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(新卒向け)映像制作経験ゼロの底辺大学生がテレビ業界、番組制作ADになるための就活マニュアル (準備編②)

こんにちは!ヨナです!

準備編①を読んでいただき、ありがとうございました!これ以降は、より本格的にテレビ業界への就活で役に立ちそうな情報を掲載させていただきます。

はじめに

皆さん、就職活動はいつからスタートかご存知でしょうか。大抵の就活生が本格的にエントリーシート(ES)を書き始め、面接するのはおそらく大学3年の3月1日~でしょう。

というのも、就職活動の決まりを作っている日本経済団体連合会(通称:経団連)という組織が、就職活動は「大学3年生の3月に説明会解禁、大学4年生の6月に採用面接など選考解禁」というルールを定めているからです。

しかしこのルールには強制力はなく、それ以前から選考を行っている企業もあります。例えば、NHKや日本テレビなどのテレビ局の多くは大学3年生の後期から1次選考を行う傾向があります。また、今後は優秀な1・2年生に内定を出すということも増えていく可能性があります。ですので早いうちから就職を意識し置くことがいいでしょう。

特に、映像制作経験ゼロの方がテレビ業界を目指す場合、ライバルと差をつけるためにもインターンなどをすすんでいくといいでしょう。

本稿は、就活が本格的に始まる前までに準備しておくとライバルに差をつけられる情報を掲載していきます!よろしくお願いいたします。


今後の配信

次回からは

・「ES編」:ESとは?、ESの書き方、ESで聞かれること、ESでとらえるべきポイント、動画提出課題、企画書提出課題などのコツを詳しくご紹介します。

・「テスト編」:せっかくESが通ったのにテストなんかで落ちたくない!!そんなあなたに教える! 玉手箱?デザイン思考テスト?、勉強すべき事柄、テレビ業界ならではの問題とは?、おすすめの教材、など詳しくご紹介します。

・「面接編①(一次面接、二次面接~)」

・「面接編②(最終面接)」:面接で聞かれること、グループディスカッション?、グループワーク?、面接のコツなど詳しくご紹介。

・「実践編①」

・「実践編②」:50回以上の面接を受けた私が考える最強の「面接赤本」

と配信していきます。


目次

1, 番組制作会社の種類

 ①自社制作会社

 ②派遣制作会社

2, 大学1,2,3(前期)年からすべきこと

 ①様々な事を経験しておく

 ②YouTubeなどの映像制作を経験しておく

 ③インターンに行ってみる

3, 大学3年生(後期)から始めること

①ESに書くことを大まかに決めておく。

②就活情報サイトの登録

③LINEのオープンチャットへの加入

④テスト勉強

⑤テレビを見る(重要!)

⑥違う業界も知っておく


1, 番組制作会社の種類

大抵の番組はテレビ局が自ら作っているのではありません。(もちろんテレビ局自ら作っている番組もあります。)

例えば、日本テレビの「世界一受けたい授業」は、4~5社の番組制作会社が制作しています。また、制作会社のほかにカメラマンや音響などの「技術」を提供する会社やフリーランスで働くDなども存在します。今回は、その中で「番組制作会社」といわれる会社について、就活で必要なことだけに焦点を当てて説明していきます。

番組を「制作」する会社と言っても、大きく分けて2種類の企業があります。①自社制作会社、②派遣制作会社です。この2つの会社の実体とメリット、デメリットを説明していきます。

①自社制作会社

会社がテレビ局から番組の制作を依頼され、会社内で番組を制作した後、テレビ局へ映像を納入するという形態の会社。自社に所属するPやD、ADでチームを作り、制作していきます。番組で流れるエンドロールの「制作協力」の欄に記載されている会社はほとんど自社制作会社です。

メリット:会社内で制作されるため、チームワークが強いです。入社したてのADにとって、ほとんどが顔見知りのチームの方が不安は少ないと思います。

デメリット: 自社制作できる番組数は会社の人数によって限られてくるため、番様々な番組を経験したい人にとっては窮屈に思うかもしれません。

②派遣制作会社

会社に所属する社員一人一人があらゆる番組に派遣されます。例えば自社制作会社が制作する番組の人手が足りない場合、派遣制作会社の社員を呼びます。

メリット: 番組の扱っている数やジャンルの広さが豊富なため、入社後は多くの経験を積めます。やりたい番組がある場合はやれる可能性が高いです。

デメリット: いきなり全然知らない人達がいる番組へ1人で派遣されることがあるため、コミュニケーション力が重要になります。また、制作できる番組の幅は会社によって異なるため、会社によっては希望の番組に配属されない可能性もあります。

