鮭は実力を語る
【107むすび】おひつ膳田んぼ(表参道) 焼きしゃけ
「美味しいお店の見分け方を教えてくれないかな」
最近、よく聞かれるようになった。お米にこだわっていて、海苔が美味しくて、握りかたがちょうど良くてと、美味しいお店の要素はいろいろある。
だけど、今まで100以上のおむすびをリポートしていた中で、明らかにお店ごとの味に差が出る具があることがわかってきた。
それが「鮭」だ。
鮭は、焼き鮭をそのまま入れる場合もあるし、ほぐしみ身にらしてくれる場合もあるし、フレークを使う場合もある。スモークサーモンやマヨネーズであえる場合もある。
梅や明太子、昆布などは、なんとなく想像がつくし、実力の差も出にくい。
とにかく、おむすびが美味しいお店は、鮭が美味しい場合が多い。
表参道にある、おひつ膳田んぼも、そのひとつだ。
食事時は、行列必死の人気店でもある。
おひつ膳を冠にしている通り、お米へのこだわりが随所に見られる。
ランチ時にお店で食べている人のほとんどは、おひつ膳を注文している。その中でも多くの人が注文していたのが焼きしゃけのおひつ膳だ。
この人気の焼きしゃけを贅沢に使ったのが、このおむすびだ。
この日のお米は、長岡産の新米コシヒカリ。
週替わりで使用するお米が違うのも楽しみのひとつ。また、リピートして、違うお米のおむすびを食べにきたくなる。
そして、焼きしゃけだ。
しっかりと脂の乗った鮭を焼き上げて、丁寧にほぐしている。
塩気も鮭の旨味を引き出す加減でいい!
お米との相性も抜群だ。
この焼きしゃけおむすびは、かなり完成されている。
やっぱり、鮭のおむすびはその店の実力を語っているな。
ご馳走たまでした!
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