見出し画像

リワーク(デイケア)について考える〜体験談#2〜

引き続きリワークプログラムに参加しています。
プログラムに参加しながら、自分の好きな仕事・やっていて楽な仕事の傾向がわかってきましたので
今日は自分の傾向について考えていこうと思います。

別の話になりますが、右手を包丁でざっくりやってしまい、今人差し指が使えなくて非常に難儀しています。タイピングつりそうになる・・。
日常生活はそんな感じです。

プログラムは多種多様。目的に応じたプログラム

プログラムの内容はかなり多岐にわたっています。
コミュニケーション系から黙々と作業する系、ゲーム系、自己分析系など本当に様々。
もちろん中には「これ何のためにやるんだ??」とか「こんなことをやっていていいのだろうか」と思う瞬間はあります。

私は目的や意味意義が見出せないと動けないめんどくさいタイプなので、プログラムの一つ一つにわざわざ思考を通してから参加するようにしています。(もしくは、余裕がある時はやりながら考えます)

漠然と参加をしてもあまり効果がないと思うし、意味がないと思うので。
そんな哲学的なことを考えるのはとても好きです。

自分の傾向①色々な人の意見や感情に触れるのが好き

様々な人の意見に触れることのできるプログラムが、個人的にはとても好きだと思いました。

元々の趣向としても、一人で黙々とやる作業よりは、誰かと目標を共有しながらコミュニケーションをとって進める仕事や研究が好きだったので、これは再確認ができました。
1つの目的やテーマについてディスカッションする時間が有意義に感じます。
誰かの気持ちや意見、感情に触れることが好きです。それが飾らないものであればもっと好きです。

こうしたデイケアに通っている方は、自分も含め素直で真面目な方が多かったり、バックグラウンドが違う方ばかりなので、会社にいる以上に多様な意見が聞けて、個人的には大変有意義な時間を過ごさせてもらっています。

自分の傾向②意味を見出せた仕事の生産性は高まる⇄意味がわからない仕事はやりたくない

以前の記事(こちら)にも少し書きましたが、とあるプログラムで2時間半折り紙を折り続けたときがありました。
始めこそなぜ折り紙を折っているのかわからなくなりましたが、途中から折り紙を「仕事」と捉えたときに、折り紙の意味がどんどん広がっていったことを実感しました。

私はどんな小さな仕事でも、日常生活でも、なるべく自分なりの意味を作るようにしています。
ただ、逆に言えば、私は目的や意味意義が見出せない仕事に関しては、やりたくないからやらない(仕事を放棄する)とまで思ってしまうことにも気づきました。白黒はっきりつけたいタイプであることが明確です。

ただ、それでは少し生きづらいんですよね

もちろん、白黒はっきりつけることの良さもあって、例えば裏表がないように思われたり、趣向が明確なのでぶれることがあまりなかったり、
あれは好き、これは嫌いと意思表示がはっきりできるのは、とても楽だったりします。

一方で、やりたくないものを放棄してしまえば仕事にならないし、例えば嫌いな上司に当たってしまえばやる気がなくなってしまったり、仕事を抱え込んでしまうこともあったりして、どんどん辛くなっていくこともあります。

いまだに覚えていますが、就活をしていた頃、面接のときに今の会社の社長にこう言われました。
「白黒はっきりつけるのもいいけど、グレーゾーンも作れるようにするともっと楽になるよ」
まさにこういうことだったんだなと、4年経ってから実感しています。社長すごい。
今は、人も物事もグレーゾーンがある状態を許すことを意識しながら生活しています。

意味のわからないものでもとりあえずやってみる。嫌だなと思ってもとりあえず手をつけてみる。

そこからきっと意味が生まれる(生み出す)んだと思います。

自分の傾向③人にあまり興味がない

人の考えや意見に触れることは好きだけど、元々そこまで人に興味がないことがわかりました。

リワークに通っている方は、今通っている病院内だけでも3、40人はいるのですが、どなたとも正直あまり仲良くしようとはしていません。

人との関係性を一から作るの、めんどくさ。

って思っている自分がいます。
そして、他者に自分をフレンドリーに見せることも、取り繕うことも、ここでは必要ないと思えています。

今までいかに人(特に担当顧客や上司)によく思われたいと思っていたか。
いかに自分を押し殺して仕事していたか。

仕事人格と私個人の人格をかなり大幅に切り離していたことに気づきました。
それではもたないよなと、今痛感しています。

素の自分でいられること。素の自分を認めてくれる人がいること。

人によく思われたいと思っていても、人は意外と人を見ているんですよね。
下心があればすぐ見抜かれる。

だからこそ、ありがたいことに、担当を離れて、比較的自分を殺さずに接していても、私に個人的に連絡をくださるお客様がたくさんいます。繋がってくださるお客様がいます。
お客様だけでなく、会社同期や先輩後輩、高校や大学の同期。

私は本当に、人にだけは恵まれている人生だと思います。神様に感謝しています。

もちろん、仕事は仕事として考えなければいけない時はありますが、その人格を作りすぎてはいけないし、演じすぎてもいけないんだなと気づきました。

リワークでは、基本的にどなたも自分のことを取り繕うことなくいらっしゃいます。だからこそ、私も素の自分でいられるのだと思います。
通うことを悩んでいたけど、結果的にはここにきてよかったと思っています。

また自分の傾向がわかったら記載します。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?