以上が番組制作会社の種類になります。私がお勧めするのは自社制作会社です。入社したてのADにとって、同じ会社の人たちで作る番組の方がなんでも質問しやすいですし、すぐ成長できると思います。また、テレビ局が番組の制作を依頼する会社なので、それなりに信用があり規模も大きい会社が多いです。

ただ、派遣制作の方が制作できる幅は大きいです。もし、派遣制作会社に入社した場合は5年後くらいにフリーランスとなることをお勧めします。5年間で可能な限り多くの番組を経験し、Dとしてそれなりに名前が売れた後にフリーランスとして個人で働けば、かなり高額な給料を稼げます。番組制作の依頼が個人に入ってくる状態になり、自分が制作したい番組だけを制作しながらお金を稼げるので、最高の状態になります。

各自行きたい会社がどの系統なのか分かって来たら次のステップへ!


2, 大学1,2,3年(前期)からすべきこと

大体の自分が行きたいところが定まって来たかなと思います。次は1、2、3年生の時に何をしとけば他の就活生に差がつけられるのかについてお話しします。

私自身が実際に就活してみて、過去にやっておけばよかったと後悔していることを紹介します!

①様々なことを経験しておく

大学4年間とは人生の中で唯一時間とお金と若さが豊富にある期間です。バイト、旅行、新たな趣味探し等、大学生だからできることを沢山することをお勧めします。

様々な新しい物事に興味を持ち、チャレンジしていくことは、テレビ業界を目指す時に大きな「強み」となります。番組制作のADに求められる素質の1つとして、「好奇心の旺盛さ」があります。何事にも興味を持ち、知りたいと感じる性格は番組制作の「ネタ集め」や「企画案作成」の際に重要となるからです。エントリーシート(ES)の自己PRや長所にこの強みを書くことで通過する確率が上がります。

詳しくは次章の「(新卒向け)映像制作経験ゼロの底辺大学生がテレビ業界、番組制作ADになるための就活マニュアル(ES編)」にて説明致します。

②YouTubeなどの映像制作を経験しておく

前章でもお伝えしたように、映像制作の経験者は番組制作の採用担当から好印象です。特に、編集ソフトの「adobe premiere」を用いての映像制作は更に印象がいいでしょう。何故なら番組制作会社はこの編集ソフトを使用している割合が高いからです。入社前から入社後に使用するソフトに慣れている新入社員は誰が見ても好印象ですよね!

また、映像制作をしている場合、面接での話のネタにもなります。実際にどんな映像を制作しているか、どれだけの登録者がいるかなど、話が盛り上がりますし実際に採用担当がアカウントを後日チェックすることもあります。その点で、かなり採用担当の記憶に残りやすいので、通過する確率が高いです。

登録者は少なくても構いません。どんな映像をどの編集ソフトで制作しているのか、また、その映像の本気度が伝わればいいと思います。(もちろん多いに越したことはありませんが)

③インターンに行ってみる

これは行きたい会社が明確に決まっている人に特にお勧めします。行きたい会社がインターンをしていた場合、そこの仕事風景や内容などを詳しく知れるからです。また、内定をもらえる可能性も他の就活生よりも高いです。

行きたい会社が特に決まってない人も、番組制作とは実際どんな事をしているのかを知れるいい機会ですので、受けて損はありません。また実際の仕事を知れるので、そこで働くビジョンが明確になり、入社後にどんなことがしたいかも同時に明確にできます。

「入社後にどんな事をしたいか」はESや面接で頻発の質問となりますので、対策ができます。

以上3点は就活をよりスムーズに終わらせられるものです。もちろんこの3つを行わなかったとしても問題はありません。

次は大学3年生の後期までにすべき事を書いていきます。


3, 大学3年生(後期)までに始めること

いよいよ就職活動目前です。ここからは多くのESや面接をスムーズにこなしていくために必要なことを紹介します。

①ESに書くことを大まかに決めておく。

大学3年の3月1日に多くの企業は採用情報を開示するので、その後はESをひたすらに書いていくことになります。そのため多くの企業で大体聞かれる問いは事前に決めておくと後が楽になります。詳細は「(新卒向け)映像制作経験ゼロの底辺大学生がテレビ業界、番組制作ADになるための就活マニュアル(ES編)」で詳しく扱います。

