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幸福をもたらすもの「熱意」

こんにちは。水分を摂り過ぎて朝からおなかがゆるい小学校教員のとらです。夏休みに入って、少しゆっくりとした時間ができましたね。

職員室で過ごす時間も増えたのではないでしょうか。
ちょっと読書の時間もできたので、すこしずつわたしの大好きなラッセルの幸福論について書きつつ、教室にも置き換えていければと思います。

「熱意こそは、幸福と健康の秘訣である。」

みなさんには、情熱を注げる趣味や特技がありますか。
わたしにはいくつかの趣味があります。没頭できる趣味です。

ラッセルいわく、趣味や特技に傾けられる情熱が多いと人生を楽しめるといいます。これはしばしば、旅行に行ったときに感じることができます。

たとえば京都や奈良に旅行に行ったとしましょう。

歴史の知識がない人が金閣寺や東大寺の大仏を見ても、なんとなく「きれいだな。」とか、「すごいな。」としか感じないでしょう。反対に、知識があれば、「あれは足利義満が建てた別荘なんだよな。一度消失しているんだよなぁ。」とか「奈良の大仏は聖武天皇が飢饉をおさめるために立てたんだな。」とか、いろいろと想像を膨らませ、楽しむことができるかもしれません。

何にでも興味が持てる人は、アリが歩いていれば、フェロモンのことや、アリの生態について考え、わくわくしながら観察できるでしょうし、天体ショーだって、途方もない確率で起きている奇跡に感動できるのではないかと思います。


仕事もそうですね。なんのためにやっているか。

お金のためだけなのか。だれかのためなのか。技術の向上のためなのか。(わたしは教員ですから、授業の指導技術を向上させ、学級経営を磨いていくことに情熱を注ぐという情熱を持っています。)
仕事でも、せっかくやるのだから、あらゆるところに情熱を注げるとよいのではないかと思っています。どんな仕事でもそうでしょう。技術の行使、向上をすることで、きっと感動が増えるのではないでしょうか。

情熱を正しく持つことにより、きっと世界の見え方が変わってくるのではないかと思います。正しく持つというのは、情熱を傾けすぎてお金をあまりにも浪費するようなら、それはいきすぎた情熱になるので、よくないということ。

もし、わたしが指導技術を高めるために、すべての貯金をはたいて、土日に家族をほったらかしにして学んでいたら、それは間違いです。生活が破綻するような情熱の傾け方は、特に今の時代はアウトでしょう。

つまりバランスが大切っていうことですね。

教室に置き換えてみましょう。
何をしても「つまらない。」という子の目は輝いているでしょうか。
どんなことも純粋に楽しめている子の目はきっときらきらと輝きを放っているのではないでしょうか。

授業で輝いているのは、いろんなジャンルの本に幅広く触れ、体験をし、楽しんでいる子なのではないでしょうか。

もちろん各家庭の状況によって、子どもたちの実態は異なるとは思いますが、

「あらゆるものに興味を持って、中庸であることを大切にする。」

そんな生き方は幸福につながるって、話をしていけたらいいと思います。
以上、幸福になるための方法その1「情熱」についてお話してきました。明日はその2、愛情について書きたいと思います。


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