とら

公立小学校の教員です。前向きに、子どもたちと共に幸せになる学級経営について日々考え、実…

とら

公立小学校の教員です。前向きに、子どもたちと共に幸せになる学級経営について日々考え、実践をしています。凡庸な教師です。

最近の記事

哲学を教室に

こんばんは。3連休でようやくちょっと回復してきた小学校教員のとらです。朝、早く起きすぎてしまいます。おなかの調子は悪いですが、がんばります。 今日は、学級経営をする上で大切な一本の柱について書いてみます。 学級経営うまくなりたい。 授業をよりよくしたい。 多分、教員の誰しもが願っていることではないかと思います。 (そうであってほしい。) わたしもその一人です。 で、若いころ、セミナーなどにガンガン参加して、ネタを集めては教室で実践をしていました。でも、うまくいかない。

    • しんどいときの行動術

      こんにちは。2学期に突入し、すこし慣れつつある小学校教員のとらです。 子どもたちも、朝から元気に校庭で走り回っており、学校が楽しくなってきたのかなと思います。 昨日は、しんどいときの処方箋として、いろんな言葉をご紹介しました。 「考え方だけじゃあどうにもならんのよ。」っていう状況もあるかなと思い、具体的に今できることをまとめてみようと思います。 まずもって、信じましょう。一つだけ言葉を紹介しておきます。 しんどいときには、反対側に幸せがあるんです。しんどいときを通り越し

      • しんどいときの処方箋

        どうもこんにちは。小学校教員のとらです。 さてさて、2学期のスタートですね。 かく言う私は、先週から始まっております。子どもたちの中にも「しんどいな」と思っている子も多いでしょう。先生も、そう思っている方がたくさんいらっしゃいます。(私もしんどい) 非日常から、日常への移行は苦しいのです。 そこで今回はしんどいときに効く様々な言葉について書きたいと思います。 よかったらささっと読んでいってくださいませ! もちろん、今回は三大幸福論以外からも引用したいと思います。 で

        • 幸福な人(ラッセルの幸福論のまとめ)

          こんにちは。ちょっとさぼってしまいましたが、今日からまた幸福論について書いていこうと思います。夏休み明けの小学校教員、とらです。 忙しくなりました。朝の会が始まって、午前中をバタバタなんとかやりきると、そのまま給食指導をし、昼休みに印刷などを済ませ、午後2時間、ガーッと授業をやり、「さあ帰るぞーー!」と子どもたちを見送ります。その後、会議やらがあって、気が付けば退勤時間です。家に着いたら、今度は家事をして、ソファに腰掛けたら寝る時間でございます。 この、バタバタとか、ガー

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          幸福をもたらすもの「努力とあきらめ」

          こんにちは。 いよいよ本格的な夏休みがやってきて喜んでいる小学校教員のとらです。 幸福をもたらすものについてこれまで連続で投稿してまいりました。 最後ですね。 最後にご紹介するのは「努力とあきらめ」です。 努力はともかく、あきらめっていうのがなんだかネガティブ感もあるのですが、そうではなく、「固執しない」みたいなことです。 ではラッセルの考察について、早速みてみましょう。 これ、すごく大事なことです。幸せになりたい・・・。 とただ思っているだけでは幸福になれないってこと

          幸福をもたらすもの「努力とあきらめ」

          幸福をもたらすもの「私心のない興味」

          こんにちは。夏休み半分が終わり、ちょっと焦っている小学校教員のとらです。明日は立秋だそうな。まだ夏らしいことはあまりしてないのですが。 さて、しばらく休んでおりましたが、そろそろ書きたいなーと思い、自分の思考の整理のためにも書いてみようとnoteを開いたところです。個人的には今回が結構大切な項目じゃないかなぁと考えております。 ラッセルが著書「幸福論」の中で幸福をもたらすものとして5つ目に挙げているのが、 「私心のない興味」 です。 簡単に言うと、趣味ですね。 ただ

          幸福をもたらすもの「私心のない興味」

          幸福をもたらすもの「仕事」

          曜日感覚が狂い始めている小学校教員のとらです。 暑いですね。比較的標高の高い地域に住んでいますので、35℃以上になることはほとんどないものの、日中はバテバテでございます。 さて、ラッセルの幸福論より、幸福をもたらすものの4つ目である「仕事」について書いていきます。「仕事が憂鬱。」とか、「仕事なんてできればしたくない。」なんて思うことも少なくはないのですが(わたしだけかもしれません)、ラッセルは仕事は幸福にとって大変重要な要素だと言います。 まあ、確かに、子どものころの夢は

          幸福をもたらすもの「仕事」

          幸福をもたらすもの「家族」

          こんばんは。パソコン仕事が多すぎてタイピングスピードが今更上がっている小学校教員のとらです。 さて、わたしは自分のことを教師ではなく教員と名乗ることが多いです。師はだれかから尊敬されて相手から呼ばれる呼称だと、高校生くらいの頃思っていたからで、教室では自分のことをあまり「先生は~」とか言わずに「わたしは~」とか言っています。 #別にどうでもいい話 今日はラッセルが幸せをもたらすとして挙げているもののうちの3つ目、 「家族」について書いてみようと思います。 ちょっと、現

          幸福をもたらすもの「家族」

          幸福をもたらすもの「愛情」

          夏休みに入り、なぜか朝起きられない小学校教員とらです。 リラックスしすぎで、精神的なプレッシャーから解放されまくっています。ごめんなさい。 #いや、だれにあやまっての? #起きろ 今日は、ラッセルが語る第二の幸福の条件「愛情」です。 だれもが、愛されたいという感情を持ったことがあるのではないでしょうか。もしかしたら、KinKi Kidsばりに、 愛されるよりも愛したい という方も多いかもしれません。 しかしラッセルは言います。 つまり、相思相愛の状態。これこそが愛情

          幸福をもたらすもの「愛情」

          幸福をもたらすもの「熱意」

          こんにちは。水分を摂り過ぎて朝からおなかがゆるい小学校教員のとらです。夏休みに入って、少しゆっくりとした時間ができましたね。 職員室で過ごす時間も増えたのではないでしょうか。 ちょっと読書の時間もできたので、すこしずつわたしの大好きなラッセルの幸福論について書きつつ、教室にも置き換えていければと思います。 「熱意こそは、幸福と健康の秘訣である。」 みなさんには、情熱を注げる趣味や特技がありますか。 わたしにはいくつかの趣味があります。没頭できる趣味です。 ラッセルいわ

          幸福をもたらすもの「熱意」

          EDUBASE FES FUKUOKAに参加した話

          こんにちは、EDUBASEをEDUBACEと書き間違え続けていたことに最近気づいた、とらです。 夏休みに入りまして、EDUBASEのFESがあり、住んでいるところから比較的近いということもあり、初参加してまいりましたので、ちょっとだけ感想を述べたいと思います。 これまで、いろいろあって(雑)発信を控えてきたわたくしですが、深見先生のクラス会議ゼミやESUBASEに初参加したことで、心の変化がありました。それは・・・ 「やっぱり発信しよう」と決意したことです。 FES当

          EDUBASE FES FUKUOKAに参加した話

          クラス会議と幸福

          教職12年目を迎えた、とらです。 小学校教員をしています。 夏休みまで残り少ない日々、いかがお過ごしでしょうか。 私の学級は、夏休み前に非常に楽しい会を企画中。 クラス会議できまったみんなの企画、非常に楽しみです。 今日は、クラス会議と幸福について書いていきます。 みなさんはクラス会議についてご存じでしょうか。 わたしは赤坂真二先生の以下の本をバイブルにして取り組んでいます。 これをすることで、子どもたちがつながりだし、クラスの課題も次々と解決し、楽しい企画なんてのも

          クラス会議と幸福

          ラッセルの幸福論で教室を見る

          教職12年目を迎えた、とらです。 小学校教員をしています。 ラッセルの幸福論のことを今日も書いてみたいと思います。 以前も書いたことがあるのですが、過去回から引用すると ラッセルは、イギリスの哲学者、論理学者、数学者です。「幸福論」は、1930年、ラッセルが58歳の時に書かれた本です。彼はかの有名な物理学者、アインシュタインと共に「ラッセル・アインシュタイン宣言」を発表した反核平和運動家でもあり、大きな功績を残しています。 「幸福論」の英題は「The Conquest

          ラッセルの幸福論で教室を見る

          「没頭せよ」ラッセルの幸福論

          教職12年目を迎えた、とらです。 小学校教員をしています。 わたしは幸福について、10年余り考え続けてきました。 どうやったら幸福になれるか。実践をしつつ、学んできました。 一番の推しはラッセルの幸福論です。 ラッセルは「没頭」が幸福をつかむためのカギだと言います。 これは、自分のことばかりくよくよ考えないということです。 若いころのわたしは、 「自分はなんてダメなんだ」 「才能がないのかも」 「もっとかっこいい自分になりたい」 と、自分のことばっかり考えていたような気

          「没頭せよ」ラッセルの幸福論

          ごきげんの極意

          教職12年目を迎えた、とらです。 小学校教員をしています。 若手の頃のわたくしの態度で一番「いかんかった」と思っているのが、そう・・・。不機嫌です。 毎日21時ごろまで仕事をして22時に帰り、適当に食べ、風呂に入ってまた仕事。当然、初任ですから授業も下手。正直、クラスの子どもたちに対して、「なんでこっちがこんなにやってんのによくならないんだ・・・。」と不機嫌モード全開でした。 これが負の連鎖。 学級の状態など最悪。よくなるはずがありません。毎日毎日疲弊するばかりでした

          ごきげんの極意

          「幸せ」そういえるまでの道のり。

          教職12年目を迎えた、とらです。 小学校教員をしています。今年度は高学年の担任です。 いろいろと苦しんだ経験から、幸せについて考えるようになりました。 苦しい時は、視野狭窄といって、まさにお先真っ暗という状態でしたが、 なんとか復活を果たして今、大変幸福な生き方をできています。 では、幸せってなんだろう。 わたくしの伴侶が出会ったころから言う言葉があります。それは、 「心穏やかであること」 昔は、そうは思いませんでした。 バリバリ稼いで、有名になって、成功することが幸せ

          「幸せ」そういえるまでの道のり。