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keyball44mod choc版の試作(1)構想編

はじめに

タイトルにあるように、keyball44を改造したchoc版の試作についての記事です。かなり情報量が多くなるので、記事を何回かに分けて投稿しようと思います。今回の「その1」は、なぜこんな事を始めたのかというつまらない独
り言ですので、純粋に技術的な情報共有は次回以降となります。

keyballの本格カスタムを始めた理由

keyball61を購入する前に、もし入手できなければsu120で再現しよう、と考えていた時期がございました。現在keyball61を無事入手して日々使い倒しているのですが、色々とカスタマイズしたい点がございます。
1. 親指キーの角度
親指キーの角度ですが、個人的にはcraw44くらいの角度で配置したいという思いがあります。特にballなし側で若干端の親指キーは押しづらい印象です。
2. 一体化
前に少し触れましたが、キーボードとしての押し心地を求めるならば一体型が良いと考えております。keyballONE47の情報もありますがなかなか販売されそうにないので自作した方が早いと考えております。
3. 鬼テンティング専用構成
理想の書斎づくりさんにより世に広く知れ渡ったkeyball39+鬼テンティングという構成ですが、個人的にはいくつか難点があると感じています。まずkeyball44/61では列が一つ多いのでテンティング時に邪魔になるという点。39を使えばいいのですが、tab/ctrl/shiftが独立していないのは個人的に無理だと感じております。また、39であったとしても、親指キー配置に無理があると思われます。この点はColosseum44のような立体キーボードをベースとした方が筋が良いと思います。また、キーボードとして押すというより撫でるように打つ配置なのでメンブレン等の短ストロークでバネの弱いキーで構成すべきである、と思います。自作キーボードでメンブレンというのはスイッチが見つかりませんでしたので、今回はKailh Choc Pinkを使用します。

以上のような考えから、本格的なkeyballの基板からのカスタマイズに着手しました。まずは3の鬼テンティング構成を目指しつつ、su120でkeyball44を再現し、ついでにchoc対応にするという所から始めます。
なお、今回keyball44をベースとしましたが、keyball61をベースにしても良いとは思います。ただ、いきなりduplex matrixの再現を自作するのが不安だったというのもあり、keyball44をベースとしました。su120で再現していて思った事としては、普通にkeyball61からkeyball44に乗り換えたいだけなら公式の乗り換え版を買うべきということです。手間やアクリル板の確保などを考えると圧倒的に公式で買った方が良いです。今回の私はChoc対応と立体キーボード化という公式基板では不可能な点にチャレンジするためにsu120を使用しております。

続く

この記事はkeyball44mod (Choc,ortholinear)で書きました



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