例えば「学チカ」や「自己PR」などです。就活が始まる前の時間が有り余っている時期に余裕をもって考えておきましょう。

②就活情報サイトの登録

インターネットで効率よく企業を探すにはやはり専門のサイトを利用するのが1番です。まずはマイナビ(https://job.mynavi.jp/2023/)、リクナビ(http://xn--https-uo4d1gucyk//job.rikunabi.com/2023/)を登録しましょう。マイナビ、リクナビは企業の情報や説明会の登録、そして企業へのエントリーなど就職活動に必要な機能はほぼすべて揃っています。大抵の企業の新卒採用はマイナビかリクナビでのエントリーしか受け付けていないので登録が必須となります。

次に登録するべきなのは、企業が過去に出したESの問いや面接の内容を紹介してくれるサイトです。代表的なのは就活会議(https://syukatsu-kaigi.jp/)やみん就(https://www.nikki.ne.jp/)、one career(https://www.onecareer.jp/などです。企業研究にも便利なサイトなので、志望動機や自己PRを書くときに重宝します。

他にもマスコミに特化した就活サイトや企業からオファーがくるようなサイトもあるので、自分に合ったサイトを調べて登録してみてください。

③LINEのオープンチャットへの加入

LINEにある無料の「オープンチャット」という機能を使います。これは気になるジャンルのグループに加入することで、匿名で気軽に話せるサービスです。例えば、「23卒のテレビ業界を志望している就活生」で検索してみましょう。すると、23卒でテレビ業界を志望している就活生が意見交換をしているグループがあるはずです。コロナ禍で大学の友人と気軽に意見交換ができない現在において、同じ目標を持つ同年代同士の意見交換の場はとても貴重といえるでしょう。

④テスト勉強

ESが見事に通過すると、次に待ち構えているのは面接と筆記試験でしょう。テストと面接の説明は「(新卒向け)映像制作経験ゼロの底辺大学生がテレビ業界、番組制作ADになるための就活マニュアル(テスト編)、(面接編①、②)」で詳しく扱います。先に言っておくと、テレビ業界のテストは一般企業で出題されるような問題のほかに、かなり特殊な問題を出される可能性があるので注意が必要です。

⑤テレビを見る(重要!)

ただテレビを見るだけでもいいです。ただ重要なのはエンドロールを見ることです。好きな番組や制作してみたい番組のエンドロールを確認して、制作している会社がどこなのかをきちんとメモするように心がけてください。理由は、その会社にエントリーするためです。マイナビやリクナビに登録していない企業の場合、企業のホームページに細々と採用情報を掲載している可能性が多いです。

例えば、「世界の果てまでイッテQ」を制作している会社の1つである株式会社創輝はマイナビやリクナビなどには掲載していません。このように自分が受けたい企業の取りこぼしがないように注意する理由で、エンドロールは見ておきましょう。

⑥違う業界も知っておく

就活当初はテレビ業界に就職したいと考えていても、多くの説明会に参加して多くの企業を見ていると、その考えが変わるかもしれません。その場合に備えて他の業界についても研究しておくといいでしょう。


以上が大学3年3月までにしておいた方がいいことでした!就活は前準備に手をかければかけるほど、納得のいく就活ができます。もちろん準備をせずとも内定獲得は可能ですが、備えあれば患いなし!余裕をもって就活に挑みましょう!


おわりに

今回の投稿はここまで!読んでいただき、ありがとうございました。

次回からはいよいよ就活本番編!ESの書き方から説明します。テレビ業界は普通の業界とはちょっと違い、ESやテスト、面接は特殊です。予想だにしなかった問題やクリエイティブさが求められる問題が出るのは日常茶飯事!しかし諦めないでください!60社以上の企業のエントリーをしてきた私が学んだES攻略のコツを存分に載せていきます!

就活は自分の人生を決める1つの節目です。手を抜くのは自由ですが、後悔したくない人は、今できることから何でもしていきましょう!

ありがとうございました!では次の章で!

ヨナ


今後の配信

・「ES編」:ESとは?、ESの書き方、ESで聞かれること、ESでとらえるべきポイント、動画提出課題、企画書提出課題などのコツを詳しくご紹介します。

・「テスト編」:せっかくESが通ったのにテストなんかで落ちたくない!!そんなあなたに教える! 玉手箱?デザイン思考テスト?、勉強すべき事柄、テレビ業界ならではの問題とは?、おすすめの教材、など詳しくご紹介します。

・「面接編①(一次面接、二次面接~)」

・「面接編②(最終面接)」:面接で聞かれること、グループディスカッション?、グループワーク?、面接のコツなど詳しくご紹介。

・「実践編①」

・「実践編②」:50回以上の面接を受けた私が考える最強の「面接赤本」



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