- 運営しているクリエイター
2024年4月の記事一覧
※今回はこちらの続きです。
↓
https://note.com/tukuda/n/nc441491ddd01
のり子の弟は入院してから毎日、勤務先である新聞社の新聞を読んでいた。
そして、必ずお悔やみ欄はひとりひとり、自分に関係がある方かどうかを見ていた。
ある日、弟はお悔やみ欄のお一人にくぎ付けになった。
その方はNさん。
ついこの間までの一般病棟で向かいのベッドにいた方だった。
今回は、こちらのnoteの続きになります。
↓「私は税のプロになる」根拠のない自信がなぜかあった
https://note.com/tukuda/n/n591966513995
「私は税理士事務所に勤めながら税理士になる。」
そのような大志を抱いてのり子は11年間勤めた会社を円満退職した。
のり子には「税のプロになる」、その夢でいっぱいだった。自分はなれるとなぜか思っていた。
在
※今回はこちらのnoteの続きです。
↓いいことばかりだった私の初めての挫折
https://note.com/tukuda/n/ncdf4cd49287f?from=notice
家族に税に詳しい人がいて欲しい。
ある件でのり子はそう痛感した。
では誰が適任か?
最終学歴が尋常小学校の両親は想定外。
姉は既に嫁いでいる。
残るは弟と私。
そうか!
私が税に詳しい人になればいいん
人は未来を思い出しながら生きている。
例えば、のり子が行った着せ替え人形の投票企画でいうと、のり子がディスプレイしたお人形たちを子どもたちがウインドウのガラスにおでこやほっぺたを付けて見ている様子を想像すると、のり子は嬉しくなりました。
そして、当選した方にお人形を渡し、記念写真を撮った時の可愛い顔を想像するとワクワクしてきました。
このようにまだ起きていない未来のことを思い出しながら今、
おもちゃ売り場に配属になったのり子は、配属初日に「ゆりちゃんの好きなようにしていいから」のチーフの言葉の通り、自由な発想でやりたいようにやらせていただいた。
これまでのおもちゃ売り場は商品をただ置いているだけだったが、のり子はお客様に自分から近づくことを積極的にしていった。
おもちゃのミシンやはたおり機で作った作品を展示して、こちらの商品をお求めになるとこのようなことができます、と商品を手に
のり子にとっては、「服」「髪」「靴」、この3つが揃い、会社では堂々といられるようになり意欲的に仕事をしていった。
のり子が入社して4~5年位の頃に、会社では「業務改革」という言葉が使われ始めた。
時代はどんどん変わっている。だからこれまでの成功が今後も続くとは限らない。過去の成果にこだわっていては時代の波に乗られないと考えられ、社内の組織が劇的に変わり業務もどんどん新しくなっていった。