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自作キーボードのこととか

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自作キーボードのこととか

記事一覧

nubkey_moduleについて

今回はnubkey_moduleについてです。 nubkey_moduleとは パレットシステムのよっぴさんが開発された、磁器スイッチの軸ブレを利用したマウスです。軸ブレをマウスのように…

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3日前
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Shoebill43TGについて

KeebPDにて紹介いたしました自設計のキーボードです。 簡単にですが概要をまとめておきます。 完成品 KeebPDで2回紹介させていただきましたが、改めて写真を載せておきま…

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1か月前
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PMW3360の駆動回路について(2)

前回に引き続きPMW3360の駆動回路についてです。 はじめに 回路図の引用にあたって、元となった九嶋さんおよびkbjunkyさんのライセンス表記を記載させていただきます。 …

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2か月前
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PMW3360の駆動回路について

前回の記事にて、狭ピッチキーボードの設計を開始したと書きましたが、具体的には、 ・狭ピッチカラムスタッガード ・一体型でGH60ケース互換 ・親指トラックボール という…

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3か月前
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Cherry MX Backlit Low Profile Keycap Setについて

最近、狭ピッチキーボードの完全自作を目指して設計を始めました。 狭ピッチではキーキャップの選択肢が少ないのがネックですが、比較的入手性の良いCherry MX Backlit Low…

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3か月前
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Keyballの親指キーをLofree Flowスイッチにしてみました

何かと評判の良いLofree Flowスイッチですが、Keyballの親指キーに取り付けられるとの事で話題になっていましたので、私も試してみました。 購入先はDaily Craft Keyboard…

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4か月前
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キースイッチレビュー

今回はキースイッチのレビューをまとめてみます。 キースイッチはどの指で押すか、どのポジションで押すかで印象が変わるので最低でも30個取り付けないとフェアでないとの…

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5か月前
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keyball44mod choc版試作 (4) 簡易立体キーボード化

随分と間が空いてしまいましたが、鬼テンティング構成を目指して改造してきたkeyball44ベースのキーボードです。当初思い描いていた形に一旦仕上がったので公開します。相…

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6か月前
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最下段のキー考察

はじめに 今回は自作キーボードやカスタマイズ可能なメカニカルキーボードにおける最下段に割り当てるキーについての考察です。 好みが分かれる点だと思いますので、こう…

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7か月前
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自作キーボードにおけるWin/Macの違い

今回は、Macを使うようになって感じている、WinユーザとMacユーザの自作キーボードに対する感覚の違いに言及したいと思います。 K11Proにおける言語切り替え Keychron K1…

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8か月前
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Keychron K11Proのキーキャップ変更

今回はKeychronのキーキャップ変更を行ってみました。 使用したキーキャップ キーキャップとしては、AkkoのNeonを選んでみました。 見た目に惹かれて思わず買ってしまっ…

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9か月前
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Keychron K11 Proを買いました

こんにちは。 今回は自作キーボードではなく、市販のキーボードについてです。 結論として、KeychronのK11 Proを買いました。 これを買った理由としては、 1. 諸事情によ…

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10か月前
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keyball44mod choc版試作 (3)     

いよいよkeyball44を再現するためのsu120上の実装について解説していきます。 回路図の対応関係 まず、SU120で想定しているリセットスイッチの位置やTRRSジャックの位置…

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11か月前
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keyball44mod choc版の試作(2)SU120基本編

今回はSU120についての記事です。公式の解説も十分手厚いのですが、作成中に感じた疑問点の補足などをさせていただきます。 SU120とは 自作キーボード界では有名なキーボ…

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1年前
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keyball44mod choc版の試作(1)構想編

はじめに タイトルにあるように、keyball44を改造したchoc版の試作についての記事です。かなり情報量が多くなるので、記事を何回かに分けて投稿しようと思います。今回の…

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1年前

Keyballの親指コンベックス化Choc版

親指にTecsee Puddingを使用し、コンベックスキーキャップを使用するという記事において、Choc版も試したいと書いておりました。今回はChoc版の報告です。 Choc版コンベッ…

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1年前
nubkey_moduleについて

nubkey_moduleについて

今回はnubkey_moduleについてです。

nubkey_moduleとは

パレットシステムのよっぴさんが開発された、磁器スイッチの軸ブレを利用したマウスです。軸ブレをマウスのように扱うために、ホールセンサーを4つ十字に並べているのが特徴です。

マウスとしての使用感

このモジュールはキーボードの中の1キーとして組み込んで、そのキーがマウスとしての役割も果たす、という使い方を想定している

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Shoebill43TGについて

Shoebill43TGについて

KeebPDにて紹介いたしました自設計のキーボードです。
簡単にですが概要をまとめておきます。

完成品

KeebPDで2回紹介させていただきましたが、改めて写真を載せておきます。

キースイッチはLofree Ghost、キーキャップはCherry MX Backlit Low Profile Keycap Setを使用。トラックボールはペリックスの黒です。

こちらはキースイッチをLofre

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PMW3360の駆動回路について(2)

前回に引き続きPMW3360の駆動回路についてです。

はじめに

回路図の引用にあたって、元となった九嶋さんおよびkbjunkyさんのライセンス表記を記載させていただきます。

設計変更点

一言でまとめますと、私が行った変更点は抵抗値の修正です。
自設計のキーボードShoebill43TGのお披露目を4/7のKEEBPDに投稿させていただきましたが、本記事の設計はShoebill43TGにて動

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PMW3360の駆動回路について

前回の記事にて、狭ピッチキーボードの設計を開始したと書きましたが、具体的には、
・狭ピッチカラムスタッガード
・一体型でGH60ケース互換
・親指トラックボール
という拘りの詰まった物を設計しております。
wings42とKeyball44とReex56のかけあわせとも言えます。

さて、本キーボードを設計するにあたり調べる事が多数ありました。そのうちの一つが、PMW3360の駆動回路についてです

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Cherry MX Backlit Low Profile Keycap Setについて

Cherry MX Backlit Low Profile Keycap Setについて

最近、狭ピッチキーボードの完全自作を目指して設計を始めました。
狭ピッチではキーキャップの選択肢が少ないのがネックですが、比較的入手性の良いCherry MX Backlit Low Profile Keycap Setを手に入れたので、そのレビューを行います。

どんなキーキャップか遊舎工房さんによると、e元素のキーキャップで、バックライト対応・ダブルショット、素材は硬質プラスチックとなっている

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Keyballの親指キーをLofree Flowスイッチにしてみました

Keyballの親指キーをLofree Flowスイッチにしてみました

何かと評判の良いLofree Flowスイッチですが、Keyballの親指キーに取り付けられるとの事で話題になっていましたので、私も試してみました。

購入先はDaily Craft Keyboardさんで、5セット購入でキースイッチプラ―が付いてくるというので5セット買ってみました。

リニア(Ghost)、タクタイル(Phantom)、クリッキー(Wizard)を全て試しましたが、正直どれも良

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キースイッチレビュー

キースイッチレビュー

今回はキースイッチのレビューをまとめてみます。
キースイッチはどの指で押すか、どのポジションで押すかで印象が変わるので最低でも30個取り付けないとフェアでないとの考え方もあるらしいのですが、今回は単体での評価です。リニア、タクタイル、静音リニア、静音タクタイル、クリッキーの5項目に分けて書きます。

静音スイッチについて

静音スイッチについて 職場での使用を考えて静音スイッチを買っておりましたが

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keyball44mod choc版試作 (4) 簡易立体キーボード化

keyball44mod choc版試作 (4) 簡易立体キーボード化

随分と間が空いてしまいましたが、鬼テンティング構成を目指して改造してきたkeyball44ベースのキーボードです。当初思い描いていた形に一旦仕上がったので公開します。相変わらず配線は見苦しいですし、筐体もプラ板を適当に接着しただけですが、一つのアイディアとして眺めていただければと思います。

