最下段のキー考察

はじめに

今回は自作キーボードやカスタマイズ可能なメカニカルキーボードにおける最下段に割り当てるキーについての考察です。
好みが分かれる点だと思いますので、こういう考え方の人もいる、程度に捉えて下さい。

最下段に必要なキー数

最下段のキーについて、私の今の基本は7キーとなっています。

7キー配置

AltとWinは、Macの時の並びです。Opt, Cmdが並んでいると読み替えて下さい。Winの時は逆にWin, Altと並べています。
さて、7キー必要なのは以下の2点に起因します。
(1)Macとの互換性を保つため、英数・かなを配置する
(2)右の親指はEnterをホームポジションとし、左にBSを配置する
このうち、(2)はあまり一般的でないと思いますが、これで慣れてしまいました。

6キーの場合

さて、最下段に7キーが配置される自作キーボードはそんなに多くない印象です。例えば愛用しているIeneko42cでは6キーしかありません。6キーの場合、合理的なのは以下かと考えています。

6キー配置

先ほどからの変更点は、Win/Cmdを英数の裏に配置した点です。Cmdは多用するキーですが、Holdでしか使わないので、tapに英数を配置しても問題ないだろうとの判断です。

5キーの場合

今回この記事を書くに至った主な原因は、Enterの横にBSを置くのが難しい場合が多いと感じたためです。Keychron K11Proは左右のスペースバーの両脇にキーがあり、何の問題もなく最初の7キー配置ができるのですが、同じAlice配列でもQ10などは右手スペースバーの左側にキーはありません。

Epomakerなども同じく右手スペースバーの左にキーはありません。

他にも、スペースバーを分割したモデルだと、当然スペースバーの間にキーはありません。kick starterの以下のものなど。

http://kck.st/46PBiIh

以上から、Enterの左にBSを置くのをやめられないかと考えてたどり着いたのが以下です。

5キー配置

要するに、裏のLayerにBSを置いています。左手親指と組み合わせる必要がありますが、それ以上に右手親指のホームポジションを崩さなくて良い点はメリットだと感じています。

さいごに

そもそも、親指にEnter/BSを割り当てるのは一般的でないと思います。ただ、親指Enterは一度定着するとやめられなくなります。こうなるとそこらの市販キーボードでは満足できなくなります。あまり人におすすめできない沼です。

この記事はKeychron K11Proで書きました。

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