーのシーンでも登場したようです。

iphoneの広角カメラで撮影し、写真の調整をすると美しすぎる思い出に変わりました。

6.アンダルシア料理をたしなむ

せっかくアンダルシア地方まで来たので郷土料理を食べてみようということでレストラン探し。今回の旅行ではレストラン探しは、どの国でも街でもまんべんなくレビューが掲載され地図アプリとしのて操作性も高いgoogle map一択でした。数年前まで使っていたトリップアドバイザーはもしや使わないぐらいgoogle mapの情報充実度がすごいです。

画像18

画像19

下の写真のイベリコ豚の料理がスペイン滞在中に食べた料理でダントツで美味かったです。左の青い入れ物に入ったソースがアラビアンな感じの不思議な味がして、イベリコ豚もほどよくジューシーで美味しかったです。

こんなの日本では食べられないよなと思いました。お肉の下にしてあるのは、日本だとオニオンですが、さつまいもっぽい食感のポテトでした。こちらも美味。

google mapのほどよい情報がなかったので結局トリップアドバイザを掲載しました。。。。(googleは単に情報のスクレイピングしかしていないので、独自コンテンツはないということなのかな。それでも充実度はすごいけど)

7.スペインまとめ

アンダルシアからの旅はわずか5時間の滞在でマドリードに戻り終了し翌日スペインから飛び立ちました。

スペインにはわずか4日しか滞在しませんでしたが、世界遺産があちこちにあり、町並みは美しく歴史の重みもあり、料理も南米より遥かに美味しい、そんな旅でした。南半球から北半球に移動したため、風邪を引かないか心配でしたが、マドリード以外の都市ではそこまで気温が低くなくて助かりました。

スペインは観光資源がとても豊富で、街全体がツーリストに対してとてもあたたかいなあというのがトータルでの印象です。失業者が多く、早朝早い飛行機に乗ろうとしてホテルを出ると、地下鉄の入り口がAM6時まで開かない街ではよっぱらいがたむろしていたりして少し危険な香りもありましたが、アルゼンチンと同じくカトリックの国ということで、異文化に対して寛容そうだし人はみな親切でした。

日本に訪れる外国人に対して我々もそうでありたいなあと思いました。

スペインはなかなか奥深い国で周遊するととてもよい観光地です。また行きたいと強く感じました。(少なくともフランスよりはそう思った)しかしスペイン語を全く勉強しないでいったので、英語の案内標識の少なさにただただ驚きました。スペインの人たちは自分たちは世界の中心だ、ぐらいに思っていそうです。実際、もちろんとても偉大な文化・食文化・豊かな国土の国だと思います。

8.次の旅は

世界一周の旅もスペインをあとにするといよいよ後半戦です。後半は、ドイツ・ベルリンに一泊してから中東ドバイに向います。ドイツは北欧圏内だし寒そうです。

追伸:追加しました。




この記事が参加している募集

一度は行きたいあの場所

この記事は「投げ銭」記事です。ポジティブにお金が回る仕組みにしてみたいと思いました。記事をおもしろいと感じてくださった方は「投げ銭」をよろしくお願いします。