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Nikky 2024/08/14~20

2024/08/14

昨日から「こりゃ何もできない諦めモード」に入っているので、今日は一日中家にいようと決める。何しようか、思いついたのがクロスステッチ。

昨年、クロスステッチキットが毎月届くデアゴスティーニ的サムシングを申し込んでいたのだが、案の定溜め込み初月の半分しか終わらずギブアップ。しかし、そのおかげでカラフルな刺繍糸も同時に溜め込んだため、「これだけ色にバリエーションがあるなら、不自由なく好きな絵柄を縫えるのでは!?」と発想を転換。LGBTQ+の各々のフラッグを眺めながら絵柄を考えた。
お供はポッドキャスト。ラジオ耕耕、Call Me If You Need Me、Take Me High(er)を順番に聴く。どれもこれも楽しくて、それでいて元気が出る。


2024/08/15

ごめんなせ、なーんも覚えてない。ただやっぱり元気が出なくて、本屋さんかサーキットイベントに遊びにいく予定をキャンセルした。それだけ記憶している。


2024/08/16

台風直撃だがしかしアルバイトがあるというではないか。帰れなくなるから念の為休みをば…と連絡したら、「電車止まりそうになったら早退できるからとりあえず出勤をば。」と返答。そうかそうかそうかそうか…えーーーーーー。電車止まりそうになる、って予想できます?

あちらもこちらも休業しているし、電車の計画運休もしている現状、お客さんが来るわけもなくロス三昧。暇を極める。フユさんやベテランパートさんも集うが、お客さん来ない。そりゃそうよ。

フユさんがtake me high(er)の番組紹介台詞を披露してくれた。丸暗記していた。いつか誰かに披露しようと思っていた、らしい。

予定より早く上がらせてもらい、無事帰宅安心安心。家に着いてすぐ雨風が強くなった。私は荒天を避ける能力に長けている。(独自調べ)


2024/08/17

ヨガに行った帰りに突然「散歩を極限まで作り込んでみるチャレンジ」を思いつく。手書きの地図を作り、歩く時間分のプレイリストを作り、カメラを持って、お気に入りの本屋さんまで歩く。なんと楽しいイベント!!!
昨日の台風が過ぎ、明らかに猛暑であるのだが、それでも一度着火したものは簡単には消えない。『離合集散歩Vol.1』と名付け、日々のモヤモヤと共に歩き通す。約1時間半の道のり。

ライトハウスで本をまとめ買い。ずっと気になっていたあんな本やこんな本を次々と関口さんに預けた。「大変なお値段です…(笑)」と半分笑われながらレジ打ちしてくれた。ああこんなにたくさんの本を我が腕に抱えていいのだろうか、と段々不安になってくる。

明らかに先日聴いたラジオ耕耕に影響されていて面白い。なるべくスマホは使わないようにした。「気になった店には入る」も真似しようとしたけれど、それをするには少々田舎だった。

今日買った本のリスト
・北尾修一「自分思い上がってました日記」
・友田とん「『百年の孤独』』を代わりに読む」
・関口竜平「『『『百年の孤独』』を代わりに読む』を代わりに読む」
・小川和「日常的な延命」
・とれたてクラブ「なかよしビッチ生活」
・藤岡みなみ「時間旅行者の日記」
・小沼理「共感と距離感の練習」
・小沼理「1日が長いと感じられる日が、時々でもあるといい」
・デーリン・ニグリオファ「喉に棲むひとりの幽霊」
・Decolonize Futures Vol. 3「アイヌと脱/植民地化 | Ainu and De/colonization」
・金井真紀「テヘランのすてきな女」
・仕事文脈編集部「家父長制はいらない」
・橋本亮二「たどり着いた夏」
・十七時退勤社「定刻に歌うハミングバード」
・反トランス差別ブックレット「われらはすでに共にある」
・三宅大二郎他「いちばんやさしいアロマンティックやアセクシュアルのこと」

どう考えても買いすぎ。(引かないでください)


2024/08/18

両国にあるart trace galleryというギャラリーへ行く。大学の担当教員の繋がりで、トークイベントを拝見することに。
同日行われるイベントに、ずっと気になっていた作家さん・向坂くじらさんの名前が!向坂さんは、ギタリストのクマガイユウヤさんと「Anti-Trench」という名前で朗読パフォーマンスの活動もしているそう。今日はそのAnti-Trenchでのパフォーマンスだった。ポエトリーリーディングは初めて観たけれど、本当に素晴らしかった。向坂さんの目の表情や声の幅広さ、全てに魂が込められていてただただ圧倒される。クマガイさんも、向坂さんの息遣いや仕草を慎重に観察して寄り添って演奏していた。決して朗読のBGMではないの、これが。
第一部だけ観るはずが、第二部までしっかりと観た。帰りの電車の中でも、どこかに声とギターの音色が残っていてふわふわとした気持ちだった。

研究者としての論文と一人の人間としてのエッセイ、その間を進んでみたい。それは決して不可能なことではなく、思い描く活動の立ち位置を探っていくことができるのだと安心した。私の興味はそのまま維持しても大丈夫、どちらかへ振り切れることだけが正解ではないと思えた。そんな一日。



2024/08/19

今日は動けない日だと確信。夜のバイトまで体力温存に努める。
英語が読めぬ、とダメージを喰らう。仕方なく、向坂くじらさんの『犬ではないと言われた犬』を読む。Barbaraのpodcastを聴く。そうかそうかクロミか、ケロケロケロッピか、懐かしいな。と思って見上げた視線の先に、クロミのキーホルダーが付いた家の鍵が。あれ。
おそらく数年前にどうしてもコンビニの一番くじをやりたくなり、特にクロミが好きでもないのに(当時それしかくじの展開がなかった)引いた時に当てたキーホルダー。鍵は鞄の奥底に入ると探すのが大変だから、なるべくかさばるキーホルダーをつけようと思い、でかでかとクロミがプリントされたアクリルのそれをつけたのだった。鍵につけているキャラクターが何なのか、忘れてしまうほどの私の無頓着さよ。なんだかクロミに申し訳なくなってきた。よし、感謝の念を伝えよう。

いつも鞄の中で見つけやすいサイズでいてくれてありがとう。

…ちがうちがう、そうじゃない。


2024/08/20

昨日はとんでもない残業に見舞われ、今日も午前中から出勤。とんでもない。朝ごはんもろくに食べられず、そのまま16時過ぎまで働いたため限界突破。胃がものすごく痛くなり立っていられないほど。
でもそんな痛みなんて周囲の人は分かるはずもなく、ただ働きただ電車に乗りかろうじて帰宅。どうしようもなくてそのまま眠り、夜ご飯を食べたら少し回復。散々だ。これ以上私を働かせてはいけない。
シフトを出したのは自分なのだが、タイミングが悪い。

月初から続くこの不調をずっと引きずり、これと言った労いの方法も探り当てることができず、ここまできてしまった。そのことに対してまた落ち込んでしまう。という負のループに突入していた。
でも、スレッズを覗くと好きな作家さんやミュージシャンが、同じように不調に苦しんでいることを知る。ああ私だけじゃなかった。どうしても上手くいかないこと、この人たちにもあるよね、そりゃ人だもんね。とホッとしたという本音。そうやって同じような苦しみを抱える人の存在を、たとえ離れたところにいたとしても感じ取れることは、SNSの(少ない)良いところの一つだと思う。
そして、自分の苦しみや弱さにも大切に向き合わないとな、とも思った。この身体は紛れもなく私のもので、他の誰のものでもない。自分が大切にする。



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