カラムスタッガード化

これはSU120を列ごとに切り離して配線しなおしただけですので、説明を割愛します。

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最下段のキー考察

はじめに

今回は自作キーボードやカスタマイズ可能なメカニカルキーボードにおける最下段に割り当てるキーについての考察です。
好みが分かれる点だと思いますので、こういう考え方の人もいる、程度に捉えて下さい。

最下段に必要なキー数

最下段のキーについて、私の今の基本は7キーとなっています。

AltとWinは、Macの時の並びです。Opt, Cmdが並んでいると読み替えて下さい。Winの時は逆にW

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自作キーボードにおけるWin/Macの違い

今回は、Macを使うようになって感じている、WinユーザとMacユーザの自作キーボードに対する感覚の違いに言及したいと思います。

K11Proにおける言語切り替え

Keychron K11ProはMacでも使用する事を想定して購入しました。実際にMacで使う中で、Mac対応といえど、問題点がある事に気がつきました。
Macにおける言語切り替えは主に2通りの方法があります。

英数・かなのキーを

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Keychron K11Proのキーキャップ変更

Keychron K11Proのキーキャップ変更

今回はKeychronのキーキャップ変更を行ってみました。

使用したキーキャップ

キーキャップとしては、AkkoのNeonを選んでみました。
見た目に惹かれて思わず買ってしまったものです。
キーの種類も多くて良い買い物でした。

もう在庫は無さそうですが…

K11 Proのキーキャップの互換性について

さて、Gateron LowProfile 2.0ですが、ロープロファイルでありながら、

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Keychron K11 Proを買いました

Keychron K11 Proを買いました

こんにちは。
今回は自作キーボードではなく、市販のキーボードについてです。
結論として、KeychronのK11 Proを買いました。

これを買った理由としては、
1. 諸事情により市販品を探していた
2. 市販品でも親指Enter,BSを実現できる、親指分割式のものが欲しかった
3. Macを使う可能性が高いため、Win/Mac両対応が必要だった
といった3点があげられます。
特に親指分割/ス

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keyball44mod choc版試作 (3)     

いよいよkeyball44を再現するためのsu120上の実装について解説していきます。

回路図の対応関係

まず、SU120で想定しているリセットスイッチの位置やTRRSジャックの位置はkeyballでも同じピンを使用しているので、特に変更不要です。GNDやVCCもSU120の標準的なジャンパブリッジで再現できます。そうなると、対応関係を整理する必要があるのはキースイッチの行列の配置と、トラック

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keyball44mod choc版の試作(2)SU120基本編

keyball44mod choc版の試作(2)SU120基本編

今回はSU120についての記事です。公式の解説も十分手厚いのですが、作成中に感じた疑問点の補足などをさせていただきます。

SU120とは

自作キーボード界では有名なキーボード試作に特化した基板です。MITライセンスで公開されており、JLCPCBなどで自分で発注もできますし、販売しているネットショップもあります。今回私はネットショップから購入しました。(※SU120のサポートが大変という話を見か

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keyball44mod choc版の試作(1)構想編

keyball44mod choc版の試作(1)構想編

はじめに

タイトルにあるように、keyball44を改造したchoc版の試作についての記事です。かなり情報量が多くなるので、記事を何回かに分けて投稿しようと思います。今回の「その1」は、なぜこんな事を始めたのかというつまらない独
り言ですので、純粋に技術的な情報共有は次回以降となります。

keyballの本格カスタムを始めた理由

keyball61を購入する前に、もし入手できなければsu12

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Keyballの親指コンベックス化Choc版

Keyballの親指コンベックス化Choc版

親指にTecsee Puddingを使用し、コンベックスキーキャップを使用するという記事において、Choc版も試したいと書いておりました。今回はChoc版の報告です。

Choc版コンベックスキーキャップの作り方

まず、私は親指キーとしてChocでは低すぎるしMXでは高すぎると感じております。前回は間を取ってMediumスイッチを採用したのですが、今回はChocスイッチに分厚いキーキャップを付け

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