おぼろげな記憶を頼りに、数回しか来たことない街を歩く。大して愛着も思い出もないけれど、電車内のアナウンスに引き寄せられて、気付けば降りていた。改札を出てから正気に戻ったけど、時すでに遅し。次の電車は始発だ。缶コーヒーを片手に進む真夜中の散歩は、少し肌寒かったけれど、魅力的だった。 5 朝比奈ケイスケ 2018年12月5日 21:12 【140字小説13】 #小説 #創作 #ショートショート #物語 #ショートストーリー #140字小説 #超ショートショート #駅 #140文字 #140字SS #140字 #終電 5 この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート